2005.08.12 Fri
「雷国」
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故郷・群馬県には「上毛かるた」というものがある。群馬県民で、このカルタの存在を知らない!という人はまずいない。100人に聞けば100人が知っている「県内ではメジャー」なカルタである。どんなものかというと、県の特産物・観光・物産・出身人物をカルタ遊びで表現している。例えば、「ね」は「ねぎとコンニャク、下仁田名産」、「き」は「桐生は日本の機(はた)どころ」、「へ」は「平和の使い、新島襄」とこんな感じである。
さて、ここで問題!「ら」は何でしょう?
先週の日曜日は、久々に「雷」を堪能させていただいた。合宿最終日の親善試合は途中で中止になるし。雷慣れしている群馬県人の僕もマジにビビった。すぐ側に落ちたから。我がチームのコーチとは僕とKコーチ、Mコーチ、Sコーチ、笑)、帰路は帰路で関越トンネルを抜け、群馬に入った途端に「トンネルを抜けるとそこは雷国だった」状態のカミナリのオンパレード。さっすが、群馬(笑)。
右を見れば、「の」-「登る榛名のキャンプ村」の榛名山に4~5本の稲妻が同時に走っている。正面を見れば、「け」-「県都 前橋、糸の街」方面にも2本ほどの稲妻が。関越道は、「す」-「裾野は長し、赤城山」の麓を走っているのだが、当然のごとく左手の赤城山には、これまた4~5本の稲妻が。これ、全て同時刻。1秒ほどの間に稲妻が10本以上、視界に入って来る。子供たちを寝かせるためにバスの車内灯を消していたから、「自然の大パノラマショー」が1時間以上、堪能できた。怖かったけど~(笑)。まっ、当然と言えば当然なのだが、子供全員が寝ていたわけでない。何人かはビビリながら、この大パノラマショーを見ていた。そのうちの一人がポツリ。
「キレ~。。。」
この子(本人の名誉のために誰とは言わない)、カミナリ嫌いでチーム内では有名。ちょっと「ゴロゴロ」という音を聞けば、「コーチ、気持ち悪い」(実際、顔は真っ青!)と言って室内に逃げてしまう。どんな重要な試合でもお構いなし(笑)。エース級だけに困ると言えば困るのだが、「仕方がない」とコチラもあきらめていた。そんな子が「キレ~。。。」と見入っていただけに驚いた。
「怖くないの?」。
「怖いけどキレ~。なんかカミナリが違ったものに見えてきた」。
小さいことだけど。彼なりの「大人の階段」を一つ登ったのだろう。サッカーだけではない。合宿中の、そして夏の間の色々な出来事が子供たちを確実に成長させる。夏は「成長の季節」。ひと夏、明ければ我がチームの子も他団の子も全員が「より逞しく」なっていることは間違いない。明けた「我が地区後期大会」が待ち遠しい。きっとオモシロイ試合がたくさん観れることだろう。
今日の天気予報。我が県全体に「雷注意報」。もし、雷が鳴っても、「あの子」はもう青くならないだろう。親御さん、これも合宿効果です(笑)。群馬の雷に比べたら、我が県のものなんて(笑)。大人になった彼をホメてやってくださいね。
とはいえ、みなさん、安全だけには充分に気をつけて!雷は怖いものだから。ん?「ら」の正解?「ら」-「雷(ライ)とカラッ風、義理人情」。
- [2005/08/12 17:20]
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