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    台風一過。 

     タイトルの言葉は使えない曇天の日。


     朝、起きると庭の植木鉢はキレーに揃って倒れていた。家のすぐ裏を流れる川を見に行ったが、昨日の夜ほどは増水していなかった。でも、まだ風は強い。ホーム小学校はいつも通りの登校時間だったが、川沿いのホーム中学校は連絡網が回ってきて10時に登校になった。

     台風9号が首都圏を直撃した。いつも台風上陸というとテレビ映像で「タイヘンだなぁ」と被災地の皆さんを心配していたが、実際に「直撃」を食らうと、そのタイヘンさが身に染みた。ウチは被害があったわけではないが、やはり、自然はスゴイ、そして怖い。

     だからこそ、他地域で起きたことも他人事であってはいけない。
     日本中のみんなで助け合っていきたいものだ。
     被害にあわれた皆様、心からお見舞い申し上げます。
     そして、頑張ってください。

     長女を送り出して、息子とテレビ映像を見る。増水した多摩川、そして群馬・鏑川。そして埼玉・荒川。学校の授業開始が遅くなって、ラッキーなんて思わせないためにも、よく見せねばならない。そして、本質を理解させたい。普段、(周りから見れば)の~んびりとサッカーをやっている河川敷のグラウンドは、実は「サッカーをやるため」のものではないことを。そう、「あくまでもグラウンドとしては」は、2次利用なのだ。本来の河川敷の目的は、町に水が入ってこないための川の「遊び」の部分。堤防に目が行きがちだが、河川敷という余裕が水害を防いでいる。

     「TO川がニュースに出ないけど。Kグラウンド(K市・TO川の河川敷グラウンドでKSCがよく試合で使う)は大丈夫かな?」「大丈夫じゃないよ。きっと隣県側も我が県側も濁流が渦巻いている。TO川は日本一の流水量の川なんだから。だから、河川敷も広い。実際の川の部分よりも大きく河川敷を取らねばならない。本当はサッカーのためのKグラウンドじゃないんだ。だから、『台風なんて来るなよ!』と思ってはいいけど、グラウンドが『使えなくなって残念』とは思わずに、『よかった、グラウンドのおかげで大水害にならなくて済んだ』と思わなきゃいけない」。

     「うん。だけどさ、心配もある。サッカーゴールは心配だよ」。

     う~む。確かに。Kグラウンドには、大人のグラウンド6面以上分(つまり12個以上)と、おそらくその倍ほどの少年サッカーゴールがある。台風が来る前に土手の上に移動はさせてはいないだろう。人手の問題もあるだろうが。万が一、土手の上に乗っけておいたら、民家をゴールが襲う結果ににもなりかねないから。だから、流されてしまっているだろうなあ。

     Kグラウンドだけではない。の河川敷グラウンドのサッカーゴールは、みんな流されているだろう。拾いに行くのかなあ。1つ30万円以上するのだから、大事な資産だ。行くのだろうなあ。でも、どこまで行っているのか…にもよるだろうし。どこかの堰に100台以上が引っ掛かっていたりして。そしたら、どれがどこのか?わからないだろう…。

     これからは、サッカーゴールにも名前を書いておきましょう(苦笑)。

     息子を送り出し、不謹慎だが、そんなことを考えながら、自分も電車で会社に向かった。途中、A川を渡る。そこから見える風景は、いつものものとまったく違った。ゴルフ場もサッカー・ラグビー場も野球場も全部、茶色い濁流の中。ラグビーのポールだけがツンと水の中から見えるだけ。河川敷は立派にその役目を果たしたけれど。

     早くみんなが楽しめる、あの風景が戻ってくればいいなあ!

     僕にもできることはやろうと思う。やらなければいけない。サッカーゴールを拾いに行くのに人手が必用!という場合は誰でもかまいません、連絡ください。サッカーをできる風景を、スポーツができる楽しい環境を、早くみんなで取り戻そう。

     呼ばれれば、名前ペンを持って馳せ参じます!(笑)。


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