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    時間に関する考察 その2 「スピード」。 

    のちのち 良い天気。夜は雨。


     ちょっと面白い記事を見つけた。札幌の塾教師のブログ「蛍雪記」の中の1記事(→ココ)。以下、全文を掲載する。ただし、改行は読みやすいように僕の方で多少イジった。ご了承願いたい。



     『時間は平等』


     宿題が終わらなかったとき
     予習が終わらなかったとき
     課題が終わらなかったとき
     勉強をせずテストで不合格だったとき
     「時間がありませんでした」という阿呆がたまにいる。

     ウチではそれは私の逆鱗に触れる「禁句」なので
     その言葉を言った生徒は最近はいなかったのだが、
     この前ある中3生が
     「時間がありませんでした」
     と言ったのでマジギレした。
     おそらくその生徒の家の周辺は時空間が歪んでいて
     1日が12時間くらいしかないのだろう・・・

     って、そんな訳があるかい。

     「時間がない」などと馬鹿なことを言うな。
     時間はある。
     1日24時間。
     勉強ができる者もできない者も
     金持ちも貧乏人も
     部活をやっている者もやっていない者も
     1日は24時間。

     まあ、ぶっちゃけ
     大人は時間を金で買えるんだが、君らには無理だから
     それはおいておこう。
     よって君ら中学生にとって時間だけは平等。

     ただし、「自分が使える時間」は増やすことができる。
     無駄な時間をなくせばよい。
     余計なことを捨てればよいのだ。
     テスト前に誘ってくる阿呆な友達と遊ばない
     ろくに中身も無いようなくだらんメールをやめる
     馬鹿馬鹿しいテレビを見ない。

     すると必然的に「自分が使える時間」が増える。

     睡眠時間を削る、という方法もあるがあまりおすすめしない。
     必ず反動がでるからだ。
     学校の授業中に寝てしまうとか体調不良とか。
     とはいえ1日が24時間である以上、無駄な時間をなくすのにも限度がある。

     そこでもう一つ、勉強のスピードを上げることだ。
     小学校のときに「進んだ距離=速さ×時間」という公式を習ったろう?
     あれと同じだ。

     「勉強量=速さ×時間」なのだ。

     たくさん勉強するためにはスピードアップは欠かせない。
     「自分が使える時間」を増やしたくばスピードを上げろ。
     チンタラチンタラやっているから「時間がない」などという破目になるのだ。

     では、スピードを上げるにはどうすればいいのか。
     勉強のスピードを上げる方法はいくつかあるが
     どの科目にも共通して言えることは、
     読み書きの時間が勉強時間の大部分を占めるということだ。

     ということは、
     まず読むスピードを上げること。

     教科書を読むスピード。
     問題文を読むスピード。
     ここで今までの読書量の差が出るだろうな。
     何度も言ってきたろう?
     本を読め、と。
     読むスピードは本を読まないと上がらない。
     本を読んだことがないから読むのが遅い。
     読むのが遅いから途中で嫌になる。
     本を読まなくなる。
     この悪循環を断ち切るためには、
     いくら時間がかかってもいいから本を読むしかない。
     読んでいくうちに少しずつ読むスピードが上がってゆく。

     次に、書くスピードを上げること。

     これも訓練である。
     最近の小・中学校では板書を写さなくてもあまり怒られないらしい。
     その結果だろう、今の生徒は字を書くことに慣れていない。
     書くのが遅いうえに少し書いただけで「手が痛い」「疲れた」などと言い出す始末。
     字を書く訓練が足りないのだ。
     勿論、「速く書くこと」を常に意識して手を速く動かすことも大切。
     自分のペースでゆっくりやらないこと。

     ただし、文字が雑になってはいけない。
     提出するものは他人が読める字で書くこと。
     自分しか見ないものは自分が読めればよい。

     勉強のスピードを上げるためには
     「読むスピード」
     「書くスピード」
     を上げることが基本である。

     なお、この2つはテストの際も大切であることは言うまでもない。
     できる生徒ほど読み書きが速い。
     「遅い子=できない子」と言っても過言ではないだろう。
     勉強の基本は読み書きだ。
     「自分が使える時間」を増やすため、基本部分のスピードアップを図れ。

     本当は
     その他に「思考速度を上げる」ことも必要なんだが、
     キミらはまず「読み書き」だな



     ん。細部に多少の異論は持つものの。
     全体の考え方には大きく頷ける。
     たぶん、ここはいい塾だ。

     スピードはサッカーでも1つの強みであることは誰でも知っている。だが、それを「人より〝速く〟走れれば、それだけ余裕を持ってボールに携われる」と明確に説明してみると、スピードの本質が見えて、いろいろなことが改めてわかってくる。速く走るスピードがないならば、「人より〝早く〟動ければ、それだけ余裕を持ってボールに携われる」し、「人(もしくは「他チーム」)より〝早く〟練習の準備ができれば、それだけ人(もしくは「他チーム」)より練習ができる」。「人(もしくは「他チーム」)より練習自体の進行を〝早く〟すれば、それだけ人(もしくは「他チーム」)より多くのメニューがこなせる」。

     そして。選手もコーチも「思考スピードを上げれば」。
     これは、チームは間違いなく強くなる。
     24時間を有効に使うには、まずスピードUPだなぁ。

     公式としては「練習量=速さ×時間」なのだから。

     問題は。これをどう小学1・2年生に伝えるか? だ(苦笑)。



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