2007.02.18 Sun
PLAY IN THE RAIN.


地下鉄の階段を上がると、突然、カランカランという鐘の音が響き渡った。同時に「がんばれ~っ!」という声援があちこちから飛んでいる。何事か?と思い、目の前の通りに目を向けると、大ランナー群が走っている。遠くを眺めるとその列はどこまでも続いている。僕のいる位置のちょうど反対側には給水所。置いてあるドリンクの数もハンパじゃない。
そっか。今日は東京マラソンなんだ~。
生で見た人もいると思う。テレビのニュース等で見た人もいると思う。もうバリバリの都心を封鎖して行なわれた、このマラソンには3万人の人たちが参加し健脚を披露した。新宿、銀座、築地、浅草…。東京の名立たる名所のコースを楽しめるこの日本最大の市民マラソンは、来年以降も2月の東京の風物詩になるに違いない。雨のそぼ降る東京の町を眺めながら走る気分は、決して悪くないだろうなあ。
そう。雨ニモマケズ。
やっぱ、スポーツはこうでなくちゃいけない。
今日、11期生が参加する予定だったA-Yカップは雨のために中止になった。人工芝の素晴らしいグラウンドだし、1種(社会人)も一緒の大会だから「多少の雨」だったらヤルんだろうなあ…と思ってグラウンドまで出かけたが…。まあ、仕方がない。妥当な判断だ。朝、9時の段階ではメチャクチャ降っていたし、人工芝上にもかなりの水が浮いていたから。ちょっと見れば、「この上でやれっていうの?」くらいの水の量だったし。特に4種(小学生)はインフルエンザが流行っている時期だけにヘタなことはさせらない。でも…本来は
そう。雨ニモマケズ。
やっぱ。スポーツはこうでなくちゃいけない。
中止になった会場にはライバルチームのMコーチが1種の関連で来ていた。二人で傘を差しながら話をした。バチバチと傘に突き刺さる雨音が聞こえる。「この雨じゃ仕方ないよね~…」と僕。「そうだよね~」とMコーチ。そして、続ける。「でもさ、信じられないけど、この雨の中、A市の市民駅伝はやっているんだよ!」。「えっ?だって、あれ小学生チーム、いッぱい出るじゃない?」「うん。でもやっている。今ごろスタートしているはずよ?」
うわっ。雨ニモマケズ。
やっぱ。スポーツはこうでなくちゃいけない。
この駅伝、毎年2月の第3週日曜日に行われる。「学校行事」ではない。体協主催だと思う。でも、「準学校行事」化していたりする。小学生の部を仕切っているのはPTAみたいだし、各学校も先生の名の下に「学校代表」チームを編成して参加をしている。ホーム小学校も放課後に練習もしていた。準ホーム小学校なんかは5チームくらい出しているらしいし(11期生は基本的に駅伝エントリーをしなかった。これもまた毎年必ず同日程で行なわれる『A‐Yカップ』【ちなみにコチラも役員に当然、市長が名を連ねている】に出場したから)。そんな準学校行事が冬の冷たい雨の中で行なわれたことは驚きでさえある。
そうそう。雨ニモマケズ。
やっぱ。スポーツはこうでなくちゃいけない。
案外、やるじゃん、A市教育委員会。
そりゃ、風邪引く確率も上がるかもしれない。なんでこんな雨の中、小学生が走らなくちゃいけないの?なんて意見も至極当然だと思う。でも、高学年ならばいいと思う。周りのスタッフがしっかりと準備してあげればいいと思う。厳しい気象条件の中、相手との勝負ではなく「自分と闘うこと」こそがスポーツの原点であり、アドベンチャーの精神だ。「来年から雨が降ったら中止にしましょう」なんてことにならないことを祈る。嫌な人は参加しなければいい。決して強制ではないのだから。
そう。雨ニモマケズ。
やっぱ。スポーツはこうでなくちゃいけない。
過保護の温室育ちより、厳しい嵐の中で育った樹木がおいしい実をつけるのは事実なのだ。
駅伝を断ってまで来たサッカーの試合が中止…でも駅伝はやっている…。負けていられない!対戦予定だったY地区Oチームと話をして、午後から2試合敢行!人工芝とはいえ、水の浮きまくったピッチだけど、両チームともに元気にサッカーを楽しんだ(という。僕は見ていない…泣)。
そう。雨ニモマケズ。
やっぱ。スポーツはこうでなくちゃいけない。
会社に着いて、新聞を広げると「第17回マリノスカップ」の予選結果載っていた。決勝リーグにキッチリ県NO1チームは進出していた。他はレイソル、ヴェルディ、マリノス追浜、愛知FC、相模原選抜。今日はその6チームで優勝を争う試合が行なわれているはずだ。中止?ありえないだろう。
そう。雨ニモマケズ。
日本のトップの大会が「スポーツがどうあるべきか?」を知らないはずがない。
日本中の子ども達が雨ニモマケズ。
やっぱ。スポーツで鍛えて欲しいと僕は願う。
で。大人はホットチョコレート、トン汁、甘酒等の「温まるモノ」を用意してあげよう。寒いのは事実なのだから。あっ!絶対に忘れないで欲しい「温かいモノ」が1つ。
「頑張ったね!」という笑顔の言葉を忘れずに。
- [2007/02/18 22:41]
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