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    賀正。 

     穏やかなお正月。


     先程、初詣から帰って来た。実家近くの山寺に恒例の2年参りだ。例年のように、メンバーは僕の母・僕・息子・長女。例年のように、0時過ぎに出掛ける。例年のように、凍てつく空気に震えながら寺の坂を登る。いつも通りのお正月。

     が。何らかの変化はある。

     今年は風が強かった。群馬特有の冷たいからっ風:通称・赤城おろしが吹き荒れていた。だからだろう、境内の暖を取るための「お焚き上げ」は中止されていた。不景気の煽りなのか、例年無料で配られている「お汁粉」「甘酒」も今年は「甘酒」だけだ。参拝客も明らかに少ない。いつもの年だと80番目くらいの鐘衝き権利をGETするのだが、なんと今年は53番。息子が54番、長女が55番、母が56番。まぁ、待つ時間が少ないのはありがたい。

     変わらないものもある。

     鐘は当たり前のように、そこにあった。例年と同じく、祈りを捧げる。例年のように力強く綱を引く。例年のように勢いよく鐘を衝く。「ゴ~~~ン~~~…」。例年のように心地よく響く。そして、例年のように再び祈りを捧げる。例年のように、心の平静がやってくる。

     子どもは大きくなった。3年生になった長女はこの時間でも平然と起きている。泣きべそをかきながら、起きていた昨年までと違う。「マラソン大会で、また3位以内に入れますように」と祈ったそうだ。息子は、ついに僕を背で抜いた。彼に対しては、その事実を〝認めていない〟が、明らかに彼の方が大きい。「県制覇、関東制覇、そして全国制覇。無敗の完全優勝」と祈ったらしい。夢は大きく。それでいい。そして…。母は老いた…。でも。

     母の願いは今年も変わらない。「家族全員が健康でいられますように」。

     去年と同じ音を奏でる鐘。去年と同じ暗さの闇。去年と同じところに瞬く星。どれも何百年も変わらない。そして、変わらぬ母の願い。年を重ねるということは時間の流れが緩やかになることなのだろう。そして「永遠」に近づいていく。鐘のように。闇のように。星のように。

     僕の願いも変わらなくなった。「家族全員が健康でいられますように」。

     自分の中で。変わらないものが増えてきた。それはそれで、寂しい感もあるが、うれしくもある。変わらない自分の目で。明らかに変わっていく、成長していく子どもを見るのがとても楽しい。自分の子だけでなく。周りの子どもの成長もしっかり観ていきたい。今年も。それが一番、変わらないことだ。

     あけまして おめでとうございます。
     本年も、よろしくお願いいたします。


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