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    風刺が肝。 

     上尾市内を歩いてみた。


     CX「とくダネ!」で川柳がブームだと特集をしていた。新聞でも川柳が流行っていることを読んだことがあるから知ってはいたが、あらためて他媒体で見ると「なるほど~」と再度、思う。いろんな企業がいろんなテーマで川柳を募集している。本当に流行っているんだなあ。

     いちばん有名なのは、第一生命のサラリーマン川柳。今年で20周年になるこの川柳大賞は本当に世相を反映していて面白い。いくつか抜粋しよう。最後の作品などはハッキリとバブルを感じる(笑)。

    2007年大賞 「脳年齢 すでに年金 もらえます」
    2006年大賞 「昼食は 妻がセレブで 俺セルフ」
    1996年作品 「上ファジー 下デジタルで 我なやむ」
    1994年作品 「ナタデココ どこを切るのと 聞くオヤジ」
    1991年作品 「とこや行く 金・ひまあれど 髪がない」

     TOTOのトイレ川柳なんてのもある。これも最後のものなどは、我が家では今、その状態。娘2人がいるからね(笑)。

    「格付けは トイレでします ホテル通」
    「銀行で 借り放題は トイレだけ」
    「おぼえたね 九九に漢字に 世界地図」

     ブラ川柳なんていうのもある。こちらも10年の老舗。主催はトリンプ。なんか、オトコが読んじゃいけない気がするし、少年サッカーのブログでどうなの?とも思うがまあ、オモシロイということで許して欲しい。

    「ABC ここにもあるぞ 格差社会」
    「冬ソナを 勝負下着で 観てる母」
    「わが胸も 寄せて上げれば 80へぇ」

     調子に乗って、せっかくだから、まだ行くか? 一応サッカーが主題なのだから、サッカーにしようか? スポーツナビでは世界蹴球川柳なるものをやっていた形跡がある。今もやっているかどうか知らない。コチラ、ケッコウマジメな川柳が多いので、おもしろさはイマイチなので、やっぱ止めとこう。気になる方は検索を。もう一度言うが、かなりつまらない。替わりにこんなのどうだ?「ほろよい川柳」。

    「つぶれても 寄り添う男は 選んでる」
    「酔ってても ちゃんと間に合う 終電車」
    「ワリカンが 計算できない 酔っ払い」

     ウィキペディアによると柄井川柳(からいせんりゅう)という方が創始して、今年の8月で川柳生誕250周年だそうだ。なるほど~。小中学校で習った知識だと江戸時代に庶民が世を風刺したり、おもしろがったり、はかなんだりしたものだ、という遠い記憶がある。5・7・5の音だと川柳で5・7・5・7・7だと狂歌だったと思う。例えば「役人の 子はにぎにぎを よく覚え」は川柳。「泰平の 眠りを覚ます 上喜撰 たった四杯で 夜も眠れず」は狂歌。僕もよく覚えてるなあ(笑)。
      
     長くなった。簡単にいうと、世に対する風刺もこういうお遊びにすると、柔らかくなってそんなに怒られないということが言いたいだけ。だってお遊びだもの~。こういうものが流行るというのは江戸時代も今も「不満が渦巻いている時代」だという事実だけは忘れずに。最後にサッカー川柳と狂歌を読んで、今日は締めよう。

    「MTM 始めてみたら MMM」
    「高学年 MMMで ケガばかり」
    「低学年 TTTで つまらない」
    「審判に 指導者登録 まだ足らぬ 次の名目 なければ作れ」
    「PK戦 外した相手に 大拍手 父兄のモラルは コーチの責任」

     あくまでも。お遊びです(苦笑)。



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