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    「がんばろうの月」。 

     街にはコートが売っている季節になった。


     2日続けての買い物に出掛けた。今日は、僕が公休日。嫁と2人のショッピング。ん? デートかって? そんなコジャレタものではない。11月から営業に異動。今までのようにアスレタのTシャツにリーバイスに足元はアディゼロというカッコで会社には、行けなくなる。

     また、ちょっと頑張らなければいけないなぁ。

     会社で営業はしたくない!と入社。研修を終えて、「営業勤務を命ずる」という辞令を受けたときはショックだったなぁ。「僕は作り手になるために、この会社に入ったのに…」と涙、涙に暮れたっけ。同期の女の子と既卒の男が全員、作り手になって、純粋な新卒の男2人が営業だったものだから、「ど~せ、オレたちゃ、バブル野郎だよなぁ~」なんて言いながら、1週間、飲んでいた記憶がある。だけど、腐っていても仕方がないから、

     ちょっと頑張ってみた。

     不思議と頑張ると結果が付いてくる。結果が付いてくると仕事が面白くなる。以来、ずっと営業一筋に17年。作り手になりたい! なんて気持ちは露と消え、僕は営業のプロとして生きていくんだなぁ…なんて思っていた。僕だけではない。周りもそう思っていたはずだ。そこに突然、辞令が下る。「作り手勤務を命ずる」。はぁ…。そうですか。

     また、ちょっと頑張るしかないか。

     異動しての職務は内勤管理職だった。現場経験が全くなく営業から内勤管理職って人事はウチの会社で始めてのケースらしい。入社してから文章なんて、このブログくらいしか書いたことはなかった。その僕が、人の文章に手を入れる。経験豊かな社員に、「ここはこうしよう」という。ケッコウ、タイヘン。ある意味、作り手って「職人の世界」だったりするのだ。そりゃそうだ、個人の技量にデキは左右されるのだから。でも、2年も経てば見えてくる。多少は、モノも言えるようになる。生活のペースも掴んできたところ…。「営業勤務を命ず」。まあ、サラリーマンだから仕方がないなぁ…。

     また、ちょっと頑張ってみるしかないか。

     これから上司になる方に言われた。「ワイシャツは白。スーツは全てダーク系。茶髪禁止」。そうかぁ、チャラチャラしてもOKだった元の営業とはわけが違うのね。カバンも実用的な大きなものを持たなきゃいけないみたいだし。靴だってオシャレなものはどう考えても必要ない。なので、買い物だ。白のワイシャツなんざ、数枚しかもっていない。カラーワイシャツばっかりなんだもん(苦笑)。白いワイシャツ買って、着て、

     ちょっと頑張るしかないじゃん。

     我がチーム6年生だって、Uチームに大敗しても頑張ろうとしている。5年生だって、「強くなりたい」「上手くなりたい」って頑張っている。4年生も「いつか県NO1チームに勝つんだ」って頑張っている。3年生も「上級生に負けないよっ!」と頑張っている。息子だって「押しも押されぬレギュラーになるんだ。そしてプレミアでJに勝つんだ」って頑張っている。長女も「なわとびの2重飛び30回飛べるようになるんだ」と頑張っている。次女も「ひらがな書けなくちゃ」と頑張り始めた。嫁も「旦那の職場が替わるんだからサポート頑張らなくちゃ」と言っている。

     みんな、世の中、全員が、頑張っている。

     「頑張る」って言葉は精神衛生上よくないみたいなことが言われる時代。だけど、やはり「頑張る」ことは頑張らないと。片意地張らずに気楽にやることは大切なんだけれど。

     やはり「ちょっとは」頑張らないとね。

     今日は十三夜。月を見上げていると、一緒に見ていた次女から質問された。「パパ、なんで、まん丸お月さまじゃないのにお月見するの?」。うん、それはね。あと2日ぐらいすると、まん丸になるお月様を応援するためなんだよ。「そうか~。じゃあ、『頑張れ! お月さま』なんだね」。オマエ、うまいこと言うなあ(笑)。そうか、この月は『もうちょっと頑張ろう。もうちょいで満月だ』の月なんだなぁ。

     十三夜の月は、『がんばろうの月』。
     秋の夜空にいつまでも頑張って光っていた。





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