2007.01.12 Fri
少年は0円です。
- 少年サッカー
- | トラックバック(0)
- | コメント(0)

ベッカムがアメリカのギャラクシーに移籍するそうだ。5年契約300億円。つまり、年棒60億円。試合時間(55.5時間)に対する時給で計算すると1億811万円。途中交代したり、ケガで欠場したりすれば、この時給はさらに跳ね上がるわけだ。スッゲェ~。
「ベッカム」・「300億円」というと、どうしてもそこにしか目が行かなくなるけれど。実際、その大金もかなり大きな要素ではあるのだろうけど。今日のニッカンを読むとケッコウ、フツーの移籍理由もあったりする。
①サッカー選手としての理由=試合に出たい。アメリカのレベルなら確実に出れる。
②家族の理由=ビクトリア夫人が女優としてハリウッド進出を狙っている。
③ビジネス上の理由=自分が経営するサッカー学校がロスにある。
④住環境理由=サッカーが盛んではないから、騒がれずに落ち着いて暮らせる。
子どもの世界に置き換えてみよう。①試合に出してあげたいなあ。②まだ手の掛かる下の子もいるから近くのチームがいいなあ。③できれば子ども自身が通っている小学校を使っているチームがいいなあ。④通う安全面のことも考えないとなあ。
ねっ? 根本のチーム選び理由はベッカムでも○○サッカー少年団でも違いはないでしょ?
ただ、決定的な違いが1つ。ベッカムは「移籍」のチーム選びなんだけれども、子どもの場合は圧倒的に「入団」のチーム選びなのだ。個人的見解なのだけれども、子どもの世界も、もっと「移籍」の考え方を持ったほうがいいと僕は思う。
まず。「試合に出たいのに出してもらえない!」と思っている子ども・家庭は前向きに移籍を考えた方がいい。試合は最高の練習のなのだから、近くに出られる環境のチームがあるのならば、とっとと移籍することをお勧めする。
ベッカムと同じ考え方だ。
逆もある。「今、試合には出られているけど。もっと強いチームでプレーをしたい。それで試合にでられなくなったとしても仕方がない。出られるように努力をするだけ」。こんな風に思っている子も家庭もサッサと移籍をすることをお勧めする。向上心は人を成長させる最高の薬なのだ。
レッズの相馬などはこの考え方でヴェルディから移籍をしてきたわけだ。
よく「出られないこと」や「チームが弱いこと」で指導者批判をする人がいるが、これは間違い。勘違いしてはいけない。「出す・出さない」の権限は子どもと家庭にはない。これは「チームの監督」の権限であり、そのチームの考え方なのだ。上手い子だけを出すチームもあっていい。逆に全員を均等に出すチームもあっていい。それはその「チームの自由」だろう。
裏を返すと。「チーム選択の自由」は子どもと家庭にある。選ぶのは家庭と子どもなのだ。選べるのだから文句を言っちゃいけない。ただし、意見はバンバン言うべきだけどね(笑)。一度入ったから、辞めちゃいけないと考えるからいけないのだ。より自分の考え方にあったチームに行くことはフツーのこと。
そして選ばれるのがチーム。信念を持って選ばれるように努力をしなくてはいけない。だからといって、とにかく選んでもらおうと信念を持たずに「八方美人」を繰り返すと収拾がつかなくなって結果、選ばれなくなる。キチンと明示ができるチームがいいチームの第一条件だと思う。そういう個性をハッキリ打ち出すチームばかりになれば、その地域のレベルも自然と上がっていくと思うんだよなあ~。僕はね。
迷っている方は、すぐに決断をしましょう。一度入団したから…ってあきらめる必要はありません。ベッカムや宮本を見習って。移籍をしましょう。移籍は悪いことではありません。いいことです!
あまり旧態依然の考えに固執すると遺跡になっちゃうよ~(笑)。
- [2007/01/12 22:38]
- 少年サッカー |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
- ≪月の方が弱い(笑)。
- | HOME |
- 蹴球の原点。≫
トラックバック
この記事のトラックバックURL
https://halusaka.jp/tb.php/410-ff81dc49
- | HOME |