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    bis,bis,bis,bis,…ripetizione! 

     あけおめ。いい天気。


     《あけましておめでとうございます。2007「猪突猛進の年」も、〝このブログを取り合えず読んでやるか~〟という方は変わらぬご愛顧をお願いいたしま~す。とにもかくにも。本年もよろしくお願い申し上げます。》

     
     引っ越してきて、8年。初めて〝A市〟で年を越した。まあ、群馬だろうが福島だろうがA市だろうが、年越しでやることは一緒。そばと鮨を食べて、紅白を見て。「行く年来る年」で名刹の鐘の音を聞いて。新年を迎えたら、家族で「あけましておめでとう」。その後は、息子と2人で初詣。

     毎年の繰り返しごと。

     今年は近所の神社に出掛けた。ここは、11期生の中では、ご利益がない!と思っているヤツもいるだろうが、何といっても鎮守の神様である。この地域に住んでいる以上は、大切にしていかなければバチがあたる。だいたい、ポッと信心したことがいけない。普段から大切にしてなきゃ、いざという時に力を貸してくれるわけがない。だから、あれ依頼、僕はケッコウ1人でこの神社に出かけ、手を合わせたりしていたりする(苦笑)。

     繰り返しが大事なのだ。

     家からダラダラと自転車で5分ほど。神社に着く。けっこうな人数がお参りの順番を待っている~。200人以上はいるだろう。寒空の下、並んでいると「おめでとうございます~」と僕に何人かの人が声を掛けていく。我がチームの他学年のご父兄と子ども達だ。こういう氏子が神社を守る。さすが鎮守の神様。

     世代が変わっても行事は繰り返される。

     家族の健康と我がチームの発展を祈り、二礼ニ拍手一礼。息子に何を願ったか?を聞くと「ケガなくサッカーができますように」とのこと。実感がこもっているなあ。持ってきた去年の破魔矢を納めて。無料で配っている甘酒をもらいに並ぶ。

     場所が変わっても毎年繰り返す行動だ。

     「どうそ~。温まりますよ~。あっ、あけましておめでとうございます」。「あけましておめでとうございます。ゴクロウサマです」。甘酒を配っていたのはMコーチだった。さすが地元の名士。しかし、Mさんには頭が下がる。小学校のPTAの重職もやって、市P連の職務もやって、サッカーのコーチもやって。そして、こういう地域のための活動も元旦からやっている。でも、地域のためにとか、ボランティアでとか、そんなことは微塵も感じさせずに自然体で活動をこなしている。徳を感じるなあ。でもきっと、Mさんにとっては、

     毎年繰り返される当たり前のことなのだ。

     2006年だろうが、2007年だろうが。戌年だろうが猪年だろうが。新年は当たり前のようにやってくる。個人単位で考えれば全員が1つ歳を取るのだけれど。でも、社会そのものは変わらない。5年前には5年前の6年生とその親が。今年は僕と息子が。5年後には5年後の6年生とその親が。それぞれの家族の健康とサッカーの発展を願って初詣にやってくる。

     すごくステキな毎年の繰り返し事だ。

     だから。僕らはこのステキな繰り返し事が続くように、社会を守っていかねばならないと思う。地域の神社を守る。我がチームを守る。Mさんのように地域全体を守る。守らなければ、崩れていってしまう、このステキな繰り返しが。長い時間をかけて、先達が作ってきたこの伝統を。僕らが守っていかねばならない。できれば、そんなお堅いことを言わずに肩に力をいれずに自然体で。Mさんをお手本に。

     そんな繰り返すことの大事さを感じた、元旦になった。

     11期生のみんなも、今年は我がチームを卒団する。そして中学に入り、部活やどこかのジュニアユースに入ってサッカーを続けるのだろう。入ったチームの「繰り返し」サイクルの中に入っていくわけだ。どのチームを選んでも、その組織の一員として、入ったチームの歴史を刻んでいってほしい。レギュラーを取る!とかそんなことよりも。一年後に、「我がチームの子が入ったチームは、もともといいチームだったけど、もっとよくなった」と言われるように頑張って欲しいなあ。

     そのためにも。繰り返し、繰り返し。練習をしていこう。

     あっ!学年を繰り返すことだけはないように勉強も繰り返すようにね(笑)。



    ※タイトルは流行のイタリア語音楽用語。bis、bis、bis…はアンコールを誘う言葉~。「さあ、さあ、さあ、」って感じで拍手をします。ripetizione(リペティツィオーネ)=リピートですね。





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