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    絶滅危惧種。 

     今日まで晴れ。明日より雨。


     少年サッカーを通じて知り合った友人が脱サラしてクラブチームを立ち上げた。いや、違う。言葉は正確に使わなければ行けない。自チームを進化させ、NPO法人化。総合型スポーツクラブを立ち上げた。

     おめでとうございます、Sさん。

     ここで僕がイチイチこのクラブを検証する必要はないのだが。HPをザッと見渡した限り、このクラブチーム、かなり理想に近い。僕がこの地区に住む親ならば自分の子どもを通わせようかなぁ…と考えるチームに仕上がっている。ベースとしてのチーム実績がある。自前のグラウンドがある。技術の習得と勝利を両方目指す高い志がある。高名な、かつ信頼のおけるアドバイザーがいる。そして、否が応でも、向き合わなければいけない〝受験〟に備え、ノウハウを持った講師を揃えた学習塾を併せ持つ。もし、僕が自分でクラブチームを立ち上げたならば、こんな差別化をするのになぁ…と考えていたことが、ほぼ実現している。本当にスゲェなぁ…と思う。もう一度、書こう。Sさん、おめでとうございます。念願かないましたね。こだわりを持ち続けて頑張ってください。

     我が県のジュニア年代サッカーもクラブorスクール少年団チーム(以後、クラブ系と書く)が主流の時代がやって来ている。県中央大会出場チームには、ズラリとクラブ系の名前が並ぶ。その勢いは素晴らしい。何よりもそのサッカーの質が概ね高い。殆どのチームが雑なことは、まずしない。多くのクラブ系チームが技術を習得させること、もっと平たく言えば「通っている子全員をサッカー〝上手〟にする」ことを非常に大事にしている。〝上手〟に辿り着く方法は各チームでそれぞれだが、どこも方針にブレはない。そして、その結果として「勝ち」が着いてきている。で。ここまで読んで、こう思った人はいないだろうか?

     「えっ? コーチって。クラブチーム嫌いじゃなかったの?」。

     どうも誤解があるみたいなので、その誤解をシッカリと解いておきたい。僕はクラブチームのサッカーが大好きっ! だ。それはそうだろう? 本人が希望した結果としてだが、自分の子どもをジュニアユースクラブに進ませた人間だ(と言ってもKSCの場合はクラブというよりボランティアに近い組織だが)。クラブが嫌いだったら、部活に行かせる(だからといって、部活が嫌いなわけではない。部活もチョー好きだ)。この際だから、もっと強調して書いておこう。

     コーチは。小学生年代のクラブチームのサッカーがチョー好きっ! だっ(笑)。

     クラブ嫌いの皆さん。冷静に考えてほしい。先に書いたクラブ系チームが指向していることは、サッカーチームとしては至極当然のベクトルではないだろうか? 逆に。最近の純粋サッカー少年団のベクトルは果たしてサッカーチームが目指すべき方向に向いているだろうか? 「少年団とは、かくあるべき!」という方向ばかりに目が行き、「サッカーチーム」としての指向性が弱くなっている事実がないだろうか? 考えれば考えるほど。サッカーチームとしてはクラブ系のベクトルが明らかに正しい気がしてならない。それは我が県4種新人戦県中央大会進出16チーム中13チームがクラブ系という事実が証明をしていると〝僕は〟思う。

     さらに続けよう。純粋サッカー少年団にも、強豪はたくさんある。が。その実情はどうなのだろう。そのチームの主力選手は、平日にどこかのスクールに通っていることが大半ではないだろうか? 統計は取ったことはないが、きっと8割は超えるのではないだろうか? 県南部では9割を超えているかもしれない。その現状を考慮すれば、次のように考える人が出てきても不思議ではない。「スクールで学んで、土日に純粋少年団で試合をしているくらいなら。最初からクラブ系チームに子どもを入れたほうが良い。その方が2人の先生に習うことによる子どもの迷いも生じないし、2重に通わせる煩わしさもない。ましてや、クラブ系ならば少年団にありがちな当番等の一切の面倒はない…」。少年サッカーシーンは確実に曲がり角に来ていると言っていい。もっとハッキリと言っちゃおうか。

     純粋サッカー少年団は危機を迎えている。
     これは間違いない事実だ。

     自戒も含めて言いたい。純粋サッカー少年団の皆さん。もう一度、自分の立ち位置を見直すところから始めませんか? 少年団として大切にしなければいけないことは、それはそれとしてキチンと守りながら。サッカーチームとして追い求めるべき「サッカーの楽しさ」「サッカーの自由さ」「サッカーの遊び心」、そして「丁寧な技術の必要性」をもう一度イチから子ども達に伝えることを始めませんか?

     自戒も含めて。サッカーを上手にさせることを考えてみませんか?

     今日の夜の体育館練習で、その思いを強くした。月曜の夜なのに。強制しない自由参加の練習なのに。多くの子どもが練習に来る。彼らは、「上手くなりたい」一心で、「上手くなること」自体が楽しくて、練習にやってくるのだ。子どもにとって、チーム形態や種類は一切関係ない。

     純粋サッカー少年団が危機を迎えている一方で。実は今、クラブ系チームも厳しい局面を迎えている。これから予測される日本経済の落ち込みが影を落としているのだ。震災の影響でサラリーも下がる。税金も上がる。経済が冷え込み、サッカーに高額のお金を使えない家庭も出てくるだろう。ゆとり教育が終った今、サッカー塾ではなく学習塾に金銭の流れが向かうことも予測できる。

     それは、つまり。もう一度、純粋サッカー少年団に子どもが帰ってくる可能性も意味している。その時に「あぁ、やっぱり純粋は…」と思われないように。絶滅をしてしまう前に。サッカーチームである意味を考えて強化策を実行に移したい。一人もスクールに行っていない純粋少年団が県大会を制覇することなんて、考えただけでもワクワクすることじゃあないかっ! あっ! ここまで書いて気が付いた。それって、県NO1チームが既に実践、実証していることだ。やっぱ、スゴいなぁ。

     だからこそ我がチームでも。やればできるっ! はずだ…(苦笑)。

     強化が上手く行かない時は。サッカーをあきらめ、ゴルフ少年団に移行しよう。
     「クラブ化」するしかないわけだ…。
     (デーブ・スペクター並みのオチですいません…苦笑)。






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