2005.04.02 Sat
没収試合覚悟!(笑)
- 少年サッカー
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「逆サイ、フリー、来いっ!」。何度も何度も、味方がボールを持ち、フリーになる度に、Iチームの8番の声が響いた。実にいい「声」。彼だけでなく、Iチームの選手は皆、はっきりと「自己主張」し、元気よく「おしゃべり、会話」サッカーをしていた。素晴らしいっ!
他ブロックの先陣を切って我がチーム主管の「2005地域前期大会Bクラス・Cクラス」予選Aブロックが今日、始まった。新年度!の公式戦。僕も気持ちを新たに「笛」を吹いた。対戦カードは「K市DチームvsIチーム」。主審をするとよくわかるのだが、ベンチで見ているよりも、子供達は「声」を出している。ただ、時として、それがあまりに小さい声なので、ベンチに聞こえないし、下手をすると声をかけた相手にさえ聞こえない場合が多い。「会話」なっていないのだ。
Iチームは違った。ほぼ全員で大きな声での「会話」が成立していた。特に8番。僕が監督ならば、上手い下手に関わらず、間違いなく彼を「トレセン推薦」をする(きっと本当にされるだろう)。彼には、「よいサッカー選手の資質」が備わっていると思うから。
「負けず嫌いであること」。「人の話を聞けること」。現ジュビロの山本監督が、U-23監督時代に言った「よいサッカー選手の資質」である。かなり、有名な言葉なので、サッカーに携わる人は、ほとんど知っているだろうし、保護者でも知っている人も多いと思う。
「まさにその通り!」と僕も思う。だが、この手の言葉が独り歩きを始めると事情を知らない人に届く頃にはニュアンスが変わってきてしまうことが多い。ここで言う、「負けず嫌い」は、単に「負けるのが嫌いな人」ではなくて、「とにかく全てに於いて負けるのが嫌いなので、そのための努力を厭わない人であり、勝つためには?を常に考えられる人」のことだ。そして、「人の話を聞けること」は、単に「何もしゃべらずに、おとなしく従順に人の話を聞く人」ではなく、「積極的に話し合いの中心になって、自分の意見・話も堂々と主張できながらも、他人の意見・話もキチンと聞くことができ、何が最良か?を常に考え、皆を纏められる人。そして、監督・他人の意見が自分のモノと違う時に、素直な気持ちで「なぜ?」と考えることができ、他者の意見を納得した上で「勝つために」実行できる人」の意である。長ったらしくなってしまった(笑)。
小学生年代でも「負けず嫌い」はいっぱいいる。でも。理想の「人の話を聞けること」ができる子供は、ほとんどいない。というか、期待しちゃいけない(笑)。子供の頃から、全員に「聖人君子」を求めるに等しいから。ただ、「そうなるため、少しでもそれに近づくための」の「訓練」は必要だと思う。まずは、きとんと「自己主張」ができること。そして、それをもとに「コミュニケート」すること。それがなく、「人の話を聞けること」は成り立たないし、ムリに成り立たせようとすると単なる「ロボット養成」になってしまうことを忘れてはならない。
じゃ、我がチーム5年生チームは?う~む。ボールを持った時の『自分が自分が!』の「自己主張」は素晴らしい!のだが。。。「コミュニケート」しているか?は×。大きく×。「人を動かすこと」、「人に使われようとすること」に関しては、まだまだデキていないに等しい。まあ、これはコーチの力不足でもあるのだけれど。我がチームコーチ陣は反省しきり。まずは大きな声で「キチンと話すこと」の練習かなぁ~、君たちに今、必要なのは。
今年度から、休みの連絡は本人がコーチへ!になったのも、その辺りが理由。プライベートに立ち入る気はないから、「用事があるので。。。」でもいいのだけれど。できれば「休む理由」くらい、ちゃんと自分で言ってみよう!ということ。例えそれが、「映画を見に行く」であっても、「いちご狩り」であっても。「じゃ、休んじゃダメ!」とは絶対に言わないのだから(笑)。逆に「何を見に行くの?ロックマン?」「どの辺りに『いちご狩り』に行くの?菖蒲だったら、コーチも来週、行くよ」くらいの会話をコーチはするつもりでいるよ~!
次は「こども連絡網」でも作ろうかなあ?ユニホームが揃わなかったりして(笑)。
- [2005/04/02 09:20]
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