2009.11.16 Mon
TIME IS MONEY

時間というものは容赦ない。〝さっき〟が終われば、すぐに今がやってくる。昨日が終われば否応なしに今日がやってくる。誰にも平等ではあるが、それがツラい時もある。
サムログを見るとクマSのU15監督・Tさんは、解散後、すぐに仕事で北海道に向かったようだ。時間は容赦ない。それにしてもボランティアでここまでやっていただき、本当に頭が下がる。深く感謝です。僕は僕で、帰宅するやいなや、我がチームのコーチ会議に出席。12月の予定や団活動のことを話し、その後は、半年に一度の保護者会に突入。1・2年生チームの今後の活動、ユニホームの件などを話し合った。終了後、帰宅すると既に20時半。子どもたちは食事もとうの昔に終わり、思い思いの行動を取っている。
肝心の息子が一番、忙しい。明日(17日火曜)から期末テストのため、負けを噛みしめる暇もなく勉強をしていた〝ようだ〟。本当かどうかは知らない(苦笑)。その後、僕は高校選手権我が県大会決勝のビデオを見ながら食事。いつものように生姜で割った二階堂のお湯割りを3杯のみ就寝。今朝は今朝で、いつもと同じように娘2人とコスモの散歩に出掛け、出社。なので、実は昨日の試合後から、息子と僕の間で「決定戦」の話は一切、行われていない。昨日の日記のGKとの交錯の話も嫁から伝え聞いたものだ。
時間は余韻を与えてくれない。
容赦なく、毎日の生活が身に降り掛かる。
今日もそう。帰宅すると、息子はまだ塾。嫁が笑い顔で問い掛ける。「大丈夫? パパが一番、落ち込んでいるのじゃないの?」。「うにゃ。それはない。小学生の時と違う。ただ、『全国』って遠いものだなぁ…とはシミジミ思うけど…」と応えた。「でもさ。感謝しようよ。〝空振り〟するようなド下手息子だけど、息子のおかげで、私達、昨日まで楽しめたのだから。ねっ?」。
ん。いいこと言う。
僕には過ぎた嫁だし、息子には過ぎた母だ。
「アタシさぁ。黙っていたけど、昨日、息子と2人で取りあえず泣いたから。ケッコウ、スッキリしているんだぁ」。へっ? 「うん。パパがの保護者会に行っている間にね。3年間、頑張ったね! と。今日も最後まであきらめず、ケガしてもピッチに立てたね、と。オマエ自身も頑張ったけど、監督・コーチ、試合に出れなかった子達にも全員に感謝だよ~って。明日からいよいよ『受験勉強』だけど、今日の悔しさを晴らすために今から〝サッカー強豪校〟に行きたい! もそれはそれでアリだからね! 取りあえず勉強しながら考えなさい! って言って。その上で『でも。悔しいよね~っ!』って言って。2人でワンワン泣いた」。
時間は容赦ない。
僕が話したかったことを全部、嫁が話しやがった(苦笑)。
いろいろ聞かれる息子の進路だが。今のところ、本人に任せている。高校の選択は間違いなく本当の最初の「人生の選択」だ。親がシノゴノ、口を挟むことではない。将来も含めて、自分がどうしたいのか? それがどうであっても、僕ら親が先に口を出すべきことではない。聞かれたら助言はするが。本当のことを言えば、いつ「シズガクに行きたいっ! クニミに行きたいっ! マエイクに行きたいっ!」と言うのか? をドキドキしながら待っては、いたのだが。どうやら、「昨日まで」の本人に〝その気〟はないようだった。
と、いうか。「〝今〟のサッカーをすることで精一杯でそこまで考えられなかった」が正解だろう。でも。時間は容赦ない。高校は、こちらの時間に合わせてはくれずにセレクション等は進んでいく(苦笑)。
僕的には。期末テストが終わった水曜日に。たくさん息子と話をしてみようか? と思う。なぜなら、〝今〟、やらなければいけないことは目の前の「期末テスト」の勉強だからだ。いいんじゃないか? 周りに左右されず、常に〝今〟やらねばならぬことだけを考えるやり方も。遅れを取ったとしても、それで多少の損はあったとしても。それはそれで、アリなのではないか。
時間は容赦ない。
が、時間が解決してくれることも。事実だ。
良い例が昨日。本当は。息子は英検準1級の面接日だった。1回目の面接も全クラ予選でスッポカシ。なので、筆記合格の権利は今回が最後だった。でも、自ら「英検? んなもの、来年も受けられる! 代表決定戦は明日しかないっ! 内申でプラス? いらない! 何よりも皆とサッカーする方が僕には大切っ!」と〝今〟しかできないことを選択したオマエにはちょっと感動した。だから、きっと。進学も、どの道を選択しても、悔いを残すようなことはないと思う。
時間は容赦ない。
だけれども。オマエは若い。
やり直すことに遅いということは全くない。
時間を気にせず。信じた道を進んでほしい。
高円宮杯全国大会決勝は12月29日。国立競技場まで一緒に見に行くか。声を枯らして、進出チームを応援しよう。それが敗者にできることだ。ピッチに立てなくても。応援をすることは誰でもできる。
受験生にも。
そのくらいの時間は十分、許されるはずだ(笑)。
- [2009/11/16 23:58]
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