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    時間に関する考察 その1 「禁句」。 

     気温は高い。


     娘2人がお世話になっている女バスケ少年団の練習は、普段、ホーム小学校体育館で行われている。でも、この時期は卒業式・入学式等の準備で体育館を学校が開放していない。なので、今は、近くの市営体育館を使って練習をしている。

     今日の練習終了時。お当番のママさんからの一言コーナーで、あるママから、こんな指導が子どもたちに入ったらしい。「いいですかぁ! ここで練習をできることを当たり前と思わないでください。ママ達が、みんなのために必死で早朝から並んだことで、ここを使うことができています。だから、みんなは、一分一秒ムダにせず、練習に励んでくださいっ!」。周りにいたママ達も大拍手っ! ウチの嫁も「良いこと言うなぁ」と感心したそうだ。

     そう。その通り。
     時間を有効に使える者と、それができない者とでは大きな違いが出る。
     なぜなら。時間だけは全ての人に平等にあるからだ。

     最近、我が県でもクラブチームの躍進が目立つ。純粋なボランティア運営の少年団の影はとても薄い。たまに活躍する少年団もあるが、中味を見てみると、みな、平日に別のスクールに通っていたりする。

     僕は。それがとても悔しい。

     断っておくが。僕はクラブチームが嫌いなわけじゃない。どちらかというと、好きだ。実際、自分の子は部活ではなくKSC(ただし、半ボランティア組織ではある)に行かせていたわけだし。実際、今のジュニアのクラブは、どこも素晴らしいサッカーをする。個人技も組織プレーも純粋な少年団チームは及びもつかないようなハイパフォーマンスを披露してくれる。スクールはスクールで僕らの手が回らないところまでシッカリと子どもたちを指導してくれるから、僕らとしても非常に助かるのだが…。

     イチ指導者として。僕は悔しい。

     よく、「強いチームやウマい選手は、平日も練習しているのだから仕方がないよ」という意見を聞く。だけれども。僕は、そう思わない。それは、僕らがサボっている証拠でしかない。我がチームの1・2年生が、平日練習をしているチームに勝てないことや平日スクールに通っている子よりヘタだということは、僕らコーチの育成が×なことにほかならない。なぜなら、

     世界中の誰にとっても。
     1日は24時間で、1週間は7日で、1年は365日だからだ。
     同じ時間を持ちながら、同じレベルにしてあげられないことが、僕は悔しい。

     僕は。時間を有効に使っているだろうか。子どもたちに関われる時間がもし、強豪チームよりも少ないとするならば、それを補うような頭の使い方をしているだろうか? 勝手に限界を決めて、「仕方がない」とあきらめてはいないだろうか? グラウンドが土日しか使えないこと、練習時間が少ないことを言い訳にしていないだろうか?

     やればできるはずだ。時間は平等だから。
     世界中の誰にとっても。
     1日は24時間で、1週間は7日で、1年は365日だから。

     今日から、ちょっと自分にネジを巻こう。頭をフル回転させ、我がチームの子どもたちが強豪に負けない力を持つにはどうしたらいいか? を、もう一度、初めから考えよう。純粋な少年団だってやればできることを実証しよう。

     1日は24時間で、1週間は7日で、1年は365日。
     1秒もムダにせず。サッカーのことを考えたい(仕事は別として)。
     
     我がチームの1・2年生諸君っ! 今日から「ムリ」に加えて、禁句を追加だ。
     「時間がない」。
     これ絶対に、言ったらダメだよ~。



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