2005.04.11 Mon
師匠。
- 少年サッカー
- | トラックバック(0)
- | コメント(0)

「センセー、オハヨウゴザイマスっ!ミナサン、オハヨウゴザイマスっ!」。サクラ咲く、園庭ではなく大教室に響く、カワイイ声。生憎の雨で室内ではあったが、今日は「ハリキリガール」次女の入園式だった。
入園式の15分前。H幼稚園の小さな園庭にサクラを見上げる中年男性が一人。体育のA先生。F幼稚園の体育の先生でもある。またの名を「Fの団長」。会釈をして、声をかけた。「3人目がお世話になります!サッカーを教え込んでくださいっ!」。笑いながら、柔らかな声で返ってきた応え。「いいんですか?」(笑)。
長男の「最初のサッカーの師匠」は、このA先生と息子さん達。小さなH幼稚園の園庭が彼にとっての最初のピッチだった。「今日ね、サッカーでね、1点取ったんだよっ!」。その明るい声と弾ける笑顔が「サッカーをやらしてみるか?」という最初の一歩だった。我がチームに入ってからも、3年生の終わりまでH幼稚園のスクールには通い続けた。A先生が好きだったから、である。
このA先生、実に人格者である。「ライオンズクラブ旗大会Bクラス」のヒトコマ。チームFの試合がPK戦に突入した。主管の一員でありながら、たまたま「ゴール裏」にいた僕は、そこで観戦していた(笑)。その前をフラ~っとA先生が通り過ぎる。「センセー、見ないんですか?」。ニコッと笑いながら、「勝負じゃないよ、僕の立場は。頑張れば、それでいい」。クゥ~ッ!言えないし、できないよぉ~、「あえて見ない」という行為は。シビレた。息子さんも。僕に会うと必ず言う。「息子さんはどうですか?」。社交辞令としても、優しい笑顔で気にしてくれる。ライバルチームの主力を「自分の教え子」として気にしてくれる。温かい。
A市には、こういう人がたくさんいる。例えば、ライバルチームのMコーチも、その一人。我がチームの子たちに自分のチームの子供のように接してくれる。これも温かい。
自分もこうありたい、と思う。A市の指導者の一人として。「我がチームを強くしたいっ!」と思う傍らで。他団の子供にも、温かく、優しく、全員の努力・頑張りを讃えてあげたいと思う。いいじゃん!A市から、地元県から、いつか日本代表が出れば。「オレが育てたっ!」じゃなく、みなで温かく、「はぐくむ環境」を作ろう。そうすれば、子供は勝手に大きく育つ。大きな心で。少年サッカーを見なくては、ね。わかってはいるのだけど。。。 勝手をいうと。「自分の子供」が卒団するまでは「葛藤」の連続だろうなあ。。。
A先生。なんとか次女を立派な「なでしこ予備軍」にしてください。
- [2005/04/11 02:40]
- 少年サッカー |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
- ≪PAPER!
- | HOME |
- さて。仕事しよう(笑)。≫
トラックバック
この記事のトラックバックURL
https://halusaka.jp/tb.php/62-abb5429a
- | HOME |