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    息子、交通事故に遭う。師。34日目。 

     明日は天気が悪いらしい。


     明日は退院だ。考えてみれば〝あっ!〟という間の1カ月だった。

     何よりも。温かい言葉を書けてくださった皆さんに感謝です。
     本当にありがとうございました。

     「15日目」でも書いたが。今回の事故で、息子はたくさんのことを学んだと思う。これから、彼には常に感謝の気持ちを持って生きていって欲しい。また、今回、彼は周囲の〝優しさ〟をすごく感じたはずだ。もし、今後、彼の周りに「困難に遭遇している人」が現れたら、皆さんと同じように〝優しさ〟を持って、その人に接して〝力〟を与える人間になってほしいと願う。

     人は1人では生きられないのだから。
     
     僕的には。今回、人にとっての「師」という存在の大きさ、大切さを改めて感じた。息子は「師」には恵まれたと思う。まずは学校の担任の先生。クラス全体が受験生という立場にいながら、息子のことも気に掛けていただき、沈みがちな彼の心を支えていただいた。そして、塾のT先生。受験のスペシャリストとしてだけでなく、兄貴分のような立ち振る舞いで彼の気持ちを高めてくれた。そして、KSC・U15T監督。時には叱咤、時には激励し、「マルガリーゼ全員、自分の子よりもかわいい」という姿勢でウチの子にも接していただいた。監督がお見舞いに来た後の息子は「弱音を吐くわけにはいかねぇ!」といつも燃えていた。

     ちなみに。面接の練習で「尊敬する人は?」と聞いたら、
     「クラブの監督です」と答えが返ってきた。
     残念ながら「父」という言葉は出そうもなかった(笑)。

     実は僕にも、今回、「あぁ、この人は、やっぱり僕にとっての『師』だ…」と思った方がいる。僕は、このブログにエラそうに「どちらも〝被害者〟だ」と書いているが、これは、その『師』の受け売りだ。その方の「相手もたいへんだ…」という言葉が、そのことに気づかせてくれた。

     自分で気が付けなかったことが。とても恥ずかしい。

     その時から、僕は、この方の日頃からのスタンスを思い出すようにした。「悪い結果は、全て自分の力のなさが原因。他人のせいに決してするな。良い結果は、自分の力で成し遂げられたのではない。周りの協力、思いやりのおかげだ。だから、感謝の気持ちを決して忘れるな」。このスタンスが、直情的な僕をどれだけ救ってくれたことか。本当にありがとうございました。これからも、お手本にさせていただきます。サッカーも、人としての生き方も。その方に息子の退院を報告した時のいただいた言葉が、また僕を感動させてくれた。

     「これで、彼に、また会えるなぁ。それが一番うれしい」。

     一期一会。僕も同じ気持ちで大石の子ども達に接して行きたいと思う。
     師との出会いに感謝した退院前日の34日目だった。



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