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    すでに逆指名! 

    日が暮れるのが早くなったなあ。


     最近、火曜日の出勤の友は「週間サッカーダイジェスト」と決まっている。僕は今まで、この手の日本国内情報サッカー雑誌はホトンド読んでいなかったのだが、ある日あまりにも暇なので買ったら、面白くて、それ以来、病みつきになってしまった。

     面白い点を幾つかあげよう。

    ①雑誌自体が「ビジョン」(この場合、コンセプトよりビジョンだろう)を持っている。
    ②サッカー界のトレンドをキチンと捉え分析している。
    ③編集長、編集者が文章が巧い。
     
     まあ、①に関しては、他の競合誌も持っているだろうけど、僕の感性に合うといった方がいいかもしれない。③に関しては、フツーあまりあり得ない話だからビックリしているのだ。雑誌の編集者とは「編集」をする人であって文章を書く人ではない。よく女子大生が「文章を書くのが好きだから、雑誌社に勤めたいっ!」と言うが、これは大間違い。んなことを言った瞬間に、「不合格」が決定する(苦笑)。書きたい人は記者かライターになってください~、雑誌社はそれを纏めて本にする所です~ということになる。だから、フツーは編集者が書くとヘタが相場なんだけど(直すのは巧い)…。この雑誌は例外。みなさん、巧い。思わず唸るほどに。スゴイと思う。

     で。一番が②の理由。育成に関しても、Jリーグの下部組織のスカウトにしても、高校とユースの違いのトレンドにしても。非常に細かく取材し、論点を明確にして原稿を載せている。毎回、非常に楽しく読める。

     今週号でいうと。巻頭で「プロ1、2年目の育成問題」というオピニオンページがある。それこそ、今週は編集者が書いている。巧いんだよな~。おっと。話を戻す。「○年に1人の逸材」「和製○○○」と騒がれてJリーグに入った選手がわりと活躍できない理由を書いている。簡単に言うと試合がないから!だという。サテライトって年間6~8試合くらいしかない。しかも、それを多人数でやるわけだから「前半のみ」とか「10分のみ」とかしか出られない。これじゃいかん!と神戸ではU21チームを立ち上げたとのこと。結論としては、「漏れのない選手育成を行うべき」になっている。

     ん~。プロになりゃいいってもんじゃないのだなあ~。

     で、中のモノクロページ「大学サッカーレポート」では“復権の兆し”を特集している。まあ、簡単に言うと大学出身選手が脚光を再び浴びているとのこと。中村憲、中村直志にしても、山岸にしても羽生も巻も坪井も、み~んな大卒だ。そういえば、今日U-21代表に流通経済大の鎌田クンも選出された(まあ、FC東京育ちで柏の特別指定選手だけど)。高卒即プロになれずに大学に行った選手が育っているということ。理由は、これも簡単。「試合をたくさんやっているから」。

     ん~。リンクしているなあ。ますますプロになりゃいいってもんじゃないんだなあ~。

     サッカーダイジェスト、なかなか鋭いでしょ?(笑)

     ただ、勘違いしちゃいけないのは、この手の大卒プレーヤーは「サッカーで大学に行っているパターン」が多いということだ。勉強がデキルからではなく、準プロみたいな入学の仕方をしているのも、また現実。これはサスガに書いていなかった。ムリなのか?一般入試組では。そもそも一般入試組は体育会にも入れないのかも?どうなんだろう?知りたいところだ…。

     まあ、10年後は、また状況が変わっているのだろうけど。「通産省を蹴って、Jに入団!」なんて選手を見てみたい!とは思う。

     息子?絶対にムリ。「指導者として我がチームに再入団」が一番いい(笑)。


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