2007.09.26 Wed
サンバ!

新聞や雑誌には「コラム」というものがある。身近なことを題材にした上で世相を語る短い評論のことだ。朝日新聞の「天声人語」は、最も有名なコラムと言えるだろう。
スポーツ新聞にも一応、コラムはたくさんある。ただ、「秀逸だなぁ」というものには、あまりお目に掛からない(苦笑)。ましてや、スポーツや社会を斬ったりする面ではなく、くくりとしては「レジャー」に関する面などでは「なるほど~」と思えるコラムは皆無に等しい。
ところが!今日付けのニッカンスポーツのレジャー面には「なるほど~」という秀逸なコラムがあった。月イチ企画「キャンパス」という面の「いまどきの学生さん」というコラム。書いている人は、岩城レイ子さんという方。大正大学講師で放送作家でもある。まずは全文紹介しよう。
【辛抱が足りないのはサンバを知らないから?】
安倍さんが突然首相辞任というニュースには、日本国中びっくり!原因はいろいろ取りざたされているが、理由はともあれ、あのタイミング。どうなのよって感じ。学生に聞くと、「しかたがないんじゃないですか。だって、もうできないって思ったんだから辞めて当然でしょ」という。責任感がないと指摘した方が少数派。
「安倍さんはお坊ちゃまなので、サンバを知らないんでしょうね」。と、おっしゃったのは、経済ジャーナリストの杉村富生さん。「安倍さんは、お産婆さんに取り上げられることもなく完全看護の病院で生まれ、おんば日傘で育ってきたわけです。修羅場、土壇場、正念場の経験がない。だから、辛抱できなくて突然ヤーメタ!と投げ出してしまうのです」。
確かに安倍さんは修羅場、土壇場、正念場というサンバの経験はないかもしれない。
最近の大学生だって同じこと。病院で生まれ、少子化で親に大事に育てられている。親が甘いので、いざというときに辛抱できない。最近、サークルでは仲間がもめると、仲裁役をやっていた部長が突然止めるということが結構あるらしい。修羅場を乗り越えられないのだろう。
「就活は一時停止」と宣言した4年生もいる。3社受けて落ちたから、就職活動を止めたようだ。就職氷河期には、10社、20社落ちるのは当たり前だった。落ちても落ちても挑戦していたのに。働かなければならないという切羽詰まった事情がないからか。まったく土壇場の踏ん張りが利かない。
初代若乃花関は「人間辛抱だ」と言ったが、横綱だって協会の処分に神経症になる時代。正念場という意識がないのだろう。サンバ知らずの世代には、辛抱なんて言葉は死語なのかも。(2007年9月26日付け 日刊スポーツ、キャンパス面コラム「いまどきの学生さん」[岩城レイ子]より全文引用)。
さあ、僕は、いかにこの秀逸コラムを少年サッカーの話に使うのか?と、期待を持たせておきながら、「皆さま。ごめんなさい」。今日はサッカーの話には行かない~。本当はそうする予定だったのだが…。
実は異動の内示を本日受けてしまった。まだ、公示には至っていないので行き先は書けないが、またまた全く経験したことないセクションに11月1日に異動することになった。つまり、僕自身が再度「修羅場・土壇場・正念場」の3場(サンバ)をまたまた踊ることになってしまったのだ…(苦笑)。サラリーマンの常とは言え…。踊れるかなぁ(苦笑)、ホントに。この先、いったいどうなることやら…。
ただ、僕も完全看護の病院で産まれているんだよなぁ…(笑)。
- [2007/09/26 21:45]
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