2011.05.10 Tue
丸出し。

長女は6年生になった。「OKミニバス女子」というミニバスケットボールスポーツ少年団の中心選手の一人として頑張っている。ん? 強いかって? フツーと答えようか(笑)。勝ったり負けたりだから〟試合を見には、ほとんど行けていない。土日、どっぷり少年サッカー漬けの僕だ。自分も納得ずくのことだから、仕方がないことではあるのだが。この場を借りて、長女に謝りたい。
ごめんなぁ、でも、これからも多分、見に行けない(苦笑)。
だが。試合自体は必ず見ている。バスケママ軍団が見に来られない〝みんなのために〟DVDを毎試合必ず撮ってくれているからだ。ありがたいことだ。生の迫力はないが、娘の頑張っている姿を見ることができるのは、やはりウレしい。正直、冷静に見れば、娘はたいしたバスケプレーヤーではないけれど。録画を見ながら、「ナぁイっ、シューっ!」と叫ぶのは、とても楽しいことだ(笑)。
録画でなければできないこともある。それは、お気に入りのシーン及び気になるシーンを繰り返し見られること。当たり前? そう、当たり前だが。これができるということは、とても大きなことだ。だって、何度も何度も繰り返し、そして娘だけに集中できるのだから。バカ親全開っ? はいっ、そうです。ワタシがバカ親です(笑)。何とでも言ってください。でも、自宅だから。誰に迷惑を掛けているわけではない(笑)。
もう一つ録画ならでは、のことがある。選手本人と一緒に見ることができるということだ。これも当たり前? そう、当たり前だが。案外、それをやっている人は少ないのではないか。なぜなのか? 理由は簡単。選手(子ども)が嫌がるからだ。娘も嫌がっていた(過去形)。以前、嫁と見ていた頃の話だ。嫁は長女のバスケをライヴでも見ている。すると、どうなるか? カワイさ余って、バツなところばかりが目に焼き付いてしまっているから、ダメ出しばかりになる。「ホラっ、ココっ! イケるのに行ってないじゃん?」「ほら、また。リバウンド飛んでないでしょう?」。録画が負けたゲームだったりすると、もう最悪。子どもが一緒に見たがるわけがない。
あまりにそれがヒドいので。嫁を叱ったことがある。「オマエさぁ、言い過ぎだって。泣きながらの状態で見せたって、いい影響があるわけないだろう? ダメ出しはカントク、コーチに任せておけばいいんだって」。嫁の反論。「アナタだって、息子にダメ出しばかりしてたじゃない? コーチとしても、親としてもっ!」。
想定内の反論では、あった(苦笑)。
以来。一緒に長女と録画を見る係は、僕の役目になった(笑)。僕は、ライヴでは見ていない。結果は嫁から聞いて知っているが、見るのは毎回初めてとなる。だから、新鮮。素直にバカ親応援が先に来る。そして、必然的にホメまくることになる。「ナぁイっ、シューっ!」「ナぁ~イスっ、リバンっ!」「狙ってるねぇ~。いいパスカットだよ~」「いい動きだね~っ」「おぉっ! 見えてるね~」「そこから、入れちゃうんだぁ~」「よく突っ込んだぁ! 「いいよ~その強引さ。ステキっ!」。最後は必ずこの言葉でシメる。「おまえ、頑張っているなぁっ!」。
そりゃ、長女も一緒に見るよなぁ(笑)。
良いプレーシーンは5回、6回繰り返し一緒に見る。ホメられながら見れば、そのプレーは彼女の頭に残る。例え、偶然できたプレーだとしても、それが「できた」という成功体験ではあるわけで。それを(おそらく)大好きであるパパがホメて認めてくれれば、またそのプレーをやろう! と思うはずだ。正直言えば、僕も気楽に周りを気にせず「バカ親全開」で見ているわけだから、そこまで意図的にホメているわけではないけれども。結果として、子どもが復習できるとするならば、録画を一緒に見るということは、少年少女スポーツに於いて、かなり有効な上達の手段であることは間違いない。
さらに。意図的に僕がしていることが1つある。それは相手もホメること。「この相手の4番のペネトレイトいいね~」と言いながら、巻き戻して、もう一度ピーに見せる。「なっ? いいだろう? キミも次の試合やってみようよ。できると思うよ~、キミだって。練習さえ、すればね。明日、練習してみて」と囁く。そして、試合当日に、こうカマす。「今日はやってみてね~、この間の相手の4番のあのプレー」。この繰り返しで完璧だ(笑)。
みなさん。サッカーも。家ではバカ親丸出しでいいのですっ!
ただし、〝家では〟に、しておいてください(笑)。
このままバカ親を続けよう。今晩も長女と録画を見た。今日の中身はいつもとチョット違う。昼間に行なわれた学校行事「学校対抗 ミニバス大会」の録画だ。簡単に言えば、学校大会の球技大会。ガチでバスケをやっている長女が活躍するのは当たり前。でもホメた。「ちゃんと周りを使っているね」「みんなにシュートを打たせてあげようとしてるね」「真っ先に守備に走っているね」「デキることを誇らず、みんなと協調性を持ってバスケを楽しんでいるね~」。バリバリ全開のバカ親丸出しだ(笑)。見終って、さらにバカ親アクセルをレッドゾーンまで吹かしてみた。「あまりに良いからさぁ。もう1回一緒に見ようか?」。長女はテレながら、流し目で答えた。
「パパも好きだよね~」(はるな愛風)。
さすが6年生。女としても成長している(笑)。
- [2011/05/10 23:11]
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