FC2ブログ

    イチファンの感想。 

    のち 異常に暑かった。


     今日は、A市トレセン主催の「トレセン交流大会 予選」が行われた。トレセンメンバー以外の11期生の面々にはたいへん申し訳ないのだが、練習を休みにした。たまには、イチ父兄として久々に子どものサッカーを見てみたかったから(もちろん、大会運営のお手伝いはしたけれど)。みんな、ゴメンなあ。

     当たり前のことなのだが、トレセンは「勝つための組織」ではない。まあ、簡単に言えば、ある基準を満たしながら、「何か」に「今の時点で」秀でた子どもの集まりといった定義が正しいだろうか。その何か?はサッカーに関わることならば何でもいい。精度、スピード、キック力、上手さ、フィジカル、判断力、声の大きさ、突出はしていなくても平均点が高いとか…(とりあえず、A市は!である。他地域はわからない)。だから、この組織で「勝つ!」のは非常に難しい。何より、ポジション別の選考を一切していないのだ。ここが「勝つための組織」FCU地区とは決定的に違う。
     
     そういう集まりの「勝とう!」とする大会だから、これは見ていて面白い。普段、バックなんてやったことない子がバックをやったり、右側しかやったことのない子が左を任されたりする。さらに言うと、A市の技術委員長はポジションを固定しない。そりゃそうだ、育成が目標なのだから。多少、慣れてきても今度は、コッチヘ…。子ども達は四苦八苦の連続。しかも、相手も一定以上の力を持った集団だから、これに対処するのはかなりタイヘンだといっていい。ただ見ている立場としては「新しい発見」の連続。「おおっ!あの子、意外とコッチの方がいいんじゃない?」、「あいつ、守備に回ると闘わないなあ」。無責任な立場で「行け~っ!」と叫びながら、その面白さを堪能させてもらった。

     んで、 「勝つことを目的にしていない集団の勝つためのサッカー」を見ていたら、逆に「勝つためには何が必要か?」が見えてきた。勝つためには…


    1.リーダーの心の強さ勝負
     
     全員がムチャクチャ上手いが精神的なリーダーがいないチームと、一人一人は多少見劣りがするがこの存在がいるチームでは後者の方が「いいチーム」である。前者は一人が心が折れ始めると全員にそれが伝染し、途端に動きが鈍くなる。後者は、リーダーが強ければ強いほど全員のモチベーションは落ちない。だから、勝ち負けはリーダーの心の強さにある程度は比例するといっていい。

    2.攻撃力よりも守備力が必要

     トレセンの性格上、守備のハートを持った子どもが少ないことも関係してくるが、こういうチームは少ない。しかし、キーパーも含め、屈強なディフェンスを持ったチームは、まず「負けない」。一人のエースでは、まずカラダを張った3~4人の守備力が高いチームは突破することはできない。なるほど、イタリアが強いわけだぁ~。

    3.以上のことを満たした上で絶対的なエースがいると限りなく勝つ可能性が高い

     いないよりはいたほうがいい。ただし、上の2点に比べれば、その重要度は低い。僕が見た限り(好みがダイブ入るが)、絶対的なエース!という力を持った子は、やはり少ない。この手の子どもを天狗になることなく育てることがどんなに大変か?判る気がする。。。ちなみに残念ながらA市の6年生には、誰一人いない。5年には1人いた。
     
     こんな感じかなあ。「勝ちたい」チームを作りたい人は、ぜひご参考に。まあ、あまりにも当たり前のことしか書いてないじゃん!と思わずに実行してみれば、その「当たり前」度に驚くと思います(笑)。

     我がチームは…。まず、1人一人がうまくならないとね(笑)。ポジションは今まで通り、トレセン並に入れ替えるし。「勝ち負け」にはこだわるけれど「勝ち」にはこだわらないから。

    この先は、まだまだ無限大!



    コメント

    コメントの投稿















    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    https://halusaka.jp/tb.php/309-b9353917