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    名曲。 

     快晴。25℃。爽やか~。


     『♪ 雲は湧き 光あふれて 天高く 純白の玉今日ぞ飛ぶ 若人よいざ  まなじりは 歓呼にこたえ いさぎよし ほほえむ希望 ああ栄冠は君に輝く~ ♪』

     ご存じ、全国高校野球選手権の大会歌『栄冠は君に輝く』。大会の開閉会式で合唱されるのを聞く度に、なぜか僕は涙が出る。最近では、グラウンド整備時に、BGMとして大会イメージアーティストが歌う同曲が使われているらしい。ちなみに昨年度は平原綾香が歌っていた。

     今年は誰が歌うのか? 以下の記事がその答えだ。

     『歌の力で選手や震災で傷ついた人、日本を元気づけたい--。東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県の高校生が14日、福島県須賀川市文化センターで、夏の甲子園の大会歌「栄冠は君に輝く」を合唱し録音した。福島県は、作曲家で大会歌も手がけた古関裕而(ゆうじ)さんの出身地。緊張した面持ちだった生徒から次第に笑みがこぼれ、最後は気持ちを一つに高らかに歌い上げた。

     ◇甲子園に歌声響け…250人が大合唱

     岩手県の高田、大船渡、釜石、宮古の4校▽宮城県の塩釜、多賀城の2校▽福島県の郡山、郡山東、安積、磐城、安積黎明、相馬東の6校--の計266人に、阪神大震災(95年)の頃に生まれた兵庫県の長田高など4校の生徒を加えた計295人が参加。磐城高校吹奏楽部の演奏に合わせ、合唱を披露した。
     津波で同級生や親類を亡くした岩手県立大船渡高3年の上部静香さん(17)は「震災ではなくしたものの方が多かったけど、みんなで歌えて本当にうれしい」。同高3年の大和田倫世さん(18)も「自宅は津波で跡形もありません。支援してくれた全国のみなさんに届けたい」と話した。
     宮城県立塩釜高1年の庄司果歩さん(15)は「歌えることがこんなに幸せなことだと思わなかった」。同高1年の二瓶友美さん(同)は「この歌で私たちが元気なことを伝えたい」と語る。
     原発事故で自宅に戻れず家族と避難生活を続けている福島県立磐城高3年で合唱部長の大和田さつきさん(17)は「歌って胸がいっぱいになった」と話した。
     収録した音源は第93回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催、毎日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の試合中に流される』。(14日の毎日jpより→ココ

     この収録の様子をNHKのニュースで見ていて。思わずウルウル来てしまった。お涙チョーダイが正しいわけではないけれど。素直にこの企画に頭が下がった。今年は、夏の甲子園を見る度に、「がんばれ! 東北の高校生っ!」と、きっと、単純な僕は思うだろう。野球や歌を軸にせず。あくまで、それは脇役であって。主役は「誰もが同じ高校生」ということ。脇役としての、男子の特権である高校野球とフツーの高校生、しかも女子合唱をコラボレートさせる復興高揚策。見事な「繋がろう!」プロジェクトではないだろうか?

     コウヤレン、やるじゃんっ!

     高野連=日本高等学校野球連盟といえば、過去は融通の利かない代名詞のような存在だったのだが。近年は、非常に頭の柔らかい、かつ、筋の通った団体に変貌した印象が僕にはある。世の中にシッカリ合わせるところはシッカリ合わせ、でもムダな商業化は避けるというやり方。スマートなイカした団体になったと言っても過言ではない気がする。

     かたや。高校サッカーは。どうも最近、ヤボったい(苦笑)。その理由にとして、2つの団体の争いが関係しているように思えてならない。協会と文科省。もうちょっとお互いをリスペクトできないものか?(苦笑)。

     協会の言うことも正しい。年代最高の試合はプレミアなのだ。それは、認める。が、文科省の言うことも、また正しい。インターハイ等の学生ならではの大会には、サッカーとは別の役割もあるからだ。それは、フツーの高校生がエリート意識なくフツーに全員が参加できること。競技者でなくても応援という形で繋がって大会に参加することができるとだ。そういうことを協会がシッカリ認めることも大切だと思う。サッカーに精通している人にはプレミア、プリンスの価値は分かるだろうが、合唱部の女の子にとっては「最高のモノ」「王子様」以外の意味は、なさない(笑)。誰もが学校単位で参加できる、誰でも知っている大会に関わることことが、「サッカーが元気づけてくれたっ!」に繋がる現実を協会は正面から受け止めてほしい。

     えっ? 冬の選手権はそうだろうって? これが、そうでもなくて。某系列民間放送局43社が主催に加わるから。話は逆の方向に進み過ぎ、ややこしくなる(苦笑)。別の例の番組で元社員、元番組メーンパーソナリティといえども70歳を超えた、心筋梗塞経験者のアナウンサーを走らせちゃうキー局だ。「面倒な企画はいらない。高校生が主役の、あの企画で涙と数字は取れる」と勘違いしながら、カメラを持って、今年も参加校のロッカールームに走るに違いない(苦笑)。さもなければ、「じゃあ、広告塔を替えよう。去年はトゥーリオを起用したけれど。今年は、大船渡出身のミツオに戻そう。そうすれば、文科省にも顔が立つし、Jリーガーを使うわけだから。J主導が絶対命題の協会への大義名分も立つ。これなら、文句ないだろう?」くらいがセキノヤマだと思う、きっと。

     もう一度言いたい。頼むから、高校生本人達が主役になるようにしてほしい。
     
     何か具体案を出せ? ん~。パクリだっていいじゃん(笑)。
     「振り向くな 君は美しい」だって名曲なのだから。



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