2005.06.02 Thu
ケンカっち!

「たまごっち」が再びブームである。小学生以下の女の子たちが、ブームの主役。ウチのMコーチは娘のために先週、隣の隣の市まで出かけてコイツを買ってきたらしい。我が家にも、ちゃ~んと二人の娘に一つづつ、「たまごっち」が与えられている。
2005年の「たまごっち」は、凄く進化している。ケータイと通信が可能で、それによって手に入るアイテムがあったり、「ヨーカドー」・「トイザらス」等には「でかたまごっち」という「親玉」みたいなのがあって、ここでしか手に入らないアイテムがあったりする。更に、「なまはげっち」(東北限定)・「しゃちほこっち」(中部限定)等の地域限定アイテムがあったりして、世のお父さん達は「出張」に行く度に、地方のおもちゃ屋で「でかたまごっち」探しををしなくてはならない使命を負わされているそうだ。
ここまで複雑になってくると当然、「攻略本」が存在するのだが。おそらく世の「たまごっち」の数とほぼ同数の「本」が売れていると想像できる。しかし、ウチには1冊しかない。
今朝、けたたましい二人の娘のケンカの声が僕を目覚めさせた。時計を見る。朝6時50分。「マジかよ~」と思いながら、居間に行くと。この1冊を巡って壮絶なバトルが繰り広げられていた(笑)。「おいおい、もう1冊買ってあげなよ~。幾らもしないっしょ?」と嫁に苦情を言ったら、「わざと1冊しか買ってない!」と返事が返ってきた。
嫁、いわく。「一つのモノを二人で使う事が大事。譲り合ったり、自己主張したり。ケンカだって望むところ。どんどんやれ!って感じ。そうやって姉妹が成長していくのよん!なんでも与えればいいってものじゃないでしょ!」。
なるほど~。母は考えているのね~。エライっち!
先日の試合終了後。A君とB君が大ゲンカしていた。「なんで、あそこでパス出さないんだよ~!完全フリーで1点ものだぜっ!」。「行ける!と思ったからに決まってんじゃん!オマエ、トラップ下手だし。ミスるかもしれないだろ!」。「何だと!」。いやあ~、凄くいい傾向(笑)。もっとヤレ!もっとヤレ!って感じ。まあ、取っ組み合いになっても困るから一言だけ、コーチとして言わせて貰った。
「いいねえ!もっとケンカしろ。ただし、『勝つため』にどうしたらいいか?ってお互いに考えて、ケンカしてね!次にどうしたらいいか?も含めて。答えを聞かせてね~」。
自分たちで考えて、ぶつかりあって、ケンカしながらチームが成長していく。大人が何でも口出せばいいってものではない。コーチは外野。プレーをするのは子供達。子供の気持ち・目的は、ただ一つ「勝ちたい!」なのだから。ケンカしながら、自分たちだけで答えを見つけられるようになったらホンモノ。それが、本当のチームワークだぜい!
「ツヨイっち」になるために!
チームはチームとして、それでいいのだが。家で娘達のケンカを見ているのはヒジョーに「ツライっち」なので。。。もう1冊を買ってしまいそうな僕がいる(笑)。許せ、「ママっち」。。。「ムスメっち」には甘いモノなのだ、「オヤジっち」は。
- [2005/06/02 22:26]
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