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    異質。 

     まじに。直らない。風邪~。


     実相寺昭雄監督が死んだ。69歳。胃がん。合掌。

     この人が撮る「ウルトラマン」は異質だったことで有名だ。時間切れで帰ってしまうウルトラマンに、ちゃぶ台を挟んで怪獣と議論するウルトラセブン等。怪獣も変。ただ、ただ重い怪獣スカイドン(ウルトラマンは投げようとして潰されてしまう)、星に帰りたいと泣くシーボーズ等。確か、人間が変異したジャミラもこの人の作品だったはず(ウルトラマンは元・人間を殺せるのか?という深いテーマだった)。あまりに異質すぎて、オンエアされなかった作品も多く、「アイツは子どもの夢を壊す」とスタッフから酷評を受けたという。

     でも。実相寺ウルトラマンは人気が高かった。大人にも子どもにも。

     後年、ウルトラマンシリーズが「ティガ」で復活した時も実相寺監督は2本撮っている。この時は「あいつは変」ではなく「鬼才」と認知され、請われてメガホンを取った。徹底したナゾカケと映像美で異次元風の世界をキレーに纏めていた。当時、幼稚園生の息子と観たことを覚えている。

     僕は。思う。サッカー指導で、あまりにマニュアルや定説に捕らわれて、もしかしてスゴイ才能を潰してしまっていないか?その子ならではの感性とアイディアを僕のモノサシに合わないからと矯正してしまってないか?例えば、ゴールと逆にドリブルを始める子に「なぜ、そっちに行く?」という自分がいる。あえて狭いコースに入っていく子に「なぜ、狭い方に行く?」という自分がいる。

     もしかしたら。子どもの方が正しいのではないか?

     自分ならではの表現、プレーを伸び伸びとやらせなければ、鬼の才能「鬼才」は育たない。凡人が凡人の発想で鬼才をいじっでは、いけないのだ。温かく見守るだけでいい。明日から12月。後、4カ月となった小学生の時間。それぞれの鬼才能を自由に発揮できる環境を作ってあげたいなぁ。

     まずは。鬼平サッカーチームとでも名前を変えるか?(笑)

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