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    息子、交通事故に遭う。知能。33日目。 

     でも。試合は出来たっ!


     「ブッセ」という食べモノをご存じか? 外はサックリ、中はフワフワでクリーム等が挟んである洋菓子だ。簡単な例を挙げると亀屋萬年堂の〝お菓子のホームラン王〟「ナボナ」は「ブッセ」である。

     今日、義母が福島から来たので、一緒に息子のところに、午前中に行った。「柔らかいモノなら、孫も口にできる」と考えたのだろう、「あだたらブッセ」というお菓子を義母は持ってきてくれた。父親に似て、甘いモノ好きの〝孫〟は、「ありがとうっ!」と言って、早速、パクついたが…。

     「噛み切れないっ!」(笑)。

     歯が失いことが「どんなにタイヘンなことか…」を書きたいのではない。僕が書きたいのは、「歯というものは、普段、全く意識をしていないが、ちゃんとそれぞれ〝役割〟がある」ということだ。前歯が上下揃って失ければ、「ブッセ」さえ噛み切れない。動物のカラダとは、なんと機能的にできているのかを「ブッセ」と格闘する息子を見て再認識した。

     それにしても。コイツは歯の失い時の食べ方を思いつかないのだろうか?(笑)

     午後は1年生と2年生の試合会場に向かった。我がチーム1年生は「超ダンゴ」サッカーを推奨している。ただし、幼稚園のモノとは明らかに違う。詳しく書くとマネされるので(マネされたっていいのだが、笑)書かないが、言ってみれば徹底した〝ドライビングモール〟サッカーを教え込む。だから、1年生のウチはよく負ける。全員でボールに行っているから、ドカ~ンと蹴られたり、左右に振られたが最後、簡単に点を取られるのだ。歯で言えば、

     全員が前歯のサッカーだ(笑)。

     2年生も、つい先日までは「全員が前歯サッカー」だった。が。12月くらいから、ちょっとしたサジェスチョンを与えてきている。あくまでも、さりげなくのサジェスチョンではあるけれども。が、子どもたちはそれだけで、「奥歯もあるサッカー」が出来てきているように、今日は見えた。4月からは3年生だ。そろそろ犬歯の必要性も、〝舌〟の役割も考えさせてもいいのかなぁ…。でも、

     焦る必要はない。

     しっかり。段階を踏んで。この子達なりの、健全な〝好き嫌いなくモノが噛める〟サッカーを作っていけばいい。まだまだ、しょせん、試合内容は〝離乳食〟くらいのものしかないのだから。今、何より一番大切なことは、「食べること(サッカー)って楽しいっ!」と思わせることなのだ。だんだん、カタいものの食べ方を教えてあげれば、それでいいと思う。

     さて、その後の息子だ。家で嫁が僕に報告してくれた。 「そうかっ! 手で千切って食べればいいんだっ! と2個目でやっと気が付いたみたい。どうやらチンパンジー並みの知能はあるようよ(笑)」。

     いいFW(前歯の入れ歯)が出来るといいなぁと夫婦で笑った33日目だった。



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