2010.02.09 Tue
息子、交通事故に遭う。義歯。31日目。

歯を何にするか? が大きな問題だった。
上下とも並びで4本ならば、ギリギリ、「ブリッジ」もできると医者は言う。「これがいいのは、ずっと付けたままでいいということ。そして、簡単には取れないということ。サッカーの間も付けていて大丈夫。ただ、息子クンの場合、歯槽骨がないので、どうしても隙間ができてしまいます…。それと残った健康な歯を大きく削らなくてはいけません」。
義歯という選択肢もある。簡単にいうと入れ歯だ。「入れ歯は入れ歯です。何かの拍子で外れることもあります。また寝る時は外さねばなりません。また、口の中に異物を入れるわけですから、違和感は大きい。何より彼は、まだ若い。女性の前で歯を外さねばならないシーンだって、これから出てきます…」。
「インプラントが本当は一番いい。ただ、骨の移植が必要になる。下は前後とも失いですから、厄介です。成長段階で、骨を取るのはリスクもあります。やるならば、数年後がいい。骨の定着に3カ月、インプラントの定着に3カ月と時間も掛かりますから、〝今すぐサッカー〟の息子クンには向いていないし…」。
医者的には? との問いを最後にぶつけてみた。
返事は「ブリッジですね。若さとサッカーが理由です」。
ふむ。で、当然、「オマエのことだ。オマエが選べっ!」ということになった(笑)。
彼は義歯を選んだ。「歯を失くした今、残ったモノまで削るのはイヤだ。見てくれが同じならば、義歯で我慢をする。慣れの問題でしょ? サッカーをやる時は外せばいいじゃんっ! 歯のあるなしで勝負が決まるわけじゃないし。相手チームのヤツが揶揄してきたら、キッチリとプレーで返してやるっ!」とのこと。
医者のこの言葉も後押しをした。「成長期ですから。ブリッジでカッチリ固定をすれば、窮屈さは出てきます。義歯ならば、成長に併せて何度も作り直せます。また義歯→ブリッジには行けますが、ブリッジ→義歯は難しい。義歯にしてみてから、〝やっぱりブリッジに!〟でもいいと思いますよ」。
というわけで。本日、歯の型取りが行われた。
退院が見えてきた、丁度1カ月目の31日目が終わった。
※1カ月。今日で、このシリーズを止めよう!とも思いましたが…。退院もなんとなく見えてきた風なので。退院まで続けます。すいません。
- [2010/02/09 23:58]
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