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    沸騰。 

     夕方から仕事…。


     大河ドラマを楽しく見ている。10何年ぶりのことだ。

     意外かもしれないが、僕は龍馬フリークだったりする。大学4年の春には、車で龍馬の足跡を辿ったりしたほどだ。大河ドラマの終了時に出てくる「坂本龍馬 縁の地」にはほとんど行っている。

     ドラマを見ていて感じるのは、まだ脱藩前の「龍馬伝」ながら、この時代の人々の生き方は熱いということだ。時代を変えるのは周囲の環境の変化と、そこを生きる人の心のエネルギーだと今更ながら、再認識した。

     サッカー界も今、変革の時だ。
     若い志士たちの思いは、きっと熱いものがあるだろう。

     そんな思いを持って、今日は2010年度に行われる国体選抜選考を見にRグラウンドに出掛けた。 最初に断っておく。昔から、このブログを読んでくれている人は知っていると思うが、僕は「トレセン」というものが好きではない。理由? 日本のトレセン制度は歪(いびつ)過ぎるからだ。地区により選抜段階も違うし、その選抜方法も基準も違う。そのくせ、言い訳となる理念だけは崇高だったりするから、余計に嫌いになる。

     素直に「私の好みです」となぜ言わないのだろう。
      
     好きでないのになぜ見に行ったのか? それは、息子を見に行ったからだ。何を間違えたか、年末から息子は県トレメンバーに呼ばれている。言い訳だが。〝息子の勇姿〟を見に行ったのではない。ハッキリ書くが、そんな実力、彼には、ない。親としてよりもイチ指導者として、よほど、「行く必要なしっ!」と言いたかったが、それは〝本人の決めること〟だ。自分が行きたいならば、行けばいい。では、余計になぜ、コーチが見に行った? 実は、今日の選考ゲームは、息子の交通事故からの復帰緒戦なのだ。事故以降の初めての試合。果たして、どのくらい動けるのか? 歯は外れないのだろうか? そういうことを、この目で見て確認したかっただけだ。

     そもそも、選考結果などやる前からわかっている。例年のメンバーを見ればわかる。基本的にJクラブJr.ユース→Jユース組は決まり。本当に選考されるのは、Jクラブ流出組と県トレメンバーから2名。戦力的に薄いポジションがからの選考となる。そう考えると、今年はFWだろう。

     結果として。僕の予想はパーフェクトに当たった(笑)。

     某掲示板に「不思議だ」等の書き込みがあったが。何の不思議もない。例年通りである。試合を見れば、もっと明らか。明らかに1本目に試合をした子どもたちの力は抜けていた。しかも、その子達は、その後の試合に出て来なかった。それは明らかに午後に予定されている「UH高校U16」との試合に備えてのこと。目の前の事実さえ、しっかり見れば、何の不思議もない(苦笑)。だから、僕的には何の文句もないはずっだたのだが…。

     やはり。アラを見つけてしまった。
     こんなことなら、見にいかねばよかった(苦笑)。

     そのアラとは…。ど~して、〝群れる〟のか? 赤Jは赤Jで固まり群れる。オレンジはオレンジで集まり、〝群れる〟。県トレは県トレで〝群れ〟、その中でKSCはKSCで〝群れる〟。ほぼ崩壊しているに等しいと言いながらも、サッカー王国と言われる我が県を代表する60数名の行動としては、見ていて非常に物足りないものだった。

     やはり。サッカー以外の部分が。まだまだ足りない。

     幕末の志士は、この代にもたくさんいるのだろう。が、残念ながら、枠にとらわれない坂本龍馬は、〝今のところ〟この代にはいないように見えた。Jという上士からでも、フツーの高校サッカー少年という下士からでもかまわない。〝こんまいこと〟に囚われない、我が県に〝あだたん〟龍馬の出現に僕は期待したい。そうじゃないと〝つづの~て、つづの~て、ワシャ、たまらんぜよ〟。
     
     今夜の「龍馬伝」のサブタイトルは「土佐沸騰」。
     他県はきっと沸騰している。


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