2008.11.27 Thu
ホメ・ノート2。
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ホメ・ノートを密かに続けている。まぁ、ここに書いているわけだから、〝密かに〟ではないか(笑)。自分で言うのもなんだが、たかだか4、5日の間でもケッコウ、ホメ言葉がサマになってきた気がする。
「難しいなぁ」と思ったのは、褒めるための言葉選びだ。「単純ホメ言葉」というのは、実はそんなに多くない。思いつくままに挙げてみようか。
「スゴいっ!」「カッコいい~っ!」「イチバンっ!」「エラいっ!」「いいね~っ!」「ウマいっ!」「やるじゃんっ!」「素晴らしいっ!」「その調子っ!」「頑張ったっ!」「天才っ!」「プロ並~っ!」「さっすが~っ!」「○○(プロの名前)みたいじゃんっ!」「最高っ!」「合格だよっ!」「あったまいい~っ!」「ステキっ!」「調子いいね~」「なるほどっ!」「面白いっ!」。おっと、流行の言葉を忘れちゃいけない。
「ぐ~ぅっ!」(笑)。
ノートを書いていて改めて気がついたのは、これらの言葉を単体で使ってもダメ~っということだ。「○○クン、いいじゃんっ!」というホメ言葉はピッチでよく聞く。が、それだけでは不十分。よく言われることだけれど「具体的にホメる」ことが大切。それを意識するだけで、グッとホメ上手になる。「○○クン、今のボールタッチ、すごくいいね~っ!」。ホラっ、よくなったでしょ? これを更に進めると、こうなる。「○○クン、今のボールタッチ、いいね~っ! C・ロナウドみたいだよぉ~」。ねっ? これだけでバリーエーションが有名プロの分だけ増えるだろう?(笑)。
考えてみれば。有名な指導者ほど、ホメ上手だ。例えば、某強豪チームの監督。必ずホメる。〝サラっと〟ホメる。自分のチームの子どもだけではない。対戦チームの子も必ずホメる。あまり上手でないプレーヤーほどホメる。そうすると、その子は、その瞬間から急にウマくなる。
さらに言うと。個人だけではない。対戦チーム全体のことも必ずホメてくれる。ヘロヘロヨレヨレ我がチームに対してだって、「いいねぇ~。今年の貴チーム~っ。プレスが速いのがイイなぁ。何よりも大事なことだよ、プレスが速いのは~」と笑いながらのホメ言葉。その顔を見ると、指導者の僕たちもウレシくなり、「そーかなー、そーだよなー、この人が言うのだから間違いないっ!」なんて〝いい意味の〟勘違いをしてしまう。そうすると僕ら我がチームコーチ陣は、子ども達に「お前たち、プレスが早くて、なかなかイイぞぉ~っ」と自分が勘違いしているとは知らずに言えてしまう。すると、
ヘロヘロヨレヨレがヘロヘロくらいに立ち直る(苦笑)。
このホメ上手の監督さんは。少年サッカー全体にプラスのホメ・スパイラルを生み出してくれる。だから、僕は。普段、そんなに近しく接していなくても、この人を尊敬してやまない。
他にもいる、ホメ上手。実は今日、別のある有名指導者と軽く飲んだ。普段の試合中に、そのダミ声を、よ~く聞いていれば分かる。〝全力で〟子どもをホメている。そりゃ、ふがいないプレーをしているプレーヤーに対しては厳しい声を浴びせはする。だけれど、魂に叶ったプレーに関しては「よくぞ! 闘った! その心意気、シカと受け取ったっ!」という賞賛を子どもに与える。残念なことに、案外、その叫びには気がついていない人が多いだけだ。そうですよね? と、その方に話すと、スゴい言葉が返ってきた。
私は、叱る時は厳しく叱りますが。
ホメる時は『アタマがハゲるほど』ナデます。
しまいにゃ、ガバッと抱きしめますっ!
シビれた…。こういう大人が、まだいるんだなぁ…と安心した。僕も含めて「オレは厳しい。でも、ホメる時はホメる」と思っている指導者は星の数ほどいるけれど。「アタマがハゲるほど」なんて〝立った言葉〟で選手をホメることができる指導者は、そうそういないよ? 元々、同じ土俵にいるなんて、あまりに失礼なので、そう思ってもいなかったけれど。
本当に勉強になりましたm(__)m
ただ。口が裂けても「参りました」とは、2人の大先輩には言うつもりは、僕にはない。言ったら、多分、「参った! なんて男が簡単に言うなっ!」と2人に怒られる(苦笑)。そういう方々だ。目標にすることはお許し願えるだろう。といわけで。僕の目標は、お二人のどちらかのようになること。いつか、〝サラっと〟もしくは〝全力で〟子どもをホメることができる指導者になりたい。実績でも…。と言いたいが。それは、今の状況だと、かなり難しいかなぁ…。でも。あきらめはしないけどね。
その時は。自分で自分ガバッと抱き締めてホメてあげよう!(苦笑)
できることならば。自分がハゲる前に何とかしたいと思う(笑)。
- [2008/11/27 23:24]
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