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    08年度流行語大賞! 

     ムチャクチャ寒い…。


     司会のヤスタロー:
     「『現代用語の基礎知識』選 『2008ユーキャン新語・流行語 大賞』に対抗して、本年度から選考が決まった『サッカー用語の基礎知識(コーチ編)』が独断と偏見で選ぶ、『2008サッカー新語・流行語 大賞』。今日は、その発表の日です! 私は本日の司会を務める松木ヤスタローです。コーチ、いよいよ、この日がやってきましたね!」。

     コーチ:
     「はい~っ。やって来ました。しかし、なんですね。ヤスタローさん。実は密かに大賞を狙っているんじゃないですか? 今年も、かなり意識した発言を解説で聞きましたよ。昔は、アナタの解説ってウルセェから嫌いだったんですけど。そういう人、多いと思いますが。僕は、最近は、大好きです。内容のないツマらない代表戦の中味より、ヤスタローさんがどんな常軌を逸したビックリ発言をするかの方が気になって気になって。どうかひとつっ! これからも、笑かしてくださいね!」。

     ヤスタロー:
     「あーっ! うーっ! おーっ! おぅ! おーっと! あーっと! いいですよ~っ! いいですねぇ~!  ナイスっ! ヨシっ!。それしか自分では言っているつもりはないんですが…。たまに、マトモな事を言おうとすると…。羞恥心のカミジ君みたいな発言になっちゃって…。おっと。何を言わせるんですか!」。

     コーチ:
     「まぁ、気を取り直して。ポジティブなヤスタローさん、最近ケッコウ人気ですよ。それはさておき。発表に入りましょうよ! ねっ!」。

     ヤスタロー:
     「(…ったく…)。そうですね…。それでは、第6位からの発表ですっ! コーチさん、どうぞっ!」。

     コーチ:
     「ジャカジャカジャカジャ~ンっ! 第6位は…っ! 『マンチェスのクリキン』ですっ!」。

     ヤスタロー:
     「『マンチェスのクリキン』? 『マンUのクリロナ』じゃなくて、ですか?」。

     コーチ:
    「はいっ! 同義語ですが。『マンチェスのクリキン』。我が家では今日からスタンダードになりましたっ! そもそも、この『2008サッカー新語・流行語 大賞』を思いついたのも。この『マンチェスのクリキン』という言葉のお陰なんですよ!」。

     ヤスタロー:
     「あ~っ! うーっ! おーっ! おぅ! おーっと! あーっと! 何ですか、それ?」。

     コーチ:
     「あのですね。全くサッカーに興味のないウチの長女が。今日突然、『マンチェスのクリキンが…』と言い始めまして…」。

     ヤスタロー:
     「集中しろ~っ! おっと。サッカー解説の気持ちになってしまいました。『クリキン』?」。

     コーチ:
     「栗きんとんでもなければ、クリスタルキングの『大都会』 ♪あっあっ~っ、果てしない~っ、夢を追い続け~え~えぇぇ~っ…♪ でもなくて。間違いなく、クリロナ=クリスチァーノ・ロナウドのことだと思うんですけど。小3くらいの〝サッカーなんてどうでもいい〟女の子にとっては、『マンU』⇒『マンチェス』・『クリロナ』⇒『クリキン』の方が親しみやすいみたいです。なので『マンチェスのクリキン』。それを聞いたら、確かに、そちらの方が、語呂がいい気がしてきて…。ウチでは『マンチェス』『クリキン』です」。

     ヤスタロー:
     「ガマン、カマン、ここはガマンっ! おっと。またクセが…。分かる気がします。立派な第6位ですね。では…次に行きましょう! 08年の第5位はっ?」。

     コーチ:
     「………(涙)。『ボール1個分、2個分が違うことも感じていた』…」。

     ヤスタロー:
     「ん…名波の引退会見ですね…」。

     コーチ:
     「2002年、日韓W杯に…。名波が出ていたら…。トルシエはタコだ…。いや、もしかしたら通訳・タバティが○○と言うべきところを名波と誤訳をしたばかりに落ちた…。それに違いないと未だに思っています…。小中学生諸君っ! これがJリーガーだっ! 〝ダイタイその辺りパス〟を出している限り、君たちに未来はないっ! ボール1個2個で引退…。たまらない…。そういえば、名波は入団会見で『自分の左足にボールがあるときは注目してくれ』と言いました。入団会見・引退会見、両方開けるサッカー選手は、なかなかいないです…」。

     ヤスタロー:
     「『夢の中まで左足』【サッカーマガジン刊、著・増島みどり】は買いですかね?」。

     コーチ:
     「買いですね。増島さんは会社の元先輩。サラリーマンとしては当然の行為でしょう」。

     ヤスタロー:
     「テレ朝系列だから私も買っておきます、とりあえず。さて、第4位は?」。

     コーチ:
     「『YES,WE CAN!』」。

     ヤスタロー:
     「はいっ? それ、サッカーじゃないでしょ?解説みたいに 『今のはハンドっ! ハンドですよ~っ!』とレフリーに文句つけちゃいたい気分ですよ?」。

     コーチ:
     「あれっ? だから、『サッカー界の里田まい』と呼ばれちゃうんですよ~、ヤスタローさんは。僕は、里田まい、好きだけど。知らないのですか? 柏のオバマ。自分のことを『ワシ』と呼ぶオバマ。残留なのにクビになったオバマ。その有名な言葉を。これ、少年サッカーのベンチで言ったら最高ですよ? ちょう~カッコヨスですよ~っ? 試合前に『YES,WE CAN!』。ハーフタイムに選手を送り出す時に『YES,WE CAN!』。勝った瞬間に『YES,WE CAN!』。表彰式で『YES WE CAN!』。保護者を前に『YES,WE CAN!』。どうにでも使える、最高の言葉っ!」。

     ヤスタロー:
     「どこでも使える…。つまり私の『シュートっ! シュートで終われっ!』みたいなものですね?」。

     コーチ:
     「まぁ、そういこうことにしておきましょう…。なんかサムログみたいなノリになってきたなぁ…(笑)。次です、次に行きますよっ! 第3位。これは、流行りました。『性格が邪魔してる』」。

     ヤスタロー:
     「聞いたことないですけど…。流行りました?」。

     コーチ:
     「どことは書けませんが。一部で大流行した言葉です。使い方を説明しましょう。類まれなるドリブル上手な選手がいたとしましょう。でも、彼女だなんだかんだという遊びも忙しい。練習以外は、そっちに行っちゃう。個人練習すれば大化けするのに…。そんな時に使います。『ったく、アイツ、性格が邪魔してるよな~』。非常にプレーがしっかりした選手がいたとしましょう。なのに、少々ビビリ~。肝心な時に一歩遅れる…。『ったく、アイツ、性格が邪魔してるよな~』。使えますよ~、この言葉っ!」。

     ヤスタロー:
     「…。私には、それを言っている、コーチの方が『性格が邪魔してる』気がしますが…」。

     コーチ:
     「その通りっ! 自分でも『一番、性格が邪魔している!』 と思っています(笑)。でも、いいんですよ、人(ヒト)なんですから。それぞれ、みんなが違う人間。性格という個性を持っているわけです。楽しいことじゃぁないですか! さて。注目の第2位です! 準グランプリに輝いた言葉は…? 〝モリっ!〟』です」。

     ヤスタロー:
     「私の解説くらい意味不明な言葉ですね…。それサッカー用語ですか?」。

     コーチ: 
     「立派なサッカー用語です! 小学生とサッカーをやっていると子ども達が言うんですよ。『ムリっ!』と。僕は、その言葉が大嫌いなので『世の中にムリはない。男だったら絶対にムリっというな!』って返していました。その話を県NO1チームのSコーチとしていたら、その方が言ったのです。『オレは〝モリっ!〟ならばいいよ! と言っています』と。ちゃんと完全否定せずに代替案を与えているわけです。でも〝モリっ!〟なんて言葉は、最初は面白がっていても、そのうち絶対に使わなくなっちゃいます。そうすれば、ムリっという言葉は自然消滅するというわけです。聞いた瞬間、子どものことを考えているなぁ…って感心しちゃいました。なので〝モリっ〟が2位。いい言葉です」。

     ヤスタロー:
     「(ジーン…)。私も解説で使いますっ! 〝モリっだ、モリっするな、ちょっとモリっでしたね〟。なんか、また連呼しちゃいそうだなぁ…。そろそろ次行きますか? 栄光の大賞はっ?」。

     コーチ:
     「大賞は〝やり切れっ!〟ですねっ!」。

     ヤスタロー:
     「流行りましたね~。使いましたね~、その言葉。私も何度叫んだことか…」。

     コーチ:
     「全国的に流行りましたね。僕も最近、ベンチではこの言葉ばかりです。そう言えば、北信越の大会でも審判が最後の講評で言っていました。『やり切れっ! やり切る! それが大事』だと。KSCのAコーチもよく使いますね、この言葉。ウチの息子がCBの位置からユサユサとボールを持って上がって行くと『やり切れっ! やり切って来いっ!』。でも、やり切れない。その上、最後は〝ダイタイあの辺りパス〟で終わるタコ息子…。せっかく、コーチも言ってくれているのに。1回でも強引に「やり切れっ!」ば、次はパスも活きてくるんですが…」。

     ヤスタロー:
     「まさに。シュートっ! シュート!で終われっ! ですね。若い子も、日本代表も。〝やり切って!〟ほしいですね。ポゼッションを勘違いして、途中で放っちゃいけません。ウナギだって最後まで手間を掛けると美味しいんです」。

     コーチ:
     「美味しいんですよね。ヤスタローさんの実家、日本橋のウナギ屋さん。話を戻します。まっ、ソーリも『あなたとは違うんですっ!』と叫び、〝やり切れない〟国ですけど。サッカーをやっている子達は、それを見習わずに何でも最後まで〝やり切って〟ほしいですね」。

     ヤスタロー:
     「さすが、締めるところは締めますね~ぇ。あっ! 時間がなくなってまいりました。『サッカー用語の基礎知識(コーチ編)』が独断と偏見で選ぶ、『2008サッカー新語・流行語 大賞』。いかがでしたか。もう一度、順位だけ確認をしましょう。6位『マンチェスのクリキン』、5位『ボール1個分、2個分が違うことも感じていた』、4位『YES,WE CAN!』、3位『性格が邪魔している』、2位『モリっ!』…。そして、大賞は…。 『シュートっ! シュートで終われっ!』 でしたっ! また来年っ! さようなら~っ!」。

     コーチ:
     「〝やり切り〟ますね~。ヤスタローさんは…」。





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