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    息子、交通事故に遭う。発声。21日目。 

     暖かい。春のようだ。


     息子も大部屋に移ったことだし、そろそろ僕らも生活のリズムを元に戻そうっ! と嫁と話しをした。手術も無事終わった今、過剰な心配をすることは彼のためにならない。「とっとと、治せっ!」光線をビジバシ浴びせる、それが本来の我が家の教育方針だ。

     そもそも、放っていても、ケガは癒える。
     江戸時代以前はそうしていた(笑)。
     まぁ、そのくらいの気持ちっ! で。本人も親もいようということだ。

     なので。今日から僕は我がチームに復帰っ! 朝7時半、ホーム小学校で1年生をKMJさん主催大会に送り出す。「コーチは行けないけど、オマエラ、何気に強くなっているよ。いつも通り、サッカーを楽しんでおいでっ!」。

     「はいっ!」。元気な1年生の返事。
     気持ちがいい。癒やされる(笑)。

     9時。準ホーム小学校に2年生の練習を見に行く。「コーチだぁ! コーチが来たっ!」とヤンチャ2年生どもが騒いでくれる。うん。君たちのこと放っておいてゴメンなぁ…。また、今日から、コーチと一緒にサッカーを楽しもうっ! というと、みんな、キラキラした目で「はいっ!」。やっぱ、我がチームはいい。子どもがサッカーをやらされていない。本当にいいチームだ。

     現在、1年生は9人。2年生は11人。
     まだまだ、団員募集中です(笑)。
     試合相手も募集中です(笑)。

     午後は、僕の母と一緒に息子のところへ。荷物を置きながら、息子の方を見ずに、「誰か見舞いに来てくれたか?」と聞くと「今日は誰も来ていないよ~」と聞き慣れた声で返事が返ってきた。

     へっ?
     おぅ! 話せるのかっ! 

     見ると首には昨日までと違う形の器具が付いている。そういえば、「順調ならばスピーク・カヌーレに替えます」って昨日、医者に言われていた。3週間ぶりに聞く息子の声は。当たり前だが、やっぱり息子の声だった。時期が来れば、声が聞ける。だって、今やタダの顎の骨折なのだから…大げさになることはない…と思っていたが。

     ダメだ…。やっぱり涙が…。
     嫁と来なくてよかった(笑)。

     病院には小一時間もいなかった。早く、嫁と交代してあげなくてはいけない。彼女の方が僕よりも、息子の声を早く聞きたいと思っているはずだ。そうだ、明日は娘2人も連れてきてあげよう。そう考えながら、家路を急いでいると、1年生に帯同したKコーチからMAILが入った。

     「1年生、優勝しました。
     みな、『コーチに報告するんだっ!』と言っています。
     いいチームになってきましたね」。

     車を止めて。また涙を拭いた。
     子どもって、最高だな…と思った21日目だった。



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