2010.01.20 Wed
息子、交通事故に遭う。模擬筆談。11日目。

約束通り、19時に病院に行った。息子は答えを用意していた。本気のようだ。書いた文章も読む。元々、手直しをするつもりはない。中学生が中学生の言葉で自分を語るのが面接だ。大人が考えてもろくなことにならなし、付け焼き刃のテクニックもいらない。明らかな間違いだけ、指摘をして考え直させればよい。
ん。悪くない。ただ、もっとテンションを上げて書いてよい。
心構えだけを息子に話す。「相手に『オレって、こんな人間です』と分かってもらうことが面接だ。難しいことではない。なぜなら、相手も『この子のこと、知りたいっ!』と思って、聞いてくるからだ。分からないことは分からないと言えば(書けば)いいし、間違えたら『すいません』と言えば(書けば)いい。試験だと思うから、おかしなことになる。面接官と仲良くなること。そういうの、オマエ、得意だろ?」。
頷く息子。
「ただし。筆談はオマエに限って言えば、不利だ。普段から『勢い』と『迫力』がオマエの持ち味だ。筆談ではそれが出にくい。ただでさえ、『書く』という作業は誤魔化しが利かない。『話す』という作業はいくらでも誤魔化すことができるが…。オマエも、だから、こういう優等生言葉を使ったのだろう? でも。違う。さっきも言ったけど、オマエをわかってもらうことが目的だ。テンションを上げて。『勢い』と『迫力』を出すつもりで筆談をしてみろ。その気持ちで、明日までに、また書いておけ」。
手伝わない僕は冷たい親か? と考えた11日目が終わった。
- [2010/01/20 23:24]
- 息子 交通事故に遭う |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
トラックバック
この記事のトラックバックURL
https://halusaka.jp/tb.php/687-a7f15935
- | HOME |