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    最後に「カ・イ・カ・ン・…」ってか? 

     ちょっと寒い。


     4月からA市尾中央病院にHセンセーがいらしゃらなくなったので、息子の足をO先生に診ていただくことになった。完全予約制だから、順番待ちをしなくていいのだが3ヶ月に1度の診察となる。今日がその1回目の診察の日だった。

     いやぁ、噂には聞いていたが、元気あふれるパワフルなセンセーだった(笑)。

     「お父さん、ホラ、僕の汚いヒザとですが、比べてみてくださいっ! ねっ! 違うでしょ! 息子さんのヒザはユルユルでしょ!」「君、片足でスクワットしてみてっ! ホラっ!僕もやるからっ! いっしょに! おっ! 体幹はシッカリしてるなぁ! コリャ、ヒザはユルイけど、いい武器も持っているよっ!」「筋トレしてるっ? そっか、してるか! よしっ、はいっ! 力入れてっ! ああっ!ダメダメっ! こんな力じゃ筋トレしているうちに入らないっ!」「まっ、3ヵ月後にねっ! どれだけやったか、また見るからっ!」

     こんな調子~(笑)。

     一応、僕が着いて行ったので、「聞きたいこと」はシッカリ聞いては、きた。息子は走ったり、ステップを踏んだりとかは全く問題ないが、まだ左足でインステップ、インフロント系が蹴れない。蹴ると激痛が走るという。マシンガントークの合い間に、その状況を質問すると、

     「かさぶたっ! かさぶた思い出してっ! 治ったと思っても、かさぶたがあるうちは治っちゃいないでしょっ!? で、かさぶたを痛いのを我慢してはがせば、また血が出ちゃうっ! だから、痛いことやっちゃダメっ! 治ってきているんだからっ! 今、ムリしちゃダメなのっ! この太っい足だよっ!そりゃ曲げて蹴ればスッゴイ力がヒザに伝わるのがフツーだってっ! ただ、痛くないことはバリバリやりなさいっ! やんなきゃダメダメッ! で、ごくたまに試すっ! 痛くないか?を試すっ! ねっ! わかったっ!」

     名医はやっぱり、説得力がある(苦笑)。

     「でっ! 何割だっ? んっ? 自分の100%の時に比べて何割かって聞いてるのっ! GOODなプレーヤーは、ねっ! それがわかんなくちゃダメっ! わかんないようじゃ、モノにはならないよっ! んっ?7割? ほらっ、そう考えるとよくなっているでしょっ! これが8割、9割、9割5分と上がっていけばいいの! 分かるっ?」

     はい。よくわかりました~(笑)。

     病院を出て2人で歩く。息子はクスクス笑っている。なにがオカシイの? と聞くと「Kクンが言っていた通りだったから。マシンガントーク、笑」。KクンもOセンセーの患者なのだ。

     「でも、よくわかった。治ってきているんだって。実感できた」。そうか。「なんかヤル気出てきた」。そうか。「背番号がね、決まって、チット落ち込んでたんだ。チットね」。そうか。「25番なんだ。ンナモノ関係ないのはわかっているけど。チット落ち込んでた」。そうか。「前の番号に愛着あったから~」。そうか。「でも、ヤル気出てきた」。そうか。「考えてみたらシュンスケの番号だしねっ!」。そうか。「昨日ね、試合やったんだKSCSで」。そうか。「でね、1点取った!」。そうか。

     「でねっ!うんぬんかんぬんうんぬんかんぬんうんぬんかんぬんうんぬんかんぬんうんぬんかんぬんうんぬんかんぬんうんぬんかんぬんうんぬんかんぬんうんぬんかんぬんうんぬんかんぬんうんぬんかんぬんうんぬんかんぬんうんぬんかんぬんうんぬんかんぬんうんぬんかんぬんうんぬんかんぬん!」

     わかったっ! わかったっつ~のっ!

     誰かのマシンガントークをおとなしく聞いていると、その後、ついつい自分がマシンガンになるよなぁ(笑)。まあ、元気が出てきた証拠だよ。

     頑張れ。

     会社に行って。僕が部下にマシンガントークをカマしたのはいうまでもない(笑)。


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