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    その11。 

     晴れてはいるが、まあ涼しい。さすが彼岸。

     ココ1カ月のことだ。息子が試合の日は、必ず「どうだった?ケータイMAIL」を入れることにしている。どうにかこうにか試合に出れるようになったからだろうって? 違う。例え試合に出ていなくても、ちゃんと「どうだった?」とMAILは送っている。なぜか? 簡潔に分かりやすい文章を書かせる訓練のためという理由が1つ。そして、もう1つは静岡学園サッカー部・井田監督の「親の為に10の心得」を読んで、自分なりに実行できることはやろう!と思ったからだ。

     夏休みにKSCが静岡遠征に行って静岡学園中U-13にチンチンにやられて帰ってきたことは書いた。KSC・U-13T監督始め、コーチ陣が「悔い改めるために」〝チョーサッパリヘアー〟にするくらいの惨敗だった(らしい)。M先生も「大人と子どものような試合だったらしいよ」と僕に話してくれた。ただ、まだまだ…のチームとはいえ、KSCだってこの時点で、「そうは言っても、そこそこ」のチームではあるのだ。それを軽く一蹴し、旧ナイキカップ(現プレミアカップ)で全国優勝を経験したコーチ陣に「悔い改めさせる」チームとはいったいどんなチームなんだ? サッカーコーチの1人としてかなり気になった。

     いろいろ調べたところ、出た結論は…「シズガク、恐るべし」。

     調べる前(調べたって言っても、ネットで検索しただけだが、笑)の僕の静学に対する知識は「高校サッカーに置ける静岡の超強豪」「KINGカズのいた学校」「井田監督という超有名監督が率いるチーム」くらいのものだった。そもそも、高校でラグビー部だった僕には、「高校サッカー界の常識知識」というものがない。高校サッカーで有名な監督は?と聞かれても現役監督の名は「武南は大山監督、静岡学園は井田監督、清水商業は大瀧監督」くらいしか答えられない現状だ。しかも、そのそれぞれが「どんな人なのか?」はほとんど知らない…(大瀧さんだけはNHKの番組再放送を見たことがある)。まあ、一般のほとんどの人が僕と同じだろう。んなこと知らずにサッカーのコーチか?との批判は甘んじて受けよう。ただ、知らないことは罪じゃない。知ろうすれば、それでいいはずだ。

     まずは井田監督。プロフィールはご自分で調べてほしい。調べれば分かるが、井田監督の言葉はかなり魅力的だ。たいていの〝体育会系保護者〟はホレること間違いない。

     当然、僕はホレた(笑)。

     次は、「がんばれ静岡学園サッカー部」で検索して欲しい。なにせ、内容の複写・使用・リンクは一切お断りなので、それを尊重する。で、出て来たページのかなり下の方にある「心得」をクリックすると今回の話題「親の為に10の心得」が出てくる。ちなみに更にその下にある「谷田虎の穴2」のバナーをクリックすれば現在のシズガクサッカー部のことが、よ~く分かる。キョーミのある人はどうぞ。もう1つ情報をつけるか。「心得」の3つ下にあるNiigataをクリックすると新潟で今話題のチーム「グランセナ」のブログに飛ぶ。このグランセナのジュニアユースコーチは井田勝太郎氏。井田監督の息子で昨年まで静岡学園中でサッカーを教えていた。イダイズムで新しいチームを育てている様子がブログを読むとよく分かる。こちらもかなり魅力的な言葉が並んでいる。FFCとともに新潟をサッカー王国に変える日はそう遠くないかも…。

     さて、「親の為に10の心得」に戻る。引用するわけにはいかないので、まずはシッカリと読んでほしい。ポップアップでこの文章と見比べながらだと分かりやすいかも。ここに出てくる文章の「静学の」という言葉を自分の子どもの属するチーム名に変えて読んでみよう。

     アナタは、それができているでしょうか?

     別に特別なことが書いてあるわけではない。当たり前といえば当たり前のことだ。でも、これだけしっかりと「心得」として書いてあると「なるほどな」「そうだよな」という気持ちが強くなる。少なくても「親としては、こうありたいな」と僕は思った。ただし、仕事や物理的な時間の関係で、全部が実行できるわけではない。試合やトレーニングは見に行けないし、子どもの起きている時間に帰れない・起きた時には学校に行っている毎日だから、サッカーのことだって話せやしない。

     んじゃあ、せめてMAILでやりとりをしようか?と思ったわけだ。

     ここで先に念を押しておきたい。僕は「なるほどなぁ」と思ったが、だからといって、この僕のブログを読んでいる人全員に「信奉しろ!」という気はサラサラない。人それぞれであっていい。人それぞれだから、サッカーは面白いし、世の中は面白い。僕だって井田監督にホレはしたが、100%イダイズムを実行しようというのではない。静学の求めるサッカーは、僕が理想とするものにかなり近いが、小学生で、しかも動機付けの揃わない地域単位の少年団でこれを実行すれば、「崩壊」の可能性のほうが高い(苦笑)。自分なりに消化をすることが大切だと思う。県NO1チームにしろ、静学にしろ「こうありたい」という目標は目標だが、一歩一歩近づけばいい。慌てず、しっかりと見据えて。もし到達点が違っても、それはそれでいいではないか?くらいのヨユーの気持ちを持って、歩んでいこう。我がチームのコーチとしては、ね。

     親としての自分も、もちろん、そうだ。
     だからこそ、できることだけになるが、しっかりとやってやろうと思う。

     KSCは今日も試合だった。Jリーグ・メトロポリタンリーグU-13「クマガヤSC vs. 湘南ベルマーレ・オエステ」。結果は4-1だそうだ。「出場してもしなくても。今日の試合は、チームとしても個人としても、それぞれ何が楽しかったか?厳しかったか? 次に繋げるために考えよう!」と「10の心得」に従ってMAILをした。返事は「はいっ!がんばります!」。おおっ、なかなか気合の入ったいい返答MAILだ。ん? 待てよ。そう言えば前回のMAILの返事も「はいっ!がんばります!」だったような気がするぞ?だって、前回も気合の入ったいい返答MAILだと思った記憶がある…。調べてみよう…まさかコピペではあるまいが…。

     親のために心得・その11 「子どものボキャ貧は覚悟しておくこと!」(笑)。




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