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    風→埃→盲→猫→鼠→桶。 

     明日はまた雪らしい。


     昨日行われた2010年我が県公立高校前期入試の問題と解答が、今朝の新聞に掲載されていた。
     
     受験生のみんな、お疲れ様でしたっ!

     この公立校入試問題に僕がチャレンジしてみた。結果は…。おっと、その前に。我が県では今年から公立高校の選抜方式が変わった。「人間像重視」から「学力重視」に〝戻した〟と教育委員会は言っている。また、事前情報では、「書かせる問題が多くなる」とも聞いていた。難易度が上がり、書かせる問題が増えるとなると、きっと40過ぎのオッサンではキツいのだろうなぁ…と思っていたのだが。結果は…。

     合計400点以上っ!
     ちなみに国語と社会は100点、理科は94点を獲得っ! 
     ただし。数学メタメタっ! 壊滅状態っ!(笑)
     
     まぁ、一応、大学まで出た大人の、緊張感もなく、お茶を飲みながらの結果だから参考にはならないだろうけれど…(苦笑)。ただ、なんでこんな予想外に得点できたのか? を自分で分析してみた。そうしたら、2つ理由らしきものに思い当たった。1つは、「時々とはいえ、1年間、息子の勉強につきあったこと」。社会と理科の高得点の理由は絶対にコレだ。肝心の子どもではなく、親の方に学力がついてしまった(笑)。

     もう1つは…。
     「難しかったこと」だ。

     問題自体は決して、難しくない。むしろ簡単と言っていい。ただ、答え方が難しい問題が揃っていた。〝難しい〟を〝大人向き〟と置き換えたら皆さんに伝わりやすいだろうか。「考えた上で、文章を論理的に構成しなくてはならない答えが要求される」問題が多かったのだ。また、「一般知識」自体を問われるものも多かった。だから、〝一般知識と文章を商売にしている〟僕にとっては、楽なものだったと言える。

     これは予想だが。平均点自体は例年並みになるとは、思う。が、点数の分布図が例年とは大きく違う気がする。多少でも「論理構成」を出来る子にとっては、「易しい」問題だったはずだ。高得点者の数は増えるだろう。同時に、論理に弱く、詰め込み勉強のみをした子どもには、「ムズい…」と感じるものになったのではないだろうか? だから、例年の得点分布図のコブは平均点周辺で盛り上がるものだっただろうが、今年は一直線、ヘタすりゃ、山2つの分布図ができる気がするなぁ。

     あくまでも。個人としての意見だが。
     「考えること」が要求されたことには、大賛成だ。
     ただ。やり方に多少の疑問を感じる。

     これも、おそらくだが。単純に「教える」ことのみに徹した学校の子どもたちは、苦労をしただろう。逆に「考えさせること」「自分を文章で表現すること」を課した学校の生徒にとっては楽なものだったのではないか? まずは、現場である学校に「子どもに考えさせること」を徹底した上で、試験に反映することが先のような気がするんだけどなぁ…。

     まっ、「考えること」を〝エリートの特権〟と捉える団体よりはマシか?(笑)。

     少なくても。中2以下のサッカー少年には「考えて答えをまとめること」を習慣化してほしいと願う。サッカーは「自分で考えるスポーツ」なのだから。〝勝つ〟ために、考えて意見を闘わせることは、サッカーが好きな君たちにとって、楽しいことのはずだ。それが実行できるならば、知らず知らずのうちに

      受験なんてヘッチャラだぁっ! という力がつく。
     
     「もっと早く言ってくれよぉ…」という中3の諸君へ。「できた」「できなかった」は時の運もある。人事を尽くしたのならば、あとは天命を待つだけだ。ただ、後期試験も睨むならば、まだ間に合う。まだ、2週間もあるのだ。一日10行でいい。日記を書け。「風が吹けば、桶屋が儲かる」程度の論理構成はできるようになる。本来、強引過ぎる論理構成はよろしくないが、高校入試程度ならば、それで許される。バラバラの意味不明の文章よりは、よっぽど良い。ついでに、それを5行でいい、英語に訳せ。たった10日でも、努力を怠らなければ未来は開ける。あきらめることなく。合格を目指して頑張ってほしい。

     最後に。交通事故には気をつけてねっ!(苦笑)。



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