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    猛獣使い。 

     たぶん都心は30度を超えていた…。


     朝から気持ちが前向きになれない。どうにもこうにも、先週末から身の回りで起きることがイヤなことばかり。とは、言っても子どもの前ではフツーを装う。子ども達が学校に行ったあと、思わず、嫁に聞こえる声でヒトリゴトを言ってみた。

     「ったく。なんで、皆、自分のことしか考えないんだぁ? 権利主張・望むこと・羨むこと・妬むことは一人前で。ったく。この国は、本当に大丈夫なのかぁ?」。

     すると。嫁が一言。僕の心を見透かしたようにキラーパスを通す。「あらっ? まだ、この国に期待していたの? アタシは4月に、先にあきらめさせてもらったわ~。松葉杖の人間が電車で座れないような国に未来があるわけないじゃない?」。

     話が前後するが。実はタコ息子が、松葉杖をついている。ケガをしたのは4月15日。今度は、入ったばかりの高校サッカー部の自主「前練習」で。障害物があることが〝分かっていながら〟ヘディングに飛び込み、それを避けたら、そこにボールが…。グキっ&バキっ!! 全体重・約80kgプラス空中からの重力加速度。それが一気に一点に掛かり…。結果、左足首があり得ない方向に曲がって。ついでに靱帯が傷つき、んでもって腓骨が縦に裂けるように割れた。なので、病院のベットが空くのを待って。手術、入院。田中達也の足を治した名医が執刀してくれたのが、せめてもの救い(苦笑)。その節は、高校の先生、及び監督、病院の関係者の皆様、ありがとうございました。深く感謝です。

     カワイソウ? 
     自業自得。同情の余地はないっ!

     場面を本日の我が家のリビングに戻す。「自分の判断ミスで。しなくてもいいことを力任せにやっておいて、結果、大ケガ。人に迷惑掛けるヤツに同情はイラない。体幹トレーニングと思えば、片足で電車に乗るなんざ簡単なことだっ!!」。と、嫁に言い返した。184cmもある学ラン着たゴッついニキビ顔(ヅラ)のアンチャンが、iFoneシャカシャカ聞きながら松葉杖片手に扉に立っていたら、まぁ、コワくて誰も声を掛けられないのはフツーだ。が…。薄目を開けて、寝たフリをしているヤツの顔を想像したら、またハラが立ってきた。

     ったく。この国は。本当に大丈夫かぁ?

     少年サッカーにもたまにある。台数制限を無視し、あり得ない数の車で来場。善意の乗り合わせ少年団の選手を乗せた車の駐車スペースがなくなっても知らん顔。前日の雨でグラウンドがグチャグチャ、みんなで必死に治していても、「ウチは保護者の手伝いいらないチームに入れたのだから関係ない」と自分の子どもの着替えに必死の保護者。多少ウマいからって、「早くしろよっ!」と文句ばかり言っているプレーヤー。「強いチームとやりたい」と声を掛けてくるけれど、次の学年が弱ければ「付き合わないよ」と笑う事務局。我がチームだって、事実として、そんなチームになってしまったことがあるし、もしかしたら今だにそうかもしれない。

     「おいっ!」と言われれば、途端に寝たフリ。
     ったく。この国のサッカーは大丈夫かぁ?

     と。ここまで書いて、我が身を振り返る。そういえば、誰もいないからとシルバーシートに座ったことあるなぁ。バレりゃしないと車のゴミをコンビニに捨てたなぁ…。鼻歌交じりで一般道でスピード出していたなぁ。

     人のことを言っている場合ではない。
     自分だって、そんな時は寝たフリだ。
     ったく。この僕は大丈夫かぁ?

     「でもね。そんな人ばかりじゃないみたい」。またまた、心を見透かし今度は嫁のエンジェルパス。「地元駅のエレベーターボタンをいつも長押ししてくれる駅員さんがいる。バスに乗降する時に肩を貸してくれる見知らぬ先輩がいる。学校がある山を登る時に、スピードを落として一緒に歩いてくれる級友がいる。知らん顔の人だけじゃなく、優しく協力してくれる人も世の中にはケッコウいるのよ。しかも、アナタみたいに肩に力を入れずに、笑顔の自然体でね。まずは、私達がそうなれると、いいよね~」。

     鋭く突き刺し、優しく届く。嫁よ、いパス持っているなぁ!
     なぜ、岡ちゃんはオマエを代表に選ばないのだろう?(笑)。
      
     「行ってきますっ!」。ちょっと晴れやかな気持ちで会社に向かった。


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