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    「タイムアップの笛は、次の試合へのキックオフの笛である」。 

     寒さが戻った。


     12月31日に書いた通り、今年の僕の目標は「基本に帰る」だ。だから、何かあった時には「そもそも、どうだったか?」を常に考えるようにしている。例えば。先日のタコ息子の「学校呼び出され事件」の時だ。夫婦揃って、「自分の子どもに対する教育」の基本に戻ってみた。

     嫁の基本:「嘘をつくこと。意図的に人に迷惑を掛けること。この2つだけは絶対にしてはいけないこと。運動ができなくてもいい。勉強ができなくてもいい。正直に、そして思いやりを持って生きなさい。それ以外は求めません」。なるほど。そう言えば、彼女は常々、子ども達にそう言っている。普段は、もっと乱暴な言葉ではあるけれども(苦笑)。

     僕の基本:「男(女)らしく。『自分だけよければいい』は絶対に許さない」。

     今回の事件で、息子は「親2人から、いつも言われていること」から逸脱した。よって、怒ってもよしっ! という結論に夫婦で達した。「ガキなんだから間違いはある」。けれども、「ガキだからこそ、叩き込むべきことは叩き込まなければいけないっ! それが親の責任っ!」も夫婦揃っての一致した基本だ。1つだけ反省があるとすれば。本来は、怒るる前に「基本帰り」しなければいけないところを、今回は怒った後に「基本帰り」してしまったこと(笑)。このことは、今後は、改めなくてはいけない。あっ! 細かいことだが付け加えよう。

     キチンと彼の言い分は聞きました(苦笑)。

     さて。イヤなこと・ツラいことがあった時はもちろんだけど。イイこと・楽しいことがあった時こそ、「基本に帰って」考えなければいけない。今回、息子はサッカーで多少「いい目」にあった。好事魔多し。ここは引き締めなければいけない。またまた、嫁と「サッカーをやらせること」に対する基本に帰ってみた。

     嫁:「頼んでサッカーをやってもらっているわけじゃない。自分が好きでやっていること。サッカーが他への言い訳になった時には、いつでもヤメてもらう。プラス。まずは全て『自分で』やること。物理的にムリだな~という時だけ、シッカリと親としての最低限のサポートはする」。なるほど。これもいつも彼女は息子に言っている。まず「中学生であれっ!」そして「自分で」ということだな。

     僕:「まずは弱い自分に負けないこと。そのことを分かってほしくてスポーツを始めさせた。次にチームスポーツを選んだ理由は、『友と一緒に』が基本だから。『自分だけよければ』は許さない。次に、『男がスポーツやるからには接触プレーがなきゃダメっ!』と〝個人的に〟思うから。男ならば闘えっ! カラダを張れるチームスポーツならば別に何でもよかった。サッカー? 近所でやっていたスポーツが〝たまたま〟サッカーだっただけのこと。とは言うものの、幸か不幸かサッカーを始めたのだから、一度始めたことは、最後まで頑張れ。どうしてもイヤになったらヤメていい。好きだというなら、打ち込めばいい。ただし、学生なのだから勉強にも同じくらい打ち込むこと」。

     その上で、親として「僕らは、どうあるべきか?」を今日、夫婦で確認しあった。「プレーヤーとしての彼には期待しないこと。それは周り及び息子自身が決めることだから。『人』としては多いに期待をしよう。僕らは彼の親なのだから」。

     息子へ。改めて父と母から言おう。U-14クラブユース選手権大会、優勝おめでとう。でも、いいことばかりが続くわけではない。チーム内の競争もさらに激化して試合に出れない時が来るかもしれない。他チームだって力を付けて巻き返してくるから勝てない日々が来るかもしれない。それでも、もし、お前がサッカーが好きであるというならば。それでも、サッカーを続けたいんだ! というならば。シッカリと、この言葉を覚えていてほしい。
     
     「グラウンドはサッカーだけをやるところではない。人間としての修練の場でもある」。
                              【クラマー】※タイトルもクラマーの言葉。





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