2010.01.26 Tue
息子、交通事故に遭う。手術カンファレンス。17日目。

18時30分に病院に着いた。「木曜日の手術の細かい説明を行いますので19時に来てください」と医者に言われていたからだ。1階の自販機で「飲むヨーグルト」を1本買って行く。「なるべく味の付いたモノが飲みたい」という贅沢に応えてやろうと思ったからだ。カロリーオーバーにならないように、一日に摂ったものは全て記録している状態だが、まぁ、このくらいは許されるだろう。
ヨーグルトを飲んでいる息子を眺めていたら、看護士からお呼びが掛かった。時計を見ると19時。カンファレンスルームに向かう。丸い椅子に座り、医者の説明を聞く。最初に大きなレントゲン写真を見せられる。口元から真っ直ぐキレーに顎骨は割れていて、一番先に来ると河口のように細かく割れているのが分かる。医者が説明を始める。
「骨を合わせて、2カ所、チタンプレートで止めます。上部は小さめのモノ、下部は大きなモノになります。先の骨片は取ります。このぐらいならば再生します。若いので骨の回復も早いでしょう。夏休みにはプレートを取るため、もう1度、入院してもらうことになります」。
なるほど。手や足と同じ治し方をするのか。
「手術時間は2時間半ぐらいかな。次にリスクの話をします。普通は跡が残らないように、口の中を切ってやるのですが…。息子さんの場合、口内のケガが激しいのと、完全に割れている骨をシッカリ止めるために下顎の部分を切って、患部を治すことになります。ですので、傷跡は残ります」。
男ですから。親も気にしませんし、本人も気にするタマではないです。
「(笑)。ただ…。口角に麻痺が出る場合があります。顔面神経の1本が走っているところですので…。神経自体は絶対に切りませんが、影響が出る場合があります。全体の3割~4割位の方に出ます。とはいっても、その麻痺も一時的なもので1年以内に治ります」。
元・首相くらいですか? との問に「もっと軽いです」とのこと。
治るのならば、気にしません。
病室に帰り、麻痺の話は抜きにして、息子に概要を説明した。「ふ~ん」という感じで聞いている。「治すために手術をするのだから」と最後に付け加えると笑顔が返ってきた。あぁ、そうか。やっぱ、コイツ、怖いんだ手術が。そうだよなぁ、まだ15歳の少年なのだから。
まっ、これも経験だと納得させた17日目だった。
- [2010/01/26 23:58]
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