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    ワンニャンコーナー。 

     とても暖かい一日。


     今日は団として2006年バイバイ!の蹴り納めの日。我がチームでは蹴り納めには必ずキャアキャアと「親子サッカー」をすることになっている。3~4年前までは「カレー」or「豚汁」を母集団が作ってドウゾドウゾと全員に振舞っていたが、火気厳禁のこのご時世、あきらめざるを得なくなってしまった。

     大量にタップンタップンに作る料理って、美味しいのに。。。非常に残念だ。

     危険だ! といわれれば、それまでなんだけど。大きな鍋を囲んで100人以上がワイワイガヤガヤ言いながら食べることは、とても楽しい。この「鍋」こそが、ギスギストゲトゲを取り去り、ワキアイアイを作り出すんだけど。本当にキュウキュウとした世の中になったなぁ。

     山形の芋煮会が羨ましい。県を挙げて、ワッショイワッショイと皆で屋外での鍋が文化なのだから。いいなぁ。

     ホカホカ芋煮鍋で思い出すのは高校3年時のHR(ホームルーム)のことだ。僕らの学校では4月の最初のHRの時に年間のHR活動のと予定を立てていた。しかし、僕らは地方の男子校の生徒である。HRなんて興味がサラサラない。唯一、楽しみにしている近くの県立女子高校とのチャラチャラとした「合同HR」のスケジュール以外は、正直言って、どうでもよかった。だから、建てる計画もいい加減。チョコチョコっと「絶対にできないが、案自体は面白いこと」をギャハギャハ笑いながら、オフザケで全員で考えて担任に渡していた。

     例えば。4月「市内の公園で手料理を持ち寄り花見」、5月「これも市内の別の公園で花見~チューリップ編~」、7月「○○の家(農家だった)でスイカ刈り」」等。何一つ、実現したことはない(笑)。

     確か10月のHRの時間のことだ。体育祭も終わり、大学受験に向けての気運がソロソロ高まりつつある時季だったから、11月のHRの予定を「自習」にしよう!ということになった。元々の予定は「○○家のサトイモを使った芋煮会」。どうせ、最初から実行する気はない。全員が自習でOK!と拍手パチパチとした途端。。。

     「絶対にやれっ!芋煮会を」。

     担任のO先生のプンプンの怒声だった。「今まで黙っていたが。計画を建てたのだから、1つくらいはやれ。やらなければ内申書を書かんっ!」。普段、いつもニコニコ笑っているだけで生徒のやることには決して口を出さない先生の怒号だったから、コレには全員がビリビリとビビッた。急転、満場一致で芋煮会の開催が決まった(笑)。

     当日はタイヘンなことになった。鍋等の準備は万端だったが、肝心の料理がメタメタ。そりゃそうだ、バンカラが売りの男子校の生徒が野菜の皮なんて剥けるはずがない(笑)。予定より2時間遅れで完成。味がまた。。。ヒドく甘かった。でも、口々に「こんなモン食えるかよ~っ」とか何とか言いながら、全員がガンガンとパクついた。何よりもスゴク楽しかった。

     そして。先生は、いつも通りに何も話さずにニコニコ。不味い鍋に文句もいわずニコニコだった。

     今思うと。最初から狙っていたのだと思う、11月の芋煮会だけはやらせようと。ピリピリする受験前に、得手不得手のない(というか、全員が不得手の)料理をさせて、楽しませることを。そして、鍋の魔力を知っていたのだろう。先生は山形県人だったから。

     少年サッカーでも6年生は、今の時期になるとサッカー以外の協力活動の機会はなくなってしまうのが現実。合宿を組む必要もないしね。でも、こんな時季だからこそ、何か全員でワイワイガヤガヤと最後の思い出になるようなことをさせてあげたいなあ。何がいいかな?鍋もいいけど、せっかくだから、皆で協力できるものがいい。

     ペッタンペッタン、アツアツをハフハフの餅つきがいいかな?もうすぐ正月だしね(笑)。


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