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    部活賛歌。 

     晴れたけど。グラウンドには雨の名残。 


     「大学の練習でも常にプロの選手以上の気持ちを持って取り組まないといけないと思っています。大学生のレベルだとプロの速さには勝てません。ここは大学の中では一番レベルの高いところだと思うけど、そこに甘んじてしまうとプロの選手には絶対に勝てない。ただ、そこは自分の意識次第で変えられると思っていますから」。

     今週のサッカーダイジェストからの引用。話している選手は林彰洋。A代表にも選ばれている流通経済大のGK。身長は194cm。〝次代のA代表の正GK候補NO・1だ〟。
     
     朝の通勤電車でコレを読んで、ケッコウ、感動してしまった。「コイツ、なんてシッカリしたヤツなんだ…」と電車の中でつぶやいてしまった(苦笑)。こういう意識の高いヤツこそが、育つ!と「僕は」思う。なので、〝次代のA代表の正GK候補NO・1である〟なんて決め付けてみた。断っておくが、僕が勝手に決め付けただけ(笑)。「西川だろう?」等の意見はあるとは思うが、許して欲しい。
     
     実は今朝、家を出る前に、「そういえばJクラブのU-13のメンバーを確認していなかったなあ」と思って両雄のHPを久しぶりにチェックした。まずはオレンジから。「ふむふむ」「おっ、この子か!」なんて思いながらの見物。で、次にレッド。ここは、我が家的に進路として興味がなかったからホトンド知らなかった。

     知っていたのは4人だけ。まずは、Kクン。直接は知らないが、雑誌にU-13日本代表に選ばれたと書いてあったので知っていた。次は県NO1チーム出身のJクン。カラダも大きく、練習を見ていても際立っていた。そして、同じチームからもう1人、Sクン。この子は息子と仲良かった。息子ごときが「よく話した」というくらいだから、推測だが、社交的な明るい性格なのだろう。そしてN別チームからNクン。お父さんから聞いていたので、知っていた。あとは「風の噂」では知っていた子が数人。例えばKクンなどだ。噂は本当だったのね~と思っての確認となった。順番に見て、キーパーをチェック。そこには、「あっ!やっぱり~」。という顔があった。僕がコイツはイイゾ!と思っていた子だったからだ。気になる方はHPを見てみてください(笑)。

     ただし。今日は、そのキーパーの話ではない。もう1人のキーパーの話だ。

     ココ数年間、イヤッっていうほど今のU-13世代の試合を見てきた。その中で、「コレは期待できるぞ…」と思ったGKは2人だった。おっと。言葉は正しく使おう。子どもの未来は無限大。全員に期待できるけれど、「近い将来、絶対にあるレベルまでは行ける!」と僕が勝手に思い込んだGKは2人だった、が正しい言い方だ。そのうちの1人は今は、「Jにいた」。

     そして、もう1人は「公立中の部活にいる」。

     「ホメル」話だから。誰かを書いてもいいのだけれど。個人情報の問題もあるから(先に挙げた子達は名前も顔もJのHPに書いてあるのでいいだろうと判断した)やめておこう。匂わすと、K市の某チームのキーパーだった子だ。断っておくけれど、コレは僕の勝手な「思い込み」だから。「ウチの子の方がいい!」等の意見はあるとは思うけれど、それは許して欲しい。

     まず。背格好が素晴らしい。手足が長い。そして、ノッポ体型だ。息子のようにムダ肉がついていない。今でも背は充分高いが、まだまだ伸びそうな印象を受ける。いや、確実に伸びるだろう。お父さんも大きいし。声もよく出る。雰囲気もいい。我がチームの子達は、「あのキーパー、シュートが入る気がしないんだよなぁ…」といつも言っていた。さらに根性がいい。点を許した時の悔しがり方が素晴らしい。まるで川口のよう。そして、怖れをしらない。何より必用な勇気を持っている。

     僕がジュニアユースの監督ならば頭を下げて「ウチに、ぜひ!」と言っている選手だ。

     多分だけれど。彼はJを受けていない。部活には部活の良さがあり、自分の目指す世界がサッカーだけじゃないという想いもあったのだと思う。それはそれでいいし、彼自身が決めたことだから僕みたいな外野がとやかく言うことではない。彼は彼で頑張るだろう。それだけのプレーヤーなのだから。ただし、これからの荒波は相当なものだ。

     僕は部活がダメだ、と言いたいのではない。ただ、現実問題として、環境が違う。対戦相手も超ハイレベルであり、毎試合が芝であり、プロのGKコーチもつく「J」という環境。比べて、片やどんなに素晴らしいチームであったとしても部活という環境。大きなビハインドを負うことになるのは紛れもない事実となる。

     だけれども。いや、だからこそ。僕が期待していた、否、期待している部活キーパークンには頑張って欲しい!とJのHPを見て思ったのだ。そして、その後に、読んだのが冒頭の林の記事。だから余計に感動してしまったのかもしれない。目の前の試合の相手だけでなく、目の前にいない相手と闘う意識の高さ。何より「自分の意識次第で変えられる」という言葉に「一番闘わなければいけないのは自分と、だ」という厳しさが覗える。

     マイナスの環境をプラスに変えてしまう力強さが、そこにはある。

     くだんのキーパー君だけでなく。我が地区の、いや、わが県の、いや、全国の部活に進んだ、もちろん我がチーム出身の子どもも含めて、選手諸君に大きな声でエールを送りたい。がんばれ!Jに負けるな!意識を高く、夢を追い続けよう!余計なお世話かもしれないけれど。本当に応援しているよ。

     部活キーパー君のチームvs.ホーム中学校の試合が決まったら連絡が欲しいなぁ。
     どちらを応援するか? 今から悩んでおこうっと(笑)。




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