2008.02.24 Sun
風の子。

なっ、なんと昨日の風は春一番だったという。
まっ、マジで? 雹(ひょう)、霰(あられ)、K市では雪まで降ったんだよ? 春一番が「♪もうすぐハ~ルですねぇ~」というキャンディーズが歌うようなイメージと実際は全然違う! ということは経験上、知ってはいるが…。それにしてもあれは南風だったか?
猪木のマネで有名な「春一番」みたいな〝寒い〟(芸)風だった気がするが…。
イチっ・ニィ・サ~ンッ ダァ~ッ!
昨日は、KSCの練習を終えて帰ってきた息子を連れて、嫁の所に行った。嫁の入院している病院のすぐ下にはI町・Mグラウンドがある。そういや、ここでTさんが代表を務めるKOサッカーが「KOカップ・卒団記念大会」をやっているんだっけ…昨年のディフェンディングチャンピオン我がチームも当然参加のはず…。そう思って、グラウンドの前を通るが、もぬけの殻。風はともかく、あの雹じゃサッカーができるわけがない。
いったい、全国でいくつの大会が中止、延期になったことやら…。
ダァ~ッ!
今朝は風の音で起きた。風は相変わらず、ダァ~ッ! と吹いている。〝今日は〟明らかな北風だ。そして〝今日も〟嫁の所に行く予定。だから、Mグラウンドには行ける。ただ、果たして、この風でも試合をやっているのか? そう思って、8時頃、Tさんに電話した。
「やってんの?」。「あったりまえじゃん!」。
ダァ~ッ!
さすがKOサッカー。じゃ、さ。午後の決勝の主審をやらせてよ! それに合わせて家を出るから~と言って電話を切った。娘2人は嫁の暇つぶしの相手をさせておけばよい。決勝の主審かぁ~…気合が入るなぁ…、我がチームが決勝に残ったら他の方に譲ろう…んでもって、大きな声で応援しよう。な~んてニヤニヤして考えながら新調したばかりの審判服に着替えた。時計を見ると11時20分。そこに、TさんからMAILが来た。
「強風につき、中止っ!(>_<) 」。
ダァ~ッ!
まぁ、この風じゃ、サッカーにはならないよなぁ。Mグラウンドは地面も硬いから、砂を飛ばされたら足も痛くなるだろうし。周りに木があるわけでもないから、安全面のことも考えると、仕方ないところか。な~んて考えながら、娘2人を連れて嫁の病院へ。外は相変わらずのダァ~ッ! という強風が吹き荒れている。一応、念のためMグラウンドの前を通るが、昨日同様、もぬけの殻。15時半過ぎに家に帰る。暫く経つと、実家の様子を見に群馬に戻っていたジイちゃん(僕のオヤジ)が帰ってきて、僕に、こう話しかけてきた。「ラジオで言ってたぞ。JR線が止まっているって。架線にビニールが巻きついたらしいとか。各地でで同じ理由で電車が止まっているらしいぞ」「ふ~ん」「ふ~ん、じゃないぞ。息子は帰ってこれるのか?」。
存在さえ、忘れていた(苦笑)。
ダァ~ッ!
時計を見る。16時05分。慌てて息子の携帯に電話する。「お前、今どこ?」「グラウンド側のバス停。これから帰るところ~」「普通に練習したの?」「したよ。風、強かったけど」。「JR線、止まっているらしいよ!」「マジでっ? とりあえずK駅まで行くよ。様子を見て、電話する」「わかったよ~」。
ダ~ッ!
さすがKSC。鍛錬と考えれば、風も練習のうち。そういうコンディションの試合だってあるかもしれないのだから。もしかして、Jr.ユースならば、どこもそうか? 普通のことか? と、いうか…。個人的には中学生ならば「普通であってほしい」。
先日の2月3日。娘2人と、その友達のKちゃんと降りしきる雪の中、雪ダルマを作りながら思ったこと。なんと、雪で遊んでいる子の少ないことか…。「外で雪で遊んできてもいい?」「ダメッ! 風邪ひくでしょ!」。もしかして、こんな会話が多くの家庭で行なわれたのではないだろうか? その気持ちは分からなくもない。でもさ。あくまでも個人的な〝僕〟の意見だけど。できれば、雪が降った時には、広場には子供があふれかえって欲しいなぁ…と思った(そういえば、同じ話が「○げ○よ日記」にあった気がする。言っておくが、パクリではない。僕としては同じ気持ちの大人が他にもいて、とてもうれしい気がした)。僕らの頃も「外で雪で遊んできてもいい?」「ダメッ!」という会話が行なわれなかったわけじゃない。ただ、「ダメっ!」の理由が違った。
「服を汚すから。洗濯が面倒っ!」byウチの母親(苦笑)。
ダァ~ッ!
今回のこの話は「反対意見」の方が、すごく、いそうだけど。もし、今日の風で(小学生はしかたがない。そして、昨日の突風の中では絶対にムリっ!)中学生の練習が中止になったとしたら(試合は仕方がないだろうが)、なんか、寂しい時代になったなぁ…と思うことぐらいは許してほしい。
子どもは風の子。今以上に、この言葉を懐かしいフレーズにしたくはないよなぁ…。
(同意してくださる方へ。安全面だけは、よろしくお願いします)
息子との電話を切って、考えた。どうせK駅まで迎えに行くのだったら、早い方がいい。その前に、ホントにJR線は止まっているのか? ネットで調べると「遅れが出ている」とのこと。この「遅れが出ている」がJR線の場合は、アテにならない…。仕方ない、地元駅に聞きに行こうか…と思って、外に出た。その時、16時半。家の外には、なんと1・2年担当MRコーチが、そこにいた。「コーン借りてました。練習が終ったので返しに来たところです」。
ダァ~ッ!
練習っ?
マジで? マジで練習? むぅ。我がチーム恐るべし。KSC並みの鍛錬をしているとは。そう言うと、笑いながら「4年も5年もやってましたよ。安全にはムチャクチャ気をつけてやりましたけどね。サッカーしたいって子ともがいるのに、やらないわけにはいかないでしょう。雨じゃないし」。
なんか、涙が出てきた。うれしい…。
ダァ~ッ!(ここだけは「いなかっぺ大将」の涙を想像してください、笑)
夜になって。そういえば、KOカップはどう決着つけたのだろう? と思って、KOサッカーさんのHPを覗いた。明らかにメチャクチャ性格が陽気なTさんの書いたものであると分かる文がそこには載っていた。このノリだから、僕はTさんが好きなのだっ! では、それを紹介しよう。
「KOカップの優勝は…。『北風っ!』」(by Tさん)。
イチっ・ニィ・サ~ンッ ダァ~ッ!(笑)。
- [2008/02/24 23:13]
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