2008.11.29 Sat
IT用語の意味の方です。
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「スーパー君の見抜き方」をある方から伝授していただいたことがある。スゴイ簡単な方法だ。隠すようなことでもいないけれど、それが世の中で流行しても困るので、やり方は書かない。その時は、「我がチームあたりでは試す機会もあるまい…」と思っていた。が、低学年に「この子は、もしかして?」という感じの子がいるので、イタズラ心から試してみた。結果は…?
スーパー君ではないようだ(笑)。
スーパー君かどうか? は別にして。その子がサッカーを大好きなことは間違いない。僕は、彼がボールと別々に存在しているのを見たことがない。そのくらい、彼はサッカーと一体化している。
ホーム小学校前の駄菓子屋前でガリガリ君をカジっている時も「足元」にボールがある(自転車のカゴではないところがポイント)。息子がホーム小学校にボールを蹴りに行くと、必ずその子がボールと遊んでいるらしい。雨の日に練習を休みにして、公民館で「お楽しみ会」をやった時も室内用の3号球が「足元」に在った。友達とワーッと走り回る時もボールは「足元」(つまりドリブル)。
ん~。書けば書くほどウマく表現できない「もどかしさ」があるなぁ。キャプテン翼風に言えば、「ボールと友達」って感じなのだが、ちょっと違う気がする。「いつでもどこでもボールと遊んでいる」っていうのも、ニュアンスが正しくない。良い言い方が思い浮かばないが、つまり、その子の足元にボールがあるのは極めて〝普通〟のことなのだ。usual(ユージョアル)であり、general(ジェネラル)であり、normal(ノーマル)であり、regular(レギュラー)なこと。いや、もっと今風の言葉の方が適当かな? おおっ! この表現がピッタリだ。
「足元にボールがあるのが〝default(デフォルト)〟」。
つまり。「好き」「本当に好き」というレベルを超えて。ボールが足元にないと「ソワソワしてしまう」「落ち着かない」といった感じ。言ってみれば、息をしているようなもの。だから、「今日はたくさんサッカーして満足。おなか一杯っ!」という満足感は彼にはない。呼吸に満足も何もないでしょ?(笑)。あるとしたら「う~ん。新鮮な空気はおいしい! 気分がいい!」=「今日はいいプレーができた! 気分がいい」って感じだろう。
まさに〝デフォルト〟としか言いようがない(笑)。
この〝デフォルト〟現象は兄がいる等の家庭環境によって自然発生的に生まれるパターンが多い。我がチームの子も、そのケースだ。だが、決して先天的なものではない。誰でも、手にすることはできる。ただし、ひたすら、「待つ」ことが大事だ。子に「デフォルトを手に入れさせたいから」という親の強要はダメ。強要すると、誰かがスイッチを入れる作業が必要な機能になってしまう。
息子がその典型(苦笑)。
で、だ。小学生の場合、このデフォルト君の人数が増えてくるとチームが強くなる。世で「強い」と言われるチームは、フツーの子をデフォルト状態へ覚醒させるのが、とても上手なのだ。さらに、そのデフォルト状態を高いレベルへと昇華させ、継続をさせるとチームは「強豪」と呼ばれるようになる。今日は、そんな強豪4チームによる我が県少年団大会の準決勝・決勝が行なわれた。結果は…。
県NO1チームの優勝。
こういった強豪チームが優勝すると。「そりゃさ。平日まで使ってあれだけ練習して、土日あれだけ試合しているのだから当たり前だよ~」みたいなことを言う人が必ずいる。その意見は間違っていると〝僕は〟思う。この件に関しては、敵を作ってもいいので、敢えてハッキリ書こう。悔しかったら、チームとして同じことを〝デフォルト〟にすればいい。その努力を「できない」(僕も含めての)我々が、そのことを「とやかく」言う権利はない。指導者だけではない。保護者も同じ。「強豪チームは親の負担もハンパないからイヤっ!」と公言する人が負け惜しみを言ってはいけない! と〝僕は〟思っている。子どもも、指導者も、親も。強豪チームは、〝デフォルト〟を維持する努力がスゴイのだ。というわけで。僕がホメるのも、おこがましくてヘンかもしれないけど。ホメ上手になるためにも素直に書きます。
県NO1チームの子ども達、指導者、保護者の皆さん。
みなさんの普段のご努力の集大成の結果ですね。
優勝おめでとうございます!
電報の〝デフォルト〟みたいな文面かなぁ。
お許しくださいm(__)m
- [2008/11/29 23:15]
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