2007.01.26 Fri
「篠沢教授に15000点」って感じ。

息子が4月からお世話になるチームが決まった。
どこ?と書く前に、ちょっと、「親として」の発言をしたい。以下は、いい悪いではなくて、あくまでも僕個人「父親」としての意見だという前提で読んで欲しい。
まずは理想を書く。「人として尊敬できる教育者がいること。サッカーに対して熱心な指導者がいること。ある程度のレベルで切磋琢磨できること。お山の大将にはなれないところ。家から近いところ。将来的な選択肢が広いところ。本人の意思も尊重したい」。そう考えた時に最初に頭に浮かんだのが「部活」だ。
近所に強豪中学校があったならば、迷うことなく、本人の意見も聞かずに(笑)、「部活に行けっ!」と言ったと思う。そりゃ最近の教育現場には言いたいことはたくさんあるが大事な子どもをを預けるのに「学校」よりも安心できるところなんてものは、そうザラにあるものではない。キチンとした教師がいて、その教師がサッカーに対しても情熱を持って指導している。だからチームの力も毎年、県のトップレベルにある。それが息子の通う公立の中学であれば、こんな幸せなことはない。母的な立場で言えば、お金もかからない。
ホーム中学校は市内ではそこそこ強い。でも、県レベルではない。それでも、僕は「ホーム中学校がいいだろう」と思っていた。誰が教えてくれなくても、自分達の力で「どうやったら強くなるか?」を考えてプレーをすることが実は一番人間的には成長をすると僕は確信している。サッカー云々を言う前に、どうしても僕はそういうところにこだわる。「もの足りないのならば、自分でもの足りるようにすればいい。熱心な指導者がいなければ、自分達が自分達を熱心に指導すればいい」。
それができたら最高だ。
しかし。息子は「少しでも上のレベルでサッカーをやりたい。なれるなれないは別にして、僕はまだプロになることが夢なんだから」。となると、クラブジュニアユースに行くかサッカーが盛んな私立の中学に絞られてくる。
あとは先に挙げた理想の中で「何を優先するのか? 何をあきらめるか?」という選択になる。ある子どもは距離=時間を優先するだろう。ある子どもはサッカー自体を優先するだろう。ある子どもは将来の選択肢の広さを優先するだろう。ある子どもは好みの指導者を優先するだろう。ある子どもは設備等の環境を優先するだろう。志望の選択は自由。どこがいい、という問題ではない。それは各家庭の自由。○○に行きたい!と思うこと自体は自由なのだ。
「どこに行きたいんだ?」
「KSC」
「大多数が県NO1チームの子だよ?試合出れないかもしれないよ?」
「でも、あの中でやりたい。頑張るしかない。KSCに行きたい」
息子の選択は、僕が考えていたことと、ほぼ一致したものだった。KSCならば僕が一番信用している最高の教育者「M総監督」がいる。熱心なコーチもたくさんいる。Jのチームとも交流がある。何よりもお山の大将にはなり得ない。弛まない努力が必要だし、常に自分より上のレベルを追い求められる。
極端な話、僕はJの下部組織に行かせるよりもKSCがよかった。実際、U地区のJは受けるという選択肢さえなかった。オレンジJは「ファンだから」と受けさせたけれど。Jは「サッカーの指導を受ける環境」としては最高だが、「教育環境」としては、僕としては疑問が残る。絶対にプロになれるわけではないし、そもそも前から書いている通りに僕はプロになって欲しいとは思っていない。子どもが見る夢はプロだが、親の見る夢は「メイジ以上」だ(笑)。
「遠いよ?勉強の時間は?寝る時間、食事の問題もある」
「勉強はちゃんとやる。大学には行きたいから。あとは頑張る」
「成績落ちたら、辞めさせるよ?」
「うん」
その前に。僕ら親子は一番大切なことを忘れている。志望は自由だけれども。「入れてもらえるかどうか?」の方が大問題。KSCもメイジ以上も。取らぬ狸のなんとやら(苦笑)。何よりも。今はポンコツ状態だ。それが一番の問題点。
結果として。「KSC」に混ぜてもらえることになった。「ヘタだねえ。サッカーが。でも、まあいい。ウチでよければおいでよ」と応えをいただけた。一番の問題のケガに関しては「誰でもそういう時がある。長い目で見るよ」。こういう一言が常に結果を求めるJのチームは絶対に言えない…。
ありがとうございます。M先生、A代表、Tコーチ。KSCに行かせていただきます。
さて、息子君。あとは君の頑張り次第だ。自分のことだ。自分で頑張ろう。
大橋巨泉風に言えば。「3択の問題です! サッカーがヘタでクビになるのが早いか? 学校の成績が落ちて僕にクビ宣言されるのが早いか? それとも3年間、頑張って続けられるか? せ~のドン!5、4、2、6、12!さらに倍!10、8、4、12、24!」。
僕としては「はらたいらさんに全部っ!」とは言いたいけれど(苦笑)。
- [2007/01/26 20:21]
- ジュニアユース 中学サッカー |
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