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    「ダブルパンチ」(ロンハー風)。 

     寒い。でも会社は既にクールビズ…(苦笑)


     今年度開催予定の「第35回 全日本少年サッカー大会」決勝大会の概要が、ようやく発表になった。各都道府県協会のHPを見ると、被災を受けた県でも、一発トーナメントなどの方式ではあるが、予選は行なわれている。福島・Jビレッジから静岡・時之栖(ときのすみか)という会場変更も決まった。とにもかくにも全国大会は子どもの大きな目標だ。なんとか開催されると知って、ちょっと安心をしている。

     我が県の予選も日程は順調にこなされている。我が地区も余震の危険性を考慮し、安全面を重視した例年よりも日程を詰める形で予選を実施。県南大会進出5代表は決定し、15日に県中央大会南部地区代表6チームが決まる見通しだ。

     周知の事実だが、今年から全少は暫定2年間、8人制となった。全国的にいろいろ論議を呼んだし、特に我が県では、未だに納得していない方が多数いらっしゃるみたいだが、既に実施が始まっていることだ。2年はガマンをするしかないだろう。あっ! ここで一応、〝僕の〟スタンスは明確にしておこう。僕は「11人制論者」だ。理由は、また、そう遠くない次の機会にゆっくり。

     今大会から、大きく変わったことがもう1つある。
     それはチームとしての複数のチームエントリーが認められたことだ。

     認められた背景を説明しよう。簡単だ。8人制を日本協会が推し進めようとした時に、都道府県協会から挙がった最大の反論は「試合に登録できる人数が減ることは、子どもの機会を減らすことにもなる」ということだった。「だったら、登録団体で1チームという枠を外す」という処置をJFAは取ったわけだ。8人制の実施は、ともかくとして。複数のエントリーを認めるということは大英断だった。サッカーが盛んな地域では、チーム方針ではなくレギュレーションの問題で、目標としてきた大会の地方地区予選でベンチにも入れない現実が事実としてあったからだ(一方で、過疎地区では11人揃わない理由での出場辞退という問題があったことも知っている)。

     ここから先は。実に日本っぽい決定方法なのだけれども。
     「予選実施方法、競技方法は。各都道府県サッカー協会で決めなさい」となった。
     政治と一緒だ(苦笑)

     我が県では、「キックオフゴール禁止とピッチの大きさ(68m×50m)以外は全て11人制と同様にする」という形で現在進行形で予選が行なわれている(つまり、審判は4人。退場処分を受けた場合には次試合出場停止。この辺りが、他県からすると「えっ?」という状況らしい。我が県の理由は「2年だろ? すぐにでも元に戻せるようにしておかないと…」という考え方が基になっている。11人制賛成論者の僕としては、ウェルカム! なことではある、笑)。で、今日のテーマである複数エントリーの埼玉での必要要件は以下の通りとなっている。

     「2011年4月1日までに継続登録又は新規登録申請を完了したチームであること。また、申請時点で16名を超える6年生の登録申請があり、かつ、地区予選及び埼玉県大会のエントリー表提出の時点で、両チームに1名以上の6年生を選手登録する加盟チームは2チームの参加を認める」。

     要項の〝持って回った言い方〟は、「それが公式文書というものだから仕方がない」と思った方がいい。ただ、上記のことをシッカリと読み解き、理解している方が少ないのも事実だ。現実、分かりづらいとは思うので、正確に丁寧に易しく説明をしよう。つまり、こうなる。


     「まず、個人としての参加条件を満たしてね~(ここは、要項のその前の条項に書いてある)。で、チームとしては前年度との切り替え時点である2011年4月2日午前0時になる前に(つまり、4月1日いっぱいに)継続か新規登録申請を、いつも通り日本協会『KICK OFF』で済ませてね。承認は県協会も忙しいから、遅れるかもしれないけど、少なくても県大会が行なわれるまでには済ませるよ。でも、何らかの悪意を感じるような理由があった時は、承認できないこともあるよ。予選を通過しても、その時は県中央大会には出られないよ。

     でね、肝心なこと言うよ。今年から、この大会に限り、日本協会は1つの登録団体で複数チームの予選エントリーを認めたけれど。我が県は2チームまでとするからね。ただね、登録申請した時点で17名以上の6年生がいるチームだけが対象だよ。16人を超えるって、そういう意味だから。間違えないでね。

     あっ! まだ説明は終らないよ~。最後まで聞いてね。

     登録申請には17人以上の6年生が必要だけど。いざ最初の地区予選開始っ! って時点でのエントリー表には、6年生が最低1人いればいいから。そう、4種登録人数としては登録団体で17人以上の6年生が最低必要だけど、チームとして試合に出るには、2チームで各1人、つまり2名いればOKだよ。

     まだ終らないから。最後まで最後まで聞いてください。
     ここから、さらに重要だよ。
     地区予選及び県大会でエントリー表を分けているということは、ね。
     メンバー変更は『エントリー表を出す度に認める』ってことだよ。

     丁寧に例を出すね。例えば、我がチームというチームが我が地区予選に2チーム出したとするね【注①】。我が地区予選中は我が地区協議会に提出したエントリー表を使うからメンバーは変更できないよ。でも。次のステージ県南大会に、どちらかのチームが1チーム進んだと仮定するね【注②】。その時は、既に敗退したもう片方のチームの子どもをエントリー表に記載して、試合に出すことはOKだよ。もっと言うとね。新たに4年生を登録してもいいんだよ。4月1日時点で、チームから登録選手申請がなくても、移籍じゃなければ追加登録は認めるよ。2チームとも予選を勝ち抜いた場合? それは当然、組み替えていいよ。各チームに6年生が1人必要なのは、一緒だけどね。エントリー表の出し直しって、そういうことだから。

     県中央大会も一緒。ここでもエントリー表を出し直すからね。

     だから。県大会に2チーム行ったチームが。片方のチームが全員6年生で。もう片方のチームにはベンチに1人だけ6年生が居て。出場選手が予選に一度もでていなかった3・4年生で闘うなんてこともOKだよ。実際にそういうチームが出るかどうか? は別としてね~。

     全国に行った場合? まだ概要だけで要項詳細が発表されてないからね~。何とも言えない…が正解かなぁ。ただ、ね。過去の例から言うとね。移籍等のシチ面倒くさい裏の手を潰すために、ね。『県大会登録メンバーと同じにすること』には、なりそうな気がするね。ここだけは、『予想』で許してね」。

     上記の中で。間違いは2つしかない。以下、間違いを直す(苦笑)。
     【注①】我がチームの登録6年生は16人だったので。残念ながら1名足りず、1チームエントリーだった。
     【注②】我がチームは残念ながら県南大会には進めなかった。
     それ以外は、県協会に確認済みだ。

     ん? 「善し悪し」? それは書かない。だって、今現在、行なわれていることだから。1つだけ書くとするならば、2チームじゃなくて、本当の複数を認めるような内容には、なっていてほしかったなぁ…とは思う。現実、3チーム出せる登録6年生数が居るチームがあるような気はするので…。

     さて。初めての複数エントリーOKの大会で。県中央大会に2チームともに駒を進めるチームは出てくるのか? 注目だ。現在、県南部地区ではPチームがBEST30の段階で①②ともに残っている(現実として、6代表が県中央大会出場だから、どちらもあと2回勝てばいい)。県西部は複数エントリーチームはあったものの、両チームとも残っているというチームはゼロ。県東部はRJチームがA・Bが残っているものの、同じトーナメントブロックなので両方の中央大会出はありえない。

     そして。県北部は県NO1チームAとBが。なんとBEST4に残っている。
     中央大会北部代表枠は2。代表決定方法は4チームによるリーグ戦。
     指導者冥利に尽きるだろうなぁ…。シビれるなぁ…。

     僕が面倒を見ている我がチーム4年生は現在21名。よ~し、再来年は2チーム出しで、両方ともに県大会出場を狙うぞぉ~。ムリ? いいんだって、目標は大きく大きく(笑)。狙うだけなら、自由だろう?

     あっ! 再来年は、また見直されること忘れてた(苦笑)。




      
     ※現在の予選状況は県サッカー協会HPの少年連盟ページ各地区情報に掲載されています。



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