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    直前合宿地「恐山」。 

    のち 寒の戻り。冷たい雨の日は頭痛がヒドい。


     1日遅れの祝辞だが。第2回WBC、侍ジャパン、優勝おめでとう! 久々、日本を明るくさせた大ニュースだった。僕も、東京・新橋でモミクチャにされ、「イキかけながら」号外を配布させていただいた(苦笑)。

     やはり、イチローはスゴかった。ドン底の不調であっても最後の決勝では4安打。しかも、延長戦勝ち越しのチャンスに堂々の2点適時打。そこで打っちゃうこともスゴいが、それよりも、あそこで打順がビッタリ回ってくることに僕は驚く。本人曰く、「僕は持っていますね、やっぱり。神が降りてきましたね」。他の選手が、この言葉を言ったら、「なにを生意気をヌカしてんだよっ!」と世間で言われてしまうが、世の人全員が「イチローは〝持っている〟」と認めているから、ちっとも生意気に聞こえない(笑)。僕なんざ、〝持って〟いないどころではない。〝モテない〟(笑)。ましてや、神なんか降りてくるはずもない。

     イチローの経歴を見てみた。当初、入団したオリックスでホサれたが、河村コーチと出会い、2人3脚で振り子打法を身に着ける。名将・仰木彬が監督に就任すると、1軍抜擢、4月中には1番に定着。登録名を「鈴木一朗じゃ平凡すぎるから『イチロー』で行けっ!」と言われ、替えると、一気にブレーク。この年、日本新記録の69試合連続出塁、日本球界初となるシーズン200本安打の偉業を達成。最終的に210安打(日本記録)まで延ばし、この年から打撃の正式タイトルとなった最多安打の初代獲得者となった。パ・リーグ新記録となる打率.385で首位打者も獲得。打者としてはプロ野球史上最年少でMVPまで手にした。

     その後の活躍は書くのが疲れるのでヤメる(笑)。

     確かにイチローは「持っている」。大きく育ててくれる指導者との出会いも〝持っている〟からこその出会いなのだろう。〝持っていない〟ばかりに、その才能を生かせなかったプレーヤーもたくさんいるはずだ。そう考えると、スポーツ選手にとって〝持っている〟ということは非常に大切な気がしてくる。

     今の日本のサッカー界にイチローほど〝持っている〟プレーヤーがいるか…。シュンスケ、エンドウ…ん~イチローに比べるとスケールが小さい気がする。クラマーと出会った「世界のカマモト」まで遡るしかないか…、いやカマモトだってイチローの〝持っている〟度には遠く及ばない…。誰かいないか…いねぇなぁ…いたっ!

     大空翼っ! ロベルト本郷とも出会ったし。
     確実にイチロー並に〝持っている〟ぞ~っ!(笑)

     おふざけはやめて。現実に戻る。期待したいのは。原口元気クンだ。各世代で名指導者に出会い、小・中・高と日本一を経験。そして、フィンケと出会い、高校生ながらJ開幕スタメンデビュー。今の時点では確実に〝持っている〟。いつでもどこでもボールと一緒だったという努力家としての逸話もM先生から聞いているから〝持ち続ける〟可能性は極めて高い。元気クンの県NO1チーム時代の同級生・塩田クンもイチロー候補の1人。指導者にも恵まれ、元気クンと一緒に全少制覇、そしてKSCでプレミア制覇。今はマリノスユースで頑張っている。

     話を本題に戻す。僕は思う。実は〝持っている〟ヤツはケッコウいるのではないだろうか。が、自分が〝持っている〟と気付かずに「なぁなぁ」で終わらせてしまっているケースも多々ある気がする。〝持っている〟としてもそれだけではダメなのだ。

     やはり、弛まぬ努力が大事。イチローだって、〝持っている〟のが証明されたのはプロになってから、だ。今日、新聞でチチロー(イチロー父)のコメント記事を見て実感した。「『幼少時代、地元のバッティングセンターに1年で366回以上、通った。1日に2回以上行くこともあったから。その結果、愛工大名電高時代は《センター前ヒットならいつでも打てる》と言うまでになった。WBC決勝の勝ち越し打は、そのセンター前ヒット…』。チチローの声も震えていた」。

     結果としての〝持っている〟〝持っていない〟は一度封印して。〝持っている〟と信じ、サッカー少年全員が努力をしよう。たとえ今は〝持っていない〟状態だとしても。努力によって〝持っている〟状態になれるかもしれない。そうすれば日本代表は〝持っている〟選手だらけになるっ! 神を降ろせる選手が揃えば、W杯制覇も夢ではない。 日本協会の目標より前倒しになってしまうけれども、目標は2014年W杯におこう。この大会は相当に価値のある大会だ。なぜなら、第20回記念大会なのだ。そして、開催地はブ・ラ・ジ・ルっ! ここで優勝したならば。WBC連覇どころではない。スゴいなんてもんじゃないほどスゴい。大丈夫。鎌倉時代に日本には神風が吹いた実績があるのだから。

     日本という国自体は〝持っている〟のだ。

     イチローはWBC連覇で「イキかけた」とコメントした。それ以上の価値がある2014年W杯優勝時のサッカー代表選手の言葉は、この時点で既に決まった。

     「イッチャイました」(笑)。

     その時は。僕もモミクチャにされて「イキながら」号外を撒きたいと思う(笑)。



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