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    サッカーはサッカー。 

     まじ、焼けた。マックロ。


     注目のU-10県NO1チームサッカーフェスティバル。
     ホストチーム・県NO1チームAの優勝で幕を閉じた。

     県NO1チームAは予選ブロックで2位。同組1位はマリノスカップ優勝のバディSCさん。予選直接対決のスコアは6-3だったかな?今日の準々決勝でこのバディを破り、準決勝で県NO2チームを下して決勝に進出したのはK市Fチームさん。一方の県NO1チームAは準々決勝で奈良・高田FCを破り、準決勝で柏イーグルスを撃破。そして、決勝のスコアは4-0。

     県NO1チームAの4年生諸君!優勝おめでとう。

     2日間、いろんなチームを見させていただいた(今日は仕事なので準々決勝までだが)。本当にどのチームも素晴らしかった。僕の〝見た〟チームだけになってしまうが、チラッっとほんの触りだけ紹介しよう。全チーム見られなかったことが、本当に残念だ…。

     一番印象に残ったのは町田JSC。予選リーグで主審をやらせていただいて、一番いい位置で見たからかもしれいが(笑)、驚いた。いやぁ、素晴らしい技術! 4年生のレベルではない。全員が華麗なドリブルをして、それが連動する。実に洗練されたサッカー。さすが、東京のチームって感じ。柏イーグルスは〝僕が〟「我がチームの4年生は4年生の時点でこうあってほしい」と思っていた形を実現しているチーム。力強いドリブルが主体ながら、要所では「コミュニケーション」によるパスが繋がる。「取られない」技術の高いドリブルを繰り返し、ボールを取られてもグイッっとカラダを入れ返して再び奪取。抜かれてもコースをカラダで消す。アタリも強く、気持ちも強い。いいチームだった。この2チームは準々決勝で激突。PKで柏が勝利。でも実力は五分。

     K市Fチームさんのゲームは見ていない。が、アップと練習はジックリ見させていただいた。1つ1つのプレーが実にハッキリクッキリしている。何をやらせてもハイビジョンのように美しい。ああいう練習ができるのだから、相当やるんだろうな…と思っていたら、やはり決勝進出。さすがだ。全員カラダも大きいし。今もスゴイが、6年生になったら、もっとスゴイチームになるだろう。楽しみなチームだ。

     目を引いたのは立山中央SSSさん。富山の名門〝タテチュウ〟のユニホームを初めて見たがキレーだったぁ。純白3点セットに紺文字。タテヤマレンポウと冬のライチョウをイメージさせるそのユニで高い個人技ドリブルでヒラリヒラリ。思わず見とれてしまう〝舞い〟のようなサッカーをする。見とれた(笑)。

     奈良・高田FCさんは全員がディフェンスの意識が高い。鋭いアタッキングディフェンスを繰り返し、ボールを奪うと鋭いドリブルを繰り出す。準々決勝の県NO1チームA戦を見ていたが、県NO1も手を焼いていた。いいチームだ。

     大阪のエグゼさん。このチームとは11期生が富士山カップで対戦している。一貫した育成姿勢のサッカーで、あの時のチームと同じ技術も高く、そして気持ちも強いプレーを全員がしていた。今後がかなり気になるプレーヤーがたくさんいた。

     厚木GPさんは技術が高く、みんながサッカーよく知っている。子どもが素直で、チームとしての育成姿勢がいい。お手本にするべきチームだ。

     ビックリしたのは県NO2チームだ。4年生のこの時季、NO2は、まだNO2であってNO2チームではない。たくさんの子どもが紫シャツを着ていたがパンツやストッキングは揃っていない。つまり、まだ各幼稚園の選抜チーム。チームとしての練習なんて皆無だろうし、全員が揃って上手いとはとてもいえない。でも。県NO2はやっぱり県NO2だった~。後でゲンコツを食らうかもしれないが正直に書く。予選リーグ、僕は町田JSCvs.県NO2チームはケッコウな差で町田だろうと〝勝手に〟予想した。が…。勝ったのは県NO2チーム! 全身を投げ出してボールに飛び込み、決してあきらめずにボールを追う。「オレは負けることが世界で一番嫌いなんだ!」という顔で全員がピッチに立つ。圧巻は終了間際。カウンターで2-2の同点に追いつき、最後の最後にCKを県NO2チームが得た。キレーなボールが弧を描く。ドンピシャ。4年生のこんなドンピシャのヘディングシュートは見たことがない。ボールは矢のようにゴールに突き刺さる。撃った子は決して大きな子ではない。でも全く恐れもせずに執念のヘディングゴール。

     見ていて泣いてしまった。その闘う姿勢に涙が出た…。
     思い出しても涙が出る…(泣)。
     男だ。鬼平チームの選手は。

     さて、話題のバディSC。我がチームは恐れ多くもバディさんとフレンドリーを2試合(A戦・B戦)やった(笑)。僕はB戦の主審をやって一時的にお暇をいただいたのでA戦は見ていないが、ボコボコにされたらしい(笑)。バディは実に愉しそうにサッカーをやるチームだ。練習をみているとかなりキツイこともやっているが、コーチも子どもも爽やか。後で県NO1チームFコーチが「バディにヘタな子はいない」と言っていたが、ホント。AもBも差はない。言うなれば、全ての技術が「偏差値80以上」というチーム。スゲェ。マリノス、フロンターレもこの世代はヤバイんじゃないか…。そして驕りがない。「すいません、ウチみたいなヘタレと…」と僕が言うと「何言っているんですか。試合さえできれば、ウチはありがたいんです。楽しみましょう」。

     う~ん。スゴイ。

     
     最後に県NO1チーム、と行きたいところだが、その前に我が軍について。予選は3戦全敗(柏、県NO1B、エグゼ)。今日の3・4位TはGPに勝って準決勝でFFCに負け、3決はタテチュウに負け。16チーム中12位。そうだなあ、まず意識の差が出たかなぁ。どこも今から「2年後の全少に行くんだ!」というチームの中でウチは「全少って何?」という子がAにもまだいた(苦笑)。でもね。今日ココで「全国には日本代表を目指しているスゲェ奴らがいっぱいいるんだ」ということを知ったことは大きな財産になったはず。井の中の蛙が外の世界を知ったとき、どう思うか?はコーチにはどうにもできないところ。14期生にとっては勝つこと、結果を出すことは全てではない。

     AもBもない。
     22人全員が何かを感じて、今後のサッカーに活かしてくれればそれでいい。

     プレーにも触れよう。ちょっとだけ。柏イーグルスとのゲームがいつもできるハートが持てるといい。終了間際まで2-2の同点。しかも0-2から追いついた。そこは拍手したい。ただ、ロスタイムの失点の仕方は今回の大会の失点の仕方を象徴するもの。「人任せにせず」自分が闘おう。

     全員で鬼平チームに修行に行くか?(笑)

     さて。最後は県NO1チーム。このチームほど伸び伸びサッカーをやっているチームはいなかった。とにかく型にはまっていないのだ。例えば我がチームは「今はドリブル」みたいな型をチームに要求しているが、県NO1は全くない。自由に自由に自分たちがその場その場で思ったサッカーを一生懸命にやっている。もちろん、ムチャクチャレベルが高いところでそれをやっている(当然だが、我がチームのドリブルなんて目じゃないボール扱い)。勝ちたい気持ちも玉際の強さに出るし、何といっても「プライド」をAもBも関係なく全員が持っている。今のA・Bなんて平気でヒックリ返るものだし。魂こそが大事。準々決勝の県NO2対県NO1Bは魂を感じた。結果、県NO2が勝ったがその闘いは歴代の「NO1対NO2」に勝るとも劣らないゲームだった。ご父兄もその辺りを分かっていて、全員の子どもを平等に温かく応援している。

     この試合の県NO1コールにも泣けた…。さすが、アツイぞ、K市!

     あっ!新潟Fチームの試合、見るの忘れてた~!(苦笑)
     ごめんなさい、S代表。

     大会を通じて一言。今回の結果は、今回の結果だが、ただしあくまでも今回の結果でしかない。この子達の本当の勝負は約2年後。いや、そうじゃない。ずっと続くわけだ。サッカーを楽しみながらの好敵手としての闘いが。10年経ったとき、それが本当に楽しみ~。

     どのチームも頑張った。
     日本一暑い街の人工芝で頑張った。
     それが、何より一番素晴らしいこと。

     何よりもこんなステキな大会を必死で運営してくれたNO1チームのスタッフ、ご父兄の皆さん。本当にありがとうございました。細部まで届いたお心遣いは本当に心に染みました。全試合、審判をやったお父さんもいるでしょう。お疲れさまでした。頭が下がります。また、いっしょに審判を僕もやりたいです。

     あ~っ!楽しかった!(笑)

     M先生へ。ありがとうございました。子ども達も、指導者も、父兄も何かを感じて帰ることができました。深く感謝いたします。今回、僕も全国の強豪と試合をしたことで逆に感じたことがあります。それは「全国の強豪も。我がチームみたいな町のチームも。やっていることは、サッカー。全く同じサッカー。サッカーはサッカー。だから、どちらも一緒。強いも弱いも関係ない。みんなが同じサッカーをやっているのだから。どこと試合をやっても仲良く、明るく楽しく元気よくが一番」。しっかり地を固めて、驕ることなく一歩一歩、ウチはウチの道を確実に歩んでいきたいと思います。最後に1つご報告があります。

     ウチ、3年生もなかなかです。来年まで覚えといてください~(笑)。


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