2007.02.20 Tue
小さな旅。

地元駅から北方面行き各駅停車に乗る。24~25分間乗車。K駅に着き、正面口(北口)へ。そこからO町駅行きor循環器病センター行きバスに乗る。20分ほど乗って、O公園のバス停で降りる。そこから役場方向に徒歩5分。これが県NO1チームと息子が4月からお世話になるKSC1年生が練習をしているグラウンドへの行き方だ。
今日18時から、KSCの入団説明会があった。まっ、どうせなら4月から息子が行く方法で行ってみよう!と親子3人で出かけた。娘2人は土曜日から遊びに、というよりは子守りに来てくれているバアちゃんに任せて、〝小さな旅〟。
この3人で路線バスに乗るなんて何年ぶりだろうか?
まだ、東京で暮らしているころ環7の夫婦坂交差点から大森までよくバスに乗って買い物に出かけたもんだ…、なんて感傷に浸っているうちにバスは目的地に到着。思ったほど遠くない。もし、東京で暮らしていればこのくらいの移動はフツーの所要時間だろう。
説明会が始まり、名簿が配られる。新一年生の人数は44人!どよめきが起きる。僕?「おおっ!」とは思ったが、予想していたから、さほど。だって、弱小「我がチーム」から3人だもん!そりゃある程度の人数にはなるでしょう(笑)。Tコーチが話し出す。「AとBに分けます。競争はさせます」。これも、今まで僕らが11期生の親御さんに言い続けてきたこと。だから、驚かない。「試合に出れる方がいい」等の意見もある。それはそれで正しい。でも44人のなかでトップを目指すやり方もそれはそれでいい。それを承知でKSCを選んだのだから。どうしても、もうどうしようもなくゲームに出たい!となったら、その時に考えればいい。最後の選択権は各個人にある。
次に「心得」の話をいただく。ん、まあ思っていた通りの内容。どこのジュニアユースもそうだと思うが、「親が手伝わない」ことが基本の話。自分で欠席の連絡をする、自力で練習会場・試合会場まで行く・帰る、自分でカラダの管理をする。当然の話だ。僕なんて、息子に頼まれても手伝わないつもりだから、丁度いい。お前が選んだ道なのだから。お前が自分でやろうとしないでどうする。交通費と地図だけは買ってやろう。まっ、11期生は〝親ががり〟〝大人がかり〟を極力排除してきたから。慣れているはず。問題はないだろう。
僕が息子に出す中学での課題は、3つ。
「勉強もスポーツも、目指すだけは高いレベルを目指しなさい」。
「自分の将来像を一時的なものでもいいから持ちなさい」。
「自分のことは自分でやりなさい」
そんな中でスポーツはサッカー、チームはKSCを自分で選択した。勉強との両立はかなり厳しい環境を選んだといっていい。だけれども中学から先は〝自分の人生〟の領域に入ってくる。決めるのは彼自身だ。僕が口を出すのは両立ができなくなってきた時。その時は容赦のない裁定を下すが、両立できている限りは自分で全て決めていい。
それが大人への道だから。
説明会が終了してからは、ユニホームのサイズ決定のための試着会。「どのサイズにする?」なんて母に服をあてがわれている姿は、まだまだお子ちゃまだけど。選んだサイズは2XO(まあ、成長の分を見込んでのことだけどね、笑)。何番つけて、AチームなのかBチームなのかは、わからないけど。自分に厳しく頑張って欲しい。僕ら夫婦にとっては、どんなに大きくなってもかわいい子どもであることは変わらないのだから。
できることならば。今日の大人への階段を昇る出発の日の小さなバス旅行を、いつまでも忘れないで欲しいなあ。
「あの日、こうだったね」といつか話せるように。
- [2007/02/20 23:29]
- ジュニアユース 中学サッカー |
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