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    案ずるより。 

    のんびりとした日。


     ケータイが鳴る。着信名を見ると「県NO1チーム・M先生」との表示。居住まいを正して、深呼吸をして通話ボタンを押す。勝手に僕が思っているだけだが、「師」と仰ぐ方からの電話は緊張する。でも、うれしい(笑)。

     コーチから声を掛けられて喜ぶ子どもはこんな心境なんだろうなあ。

     電話の内容は「お前の息子を含めた我がチーム出身の3人はがんばっている。ホメておくように」(こんな乱暴な言葉ではありません)というものだった。直接的な言葉で言われたわけではないが、僕には、そう取れた。多分、先生は、3人の親が揃いも揃って、自分の子どもをホメるタイプではないことを感じたのだろう(断っておきますが「他人の子はホメまくり」です、苦笑)。

     細やかなお心遣い、まことに痛み入ります。ありがとうございます。

     先生の言う「がんばっている」は、「ついていける。ついていけない」の類の話ではなく、リズムを掴んで生活しているという意味で、だろう。だって、「ついていく」のは容易ではないから。そりゃそうだ、ナショナルトレセンが3人もいて、他もそのレベルにあるチームなんだから。簡単に「ついていけるはずがない」し、最初から、ついていけたらワザワザ行かせている意味がない。自分より遥かに上手い子がいる中で、

     「感じろ」「考えろ」が3人に課している命題なのだから。

     そりゃタイヘンなこともある。先日、雨の日の「某所の体育館で練習」のときは、帰ってきたのが23時過ぎ。20時半過ぎに練習が終わったと言っていたから2時間半かかったことになる。「某所なら帰りも電車があるだろ!? 何事も自分で行け」と迎えに行かなかったのが失敗だった。せめて途中まで迎えに行けば少なくても1時間は短縮できただろう。ただ、こういう親側の対応も含めての「経験」だ。次回からやり方を変えればいい。

     「感じろ」「考えろ」は3人の親達にも課せられた命題なのだから。

     小学生も同じ。「ウチの子、少年団でやっていけるかしら?」と不安を感じている親御さんも多いだろう。「お当番がたいへん」「体力ないとやっていけない」等の情報ばかりが先走り、入団に二の足を踏んでいる方も多いだろう。「チームのことがよくわからない」という不安もあるのかもしれない。でも、それは経験してみなくてはわからないもの。経験すれば対応策も浮かぶし、「やっぱダメだ」と思ったならば、そこで辞めればいいのだ。

     大丈夫。子どもは順応性がとても早いし、すぐに慣れる。そして、その分、必ず、精神面も体力面も成長をするはず。そして、親御さんの方も「逆にハマってしまう」のが通常のパターン。もしかしたら、そっちの方を心配した方がいいかもしれない(笑)。

     3人組みも大丈夫そうだ。僕は〝お気楽な〟息子の話しか聞いていないし実際には見ていないが、実に楽しそうに通ってサッカーを「楽しんで」いる。いつかレギュラーを取ってやる!とギラギラしながらも、新たな環境と新たな友達関係をエンジョイしている。それでいい。世界が拡がれば、まずはそれでいいのだ。

     そういえば先日も、試合の後に審判講習までの時間、県NO2チーム出身の子達とマックでダベっていたらしい。終わったばかりの試合のこと、我がチームのこと、NO2チームのこと、お互いの学校のこと、好きな女の子のことでも話していたんだろうなあ。

     「ゲ○コツ」の話は出たのだろうか?(笑)。


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