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    原因。 

    雨降らないよね。


     世の中には「便利な言葉」というものが存在する。この言葉を使っておけば、大抵のところ「外れない」「間違えない」「トラブルが起きない」…。例えば、「お若いですね~」と言われイヤな気分になる人はあまりいないだろう。僕など「若いですね~」と言われただけで、「ああっ!この人はなんていい人なんだっ!」と思ってしまう。群馬県人の特性か?。

     明日から皆さん、僕に「お若いですね~」と言ってくださいね(笑)。

     成長期の子どもの原因不明の痛みに対しても、そんな言葉がある。「成長痛」だ。触診して、状況を聞いて、フツーに歩ける程度ならば、どこの医者も接骨院も「成長痛ですね」というのが相場。だって、大抵の場合、「成長痛」であることに間違いはないから。言われた患者側も「あっ、成長痛なんだ~」と納得する。ヘタすりゃ、「やった!やっとウチの子にも成長痛が来たワ~っ!」って思う人もいるだろう。

     「今夜は赤飯よ!」ぐらいの勢いでしょ(笑)。

     僕にも経験があるが〝純粋な〟成長痛ってのは、「痛い」というよりは「重い」感じがする。四六時中、重痛くて、実は寝ているときが一番痛い。成長に伴う痛みなのだから、一番カラダが成長している睡眠時に痛いのは当然だろう。

     この場合は「赤飯」を炊いても、まあ許しましょう。

     ここまで読んで、「ウチの子のは、そうじゃないわよ?」という方もたくさんいると思う。その場合は、すぐに「キチンと病名を見立ててくれる」病院に行った方がいい。そもそも、「成長痛」というのは読んで字の如し、「成長期に起こる痛み」全般のことをそう呼ぶ。つまり、だ。「成長期に起こる病気・ケガによる痛み」のことも成長痛と呼ぶのですよ~。例えば。有名な「オスグット」というケガがある。これによる痛みも「成長痛」なのですよ、そこのおか~さん!大事なことを1つ書こう。「痛い」ってことはどこかに炎症が起きている証拠。それを忘れてはいけない。

     「赤飯」炊いている場合じゃないでしょう?

     今日、一部で有名な接骨院に行ってきた。リュウのケガに対する「セカンドオピニオン」を聞くためだ。ついでにTクン(クマS3人組の1人)も連れて行った。Tクンは3週ほど前から近所の接骨院のいう「成長痛」に見舞われ、練習を見学している。先生の診断は以下の通り。

     「成長痛って言われた?うん、成長痛だね。オスグットと言えば、オスグットではあります。筋肉が硬いと重度になるのですが、Tクンの場合、非常に筋肉が柔らかいからフツーは筋肉で吸収できるのです。なのに、痛む。なんでかというと…。姿勢が悪すぎっ!ホラ、立ってみて。ねっ、分かるでしょ?重心が後ろに行っている。だから、筋肉が働かないんです。じゃあ、この筋トレを今、やってみて。そう、それを3セット。あと、コレとコレを3セット。終った? じゃあ立ってみて。横から見て。治ったでしょ、立ち方が。T君、動いてみて。痛いかい?」

     「あれっ?あまり痛くない…」

     「炎症が治まれば全く痛くなくなるよ。明後日くらいにはフツーになる。この筋トレ、やり過ぎはないから、できる限りやってね。あっ、練習前と練習後は必ず。それと意識して姿勢を正すこと。集中力も変わってくるよ」。さらに続けた。

     「原因のない痛みはありません」。

     う~む。F接骨院・院長、おそるべし。さすが、バスケ日本代表の元トレーナーだ。ちなみに田臥の元個人トレーナーでもある。院内には田臥のバッシュとJAPANユニホームがサイン入りで飾ってある。院長が見て、必要とあればスポーツドクターも紹介してくれる。医者の見立てが必用なケガもあるからね。

     さて、息子の番。息子の場合は、「成長痛」ではない。キチンとレントゲン、MRIを撮った上で超有名スポーツドクターから「反復性膝蓋骨脱臼」という病名をいただいている。まあ、来た理由の気持ちとしては「藁にもすがる思い」っていうヤツ。今までの経緯を話し、見てもらい以下の「セカンドオピニオン」をいただいた。

     「MRIも撮ってH先生とO先生が『膝蓋骨脱臼』って診断したのね…。お父さんの行動、正しいですよ。まずちゃんとしたスポーツドクターに見てもらうのは常識です。ただ、リハビリメニューが違うと思う。リハビリメニューは先生の直接指示じゃないでしょう?(はい、という僕の返事を聞いて)そうですよね、大きな筋肉で保護しようとしている。全体の方向性は間違っていないけれど、まずは『お皿を直接守る』筋肉を鍛えましょう。今のメニューは続けながら、このメニューを追加してください。深刻になる程度じゃないです。これくらいなら、周りの筋肉で保護している選手は何人もいます。しっかりやれば大丈夫」。

     よし。治ったら赤飯を炊こう。それにしても、お若いですね~先生っ(笑)。



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