2010.06.04 Fri
場所。

「Kッチのママに聞いたのだけど。Kッチはサッカー部に入ったけど。Iちゃんは、アメフト部に入ったんだって」。朝、嫁の発言を聞いて、思わずコーヒーを吹き出すほど驚いた。
ちょっと状況を説明しよう。Kッチとは我がチーム11期生。つまり、息子の同級生。Iちゃんは、小中学校は違うがKSCのチームメート。この2人が今春、東京・石神井にある同じ学校に入学した。で、なんと同じクラスになったという。縁とは不思議なものだ。そんなKッチママ情報なのだから「Iちゃんアメフト部入り」のニュースに間違いはないだろう。
KっちとIちゃんの学校のアメフト部は超名門だ。マンガ「アイシールド21」(少年ジャンプ)で有名になったクリスマスボウル(全国高校アメリカンフットボール選手権の決勝をこう呼ぶ。関東と関西の隔年開催で、関東開催は味の素スタジアムで行われる)で優勝したこともある。最近の活躍も目覚ましい。2007、2008年は2年連続でクリスマスボウルに進出。両年とも、惜しくも準優勝で終わったが、名門復活を強く印象づけた。
なんで僕がこんなに詳しいか? というと。実は会社で非常に仲の良い、かつ「この人に一生、付いて行こう」と僕が勝手に尊敬している先輩が、この高校のアメフト部のコーチをしているからだ。「オマエの子どもさぁ、カラダもデカくて、サッカーやっているんだろう? ウチの学校を受けさせない? で、アメフト部に…」と、息子が中1の時から言われていた。返事はもちろん、「ムリっす。アタマが足りません」。「残念だなぁ…。日本一になれるかもしれないのに…」。そんな会話が月イチペースで行われていた。そのアメフト部にIちゃんが入部。
いいじゃんっ! Iちゃんっ!
目指せっ! 味スタだっ!
高校入学を機会に他競技に転向する子は少なくない。かく言う、僕がそうだった(サッカー→ラグビー)。サッカーをあきらめたからじゃない。新しい生活を始めるに当たり、僕の目にはラグビーが非常に魅力的に映ったのだ。サッカーだけがスポーツじゃない。サッカーは大好きだけれども、僕はラグビーをやってみたいっ! そう思ったことを昨日のことのように思い出す。事実、ラグビーは僕にとても合っていたし、やっていて、とても楽しかった。
サッカーで頑張れたヤツは他のスポーツでも頑張れる。
それがアスリートだっ!
(僕はアスリートではなかったけどね、笑)
KSCのエースFWのY君は、県トレセン、サッカー強豪高校から特待の誘いを受けるような選手でありながら、僕と同じように(僕の方がレベルは全然低いが、笑)、ラグビーを選んだ。進学先もラグビー名門の公立高校。同校ラグビー部では既にラグビー用語で言う〝1本目〟で活躍しているという。Y君は「目指せっ! 花園っ!」なのだ。「男なら常に一番を目指せっ!」と、旧KSCマルガリーゼ・現ハローキティーズT監督に口を酸っぱく言われたいたことを皆、実行している。サッカー続けるヤツがエラいわけじゃない。目指せるヤツがスゴいのだ。テニスなら「目指せっ! 有明コロシアムっ」になるし、バスケ、バレーなら「目指せっ! 代々木体育館っ」、柔道なら「目指せっ! 日本武道館っ」、相撲なら「目指せっ! 両国国技館っ」だ。日本一になれる場所ををそれぞれの分野で目指す彼らを応援したい。それは中学で競技を変更した子どもに対しても同じだ。僕は心から、「頑張れっ! 日本一になるためにっ」と思う。
ちなみに。息子の学校もラグビーが強い。なので、「オマエ、ラグビー部に入って花園を目指せば? いいNO・8(ナンバー・エイト)になれると思うよ~」とサンザン言ったが。「オレは、やっぱり『目指せっ! 国立っ!』だよっ!」とサッカー部に入った。「だったらさぁ、進学先はシズガクかマエイクだろう…」と最後までブツブツ言う僕の言葉には耳も貸さずに…。まぁ、それはそれでいい。オマエの人生だ。オマエが決めろ。
たださぁ…。その「目指せっ! 病院っ!」だけは止めてくれないか?(苦笑)。
- [2010/06/04 20:11]
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