FC2ブログ

    生活習慣病。 

    のち 朝は傘をさして。コスモの散歩。


     こんにちはっ! 蹴球メンタルクリニック院長です。先日の「Jr.ユース症候群」の発表が、スゴい反響。お陰さまで客なんて皆無だった当クリニックもテンヤワンヤの大忙しっ! あっ、また次の相談者がやってきたようです。どうぞ~。診察室にお入りくださ~い! 

     で。どうしました?

     「あの~。先日のブログを読ませていただきまして…。Jr.ユースと部活、どちらが良いのでしょうか? 実は息子が現在、6年生で。そろそろ進路のことを考えなきゃいけないか…と…」。

     まだ、6月ですよ? 夏休み明けに考えれば十分です。はいっ、次の方~っ!

     「ちょっと、ちょっとっ! まだ終わっていません。聞いてくださいっ! 私は、そう思っているのですが。ある同級生のママが、もう今すぐって勢いで…。『ウチは部活よっ!みんなで部活に行って、サッカー部を強くするのよっ! 勉強のこと考えれば、部活が一番っ! 言っていること分かるわよね?』って立て板に水のごとく…」。

     あぁ。マシンガン型ママですね。ネチクレーム型、ダラ文句型、権利のみ主張型など、いろいろいますけれど、マシンガン型のインパクトは確かにコワイですよね。脅しも少し入っているようですから、気になりますよね。そうですね、このマシンガンさん、完全なるブカツ症の症状を示してますね。カルテに書く症例は「ツレション」です。「いっしょにオシッコしましょうっ!」って感じでしょ?(笑)

     「えっ? ブカツ症なんてあるんですか?」

     ありますよ~。Jr.ユース症候群は最近の病気ですが。ブカツ症は、昔からあるビョーキです。子どもではなく大人のビョーキです。小学生時代に少年サッカーにドップリ浸かった親が罹ります。まっ、一種の成人病ですね。メタボ・高血圧と似たようなものです。特に子どもが中学進学の時に重くなることで有名です。症状としては、突然、根拠のない戯言を言い始めます。『部活は近いからいい』、『部活は金がかからなくていい』、『部活だったらレギュラー取れる』、『部活は学校が守ってくれる』…。とんでもない、間違いですよ。そもそも、その通りだったら、ここまでJr.ユースが幅を利かせませんって。どうしてJr.ユースができたか? を考えてみてください。ブカツ症があるからです。

     同じ部活に向かう時季でありながら、中学進学時のみに、この症状が見られるには理由があります。高校の部活と公立中学の部活は成り立ちから違うのです。高校は何らかの形で選抜されるわけです。方法は勉強だったり、スポーツだったり、いろいろですが。ですから、ベクトルが揃いやすいのです。特にスポーツの場合は、最初からベクトルが揃うのが当たり前です。まぁ、途中からベクトルが違う方向に向く子もいますが。これは、また違う病気で。また、次回説明します。

     話を戻します、ブカツ症に。

     公立中学は果たしてベクトルが揃い切りますか? 揃わないのがフツーです。というか、揃うことが前提にはないのです。昨日、サッカーを始めた子も、保育園からやっている子も同じ扱いが基本。3年掛けて揃えていく。それが公立中学の部活です。ここは、公立中学として、絶対に曲げてはいけないところです。少年団よりシビアと思ってください。そりゃそうでしょ、公立の義務教育なんですから。そこへ「サッカー部を強く!」という、実は「クラブは嫌だけど、自分の子は強いチームに居させたい」という勝手な思い〝だけ〟を持った親御さんの子どもが入ったとしたら…。「こんなはずじゃない!」の連続となります。で、そういう考えを持つ親は、「ふざけんなっ!」になる。結果、辞めさせちゃったりします。

     ツレションを誘っておいて、自分からサヨナラです。
     その方、今までも似たような事件引き起こしたでしょう?

     他にも症状はあります。「近いからいい」はずだったのに「近いから遊ぶ時間がたくさん!」になってしまい、「こんなはずじゃなかった…」。これはカルテに「勝手な思い込み」と書きます。「部活だったらレギュラーが取れる」はずっだったのに、生活が荒れて「レギュラーになれない」。もしくは「サボっているうちに、抜かれる」なんてザラです。これはカルテに「スポーツ、ナメ過ぎ」と書きます。「学校が守ってくれる」? いつの時代の話ですか?(笑)。金八先生がいればいいですが。「腐ったミカンは取り除く」「腐ってなくても『知~らないっ!』」が今の公立教育界の大きな基本方針ですよ。もし、金八先生がいたとしても。異動で状況が変わった…なんて、フツーに聞く話です。これはカルテに「世の中知らな過ぎ」と書きます。顧問がやる気ない人だと。ダメとはいいませんが、タイヘンです。ここから這い上がると逆にスゲェ! ということになります。

     もう1つ。顧問の先生は多くて2人。2人で3学年を見るわけです。1・2年なんて、試合がある方がおかしい。あっても、年4試合が平均です。部活は先輩後輩はありますが。実力主義ですから、3年になっても1・2年が試合に出て、本人はベンチなんてこともフツーにあります。6年生の今は試合、試合の連続。人数がいれば、下の学年が来ることもない。それが。試合がパタッとなくなる。こうなると、子どもより親がガマンできないケースが多いです。これは「誰がサッカーやっているの?」とカルテに書きます。

     「じゃあ、やっぱりJr.ユースがいいんですか? 院長さんの息子さんもJr.ユースで頑張っているみたいですし…。ウチの子、Jr.ユース向きだなぁって思っていたんです…」。

     お母さん。アナタも病気です。
     カルテには「隣の芝生」もしくは「他人依存症」と書きます。

     いいですか? そもそも。「どちらがいいか?」なんて、ないのです。どちらも正しくなる可能性があるし、正しくない可能性がある。大切なのは、「子ども自身が、どこであっても頑張れるかどうか?」なのです。もう1つ。「親のアナタが表に出ずに、子どもが決めたことに対して、〝最小限〟のバックアップをしてあげられるかどうか?」です。〝最小限〟ですよ!? 部活にすればよかった…、Jr.ユースにすればよかった…。そう考える親子は、例え逆を選んだとしても絶対に「アチラにすればよかった…」と思う人です。「なんでオレばっかり…」「どうしてウチの子ばかり…」。嘆いていてばかりで結果を残せますか? 

     その場合。演劇部がいいです。「嘆き」専門役者をオススメします。

     Jr.ユース症候群に罹らない子もいるのです。ブカツ症に罹らない親もいるのです。それを忘れてはいけません。親も子も、どれだけ自分を保ち、地道に、愚直と言われても、精進できるか。それが全てです。楽して悦びは得られませんよ。形はどうでもいいのです。途中でクラブ⇒部活、部活⇒クラブと移籍して頑張る子もいます。どんな形でも最後まで頑張れればいいのですよ。

     「部活のほうがお金がかからない」は総論的に合っています。「クラブの方が、試合が多く、指導者も揃っている」も大概、その通りです。が。そうでないチームもあります。部活でもお金が掛かるチームはあります。クラブでも、能書きばかりで、実質、レギュラー以外は放ったらかしのチームもあります。人の話はアテになりません。

     まずは、その目で練習・試合を見に行くこと。そして、子どもにシッカリ体験をさせること。行けるだけ行ってみましょう。部活も含め、10チーム周ったっていいじゃないですか。どうせなら、いろんなチームに行ってみましょう。

     入る時には、選ぶ側なのですから。

     その上で、息子さんに考えさせましょう。息子が「ここ」と言ったら、初めて親として大丈夫なのか? をキチンと考えましょう。現実問題として。それぞれの家庭環境、経済環境の問題もあります。子ども自身のモチベーションの高低もあります。ウマいヘタは気にしなくていいですよ。んなもの、努力で埋まります。あっ! アナタのモチベーションの高低じゃないですよ。

     それと。お母さん、アナタの場合、少なくてもこれだけは言えます。どちらを選ぶか? は。決して他人に引っ張られるものではありません。子どもの意見には、どうぞ引っ張られてください(笑)。

     個人的には。1人で。イバラの道を歩もうとする子ども、大好きですっ!
     技術は教えられますが。熱いハートは教えられませんから。

     すいません。もう時間です。これから、出掛けなくちゃいけないんです。えっ? どこにいくのかですって? 言わなきゃダメですか…。実はウチの息子、中3で来年受験なんです。で、どこの高校に行かせてサッカーさせようかと…。私立なのか、公立なのか、県内なのか、県外なのか…。

     他のサッカーメンタルクリニックに相談に行ってきま~す(笑)。


    コメント

    コメントの投稿















    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    https://halusaka.jp/tb.php/656-7003d1d5