2006.11.21 Tue
注意1秒。

今日はホーム小学校のマラソン大会があった。僕は火曜日休みなので、見学ができたというわけ。我がチームの子は軒並み、昨年より順位をあげた。別に順位を上げたこと自体がいい!というわけではない。目標を持って臨み、それを実現したことをホメてあげたい。
みんな、よく頑張った!
特にKクンは根性の走りを見せた。土日かのフットサル大会の時から、「背中が重い」と言っていたKクン。昨日、月曜日は立つのもつらく、学校へはお母さんが車で送迎したらしい。その話は知っていた。でも、スタートラインにKクンは並んでいた。マラソン大会は学校の行事であって、サッカーの行事ではないから、出る・出ないは各家庭の判断となる。「大丈夫か?」と思ってみていたが。。。
大丈夫ではなかった。はじめから、腰を抑えて走っていた。ゴール後、立てなくなりタンカで運ばれた。心配になって、あとからママに電話をしたら、「医者からは、休めば大丈夫と言われた」とのこと。ホント、よかった。順位?なんと4位。万全の体調だったらトップ争いをしたに違いない。
アキレス腱痛のHクンに、ヒザ痛の息子も出た。両名とも近所の整形外科からは「大丈夫でしょう」との診断を貰って、その上で各家庭で本人と話し合い、「大丈夫」というので出した格好だ。結果、Hクンは9位。前年より大幅に順位を上げた。息子は去年より2つ順位を落として5位。まあ、上出来だろう。両名とも痛い足を引きずってよく頑張った。
しかし、家に帰ってきた息子の様子が明らかにおかしい。「痛くて、歩くのもツライ」という。スタート後から激痛が走り、何度も何度も「止まろう。誰も責めはしない、思ったけど、次の角まで次の角までと思ったらゴールできた」という(後で聞いた話だが腰痛のKクンも全く同じやり方でゴールしていた)。さすがに尋常ではないのでA市中央病院の整形外科に連れて行った。
A市中央病院の整形外科長・O先生はJクラブのチームドクターも務めている。診察室に入ると、Jクラブのポスターがデンと貼ってあり、ベタベタと選手のサインも飾ってある。当然、人気の高い先生なので予約ナシではかかることができない。でも、他の先生もその流れを汲んでいるわけだから。ヤバイと思った時は、この病院に限るというわけだ。
若い先生が見てくれた。「う~ん」と唸り、続けた。「ヒザのお皿と関節の間にある軟骨がケズれて損傷してますね。大人はダメですけど、子どもは再生します。2週間は安静ですね。階段も使わない方がいい」とのこと。「土曜日にセレクションがあるんですけど」と息子が泣きそうに言うと、「土曜だけだよ!?」と言って先生はブッ太い関節注射を打ってくれた。そして、一言。
「一流になりたいんだったら。ここはガマン。休むのも練習だぜ!?」
そうなんだよなぁ~。どうしても、自分の子だと厳しくなってしまう。KクンやHクンには「大丈夫か?」と思ったけど、息子に対しては「行けっ」と言っていた自分がいる。まあ、これはK家もH家も同じなんだが。。。
近所の医者じゃなく、最初から中央病院に行っておけばよかった。
サッカーのことなら、僕らコーチが止めるけど。学校のことは家庭が判断しなくてはいけない。皆さん、注意しましょう。曖昧な判断が「一生」に繋がることもあるのだから。
支払いと薬局で待っている間に。「夕ご飯は何が食べたい?」と聞くと「餃子が食べたいけど。今からムリでしょ?」。お前がムリして頑張ったのだから。餃子程度でお母さんがイヤがるはずないだろう?嫁に電話しリクエストを伝える。
家に帰ると焼きたての100個の餃子が待っていた。さあ、モリモリ食べて、治そうぜ!
- [2006/11/21 22:25]
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