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    「鴻鵠いずくんぞ燕雀の現状を知らん」 

    風邪ひいて直らない。ゴホッ。


     長女が学校から帰って来て、「お手紙~っ」と1枚の紙を出した。裏表に何か書いてある。表には「未来のある君たちへ」。裏には「お父さん、お母さん、ご家族の皆さん、学校や塾の先生、スポーツ指導者、地域のみなさんへ」。両面とも文末には署名がデンと、かなり目立って書いてある。

     「文部科学大臣 伊吹文明」。

     折りしも、ニュースで、教育再生会議がまとめる「いじめ」緊急提言に、「いじめをした子」の出席停止盛り込まないことが決まった…替わりに個別指導・別室教育・社会貢献が盛り込まれる…と流れたばかり。

    ん~。なんだかなあ…。そもそも。教育再生会議とは何ぞや?気になる面子をインターネットで調べてみた。

     浅利慶太(劇団四季代表・演出家)、池田守男(株式会社資生堂相談役)、海老名香葉子(エッセイスト)、小野元之(独立行政法人日本学術振興会理事長)、陰山英男(立命館大学大学教育開発・支援センター教授、立命館小学校副校長)、葛西敬之(東海旅客鉄道株式会社代表取締役会長)、門川大作(京都市教育委員会教育長)、川勝平太(国際日本文化研究センター教授)、小谷実可子(スポーツコメンテーター)、小宮山 宏(東京大学総長)、品川裕香(教育ジャーナリスト)、白石真澄(東洋大学経済学部教授)、張 富士夫(トヨタ自動車株式会社会長)、中嶋嶺雄(国際教養大学理事長・学長)、野依良治(独立行政法人理化学研究所理事長)、義家弘介(横浜市教育委員会教育委員、東北福祉大学特任講師)、渡邉美樹(ワタミ株式会社代表取締役社長・CEO、学校法人郁文館夢学園理事長)。

     いやあ、ソウソウたるメンバーだ。読んでいるだけで疲れる(苦笑)。

     僕は、劇団四季の美女と野獣を見て涙をしたし、シャンプーは資生堂MILDシャンプー使っているし、林家三平も林家正蔵も海老名家一門大好きだし、旧・文部省の事務次官まで上り詰めるのはスゲェ!と思うし、立命館はイトコの出た大学だし、東海道新幹線カッコイイと思うし、京都は日本の誇りだと思っているし(オイ、考えてみたら文部科学大臣は京都選出だぞ?マズクないか?)、比較経済論は素晴らしい学問だと思うし、シンクロ銅メダルには感動したし、トーダイはヤッパ日本一の学校だと思うし、少子化は重要な問題だと思うし、「いつかはクラウン」に乗りたいと思うし、松本深志高校卒・東京外語大卒・東大大学院卒・外務省の中国スペシャリストは尊敬できるし、ノーベル化学賞には感激したし、ヤンキー先生のドラマ見ていたし、何といっても和民にはよく飲みに行くし…。

     だ、けれども。

     唯一、品川裕香さんだけはピッタリ!って感じだけど。他の方々は、イジメ(ここから、あえてカタカナで書く)問題解決にふさわしい人たちだろうか?もちろん、日本を代表する各界の著名人だから教育に対しても一家言ある人たちなのだろうけど。あえて弁護をするとすれば、元々、イジメ問題だけを討議する場じゃなかったから仕方ないといえば仕方ないけど。。。

     なんだかな~。

     いつも思うのだが、何の問題にしても、この「有識者会議」ってのは何か意味があるのだろうか?燕雀(えんじゃく)で起きている問題を鴻鵠(こうこく)が話をして、「おいおい、そりゃないだろう?」と言うと、「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らん」(簡単に言うと、『小物には大物の大きな志はわからない』の意)と逃げられちゃうし。

     イジメって、絶対にいけないことだけど。意外と表裏一体よ?イジメている側が明日から逆に回ることもあるし。その逆もあるし。そんな「今の子どもの気持ち」「教育現場の現状」「日本の未来」を三位一体で考えられる現場有識者に預けたいけど。あえて、雀の代表として発言すると。

     今のままでは、知名度イマイチ派閥のPRに問題を使われている気がしてならないんだよなぁ~。解決しなきゃならない、もしくは根本から考え直さねばならない問題だからこそ、普段から子どもに接している人を起用するのが名総理・名文部大臣への道ですよ~、アベさん、イブキさん。

     個人的には。イジメる側も、イジメられる側も「心が弱い」ことが一番の問題だ!と思うのだけど。やっぱ、大人が怒るのではなく、もっと「叱らなきゃ」。毅然とした態度で。親だけでなく周りの大人が見て見ぬふりを絶対にせずに鍛えてあげなきゃいけない気がする。大人が強くなれば、子どもも強くなっていくはず~。

     いかん。今回はサッカーの話にどうしてもならなかった(苦笑)。

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